2018 FIFAワールドカップ Russia (2)

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Index of Group Leagues (2)

  1. ポルトガル1-0モロッコ (B)
  2. デンマーク1-1オーストラリア (C)
  3. ブラジル2-0コスタリカ (E)
  4. 韓国1-2メキシコ (F)
  5. イングランド6-1パナマ (G)
  6. 日本2-2セネガル (H)

ポルトガル1-0モロッコ

グループB/2018年6月20日(水)/ルジニキ・スタジアム(モスクワ)/テレビ朝日

 グループリーグも二回戦に突入。まず最初の試合はスペインと壮絶なドロー・ゲームを繰り広げたポルトガル。
 対するはモロッコで、ずいぶんとマイナーな印象だなと思ったら、W杯出場はフランス大会以来20年ぶりらしい。
 でもこのモロッコがよかった。エジプトと同じように、海をはさんでヨーロッパと隣接しているせいか、アフリカのチームでありながら、どちらかというとヨーロッパのチームに近い印象がある。とくべつ誰が目立っているというわけでもないけれど、パスワークが滑らかでとても好印象。
 序盤から積極的に仕掛けて、ポルトガルのバイタル・エリアに侵入してゆくので、こりゃポルトガルもてこずるんじゃないの?──と思った僕の予想は、あいかわらずあっという間にはずれる。
 開始わずか4分にセットプレーからクリスティアーノ・ロナウドが豪快にダイビング・ヘディングを決めてポルトガルが先制。ポルトガルは最初のチャンスをそつなくものにした印象だった。
 あまりに早くC・ロナウドのゴールが決まったので、やはりこの試合でもハットトリック決めちゃうんじゃないかと思ったんだけれど、この予想もはずれ(totoは買わない方がいい)。ポルトガルの攻撃はこの1点で打ち止めとなった。
 でもほんとモロッコはがんばった。最終的にシュート数ほかのすべてのスタッツでポルトガルを大きく上まわったんじゃないだろうか。負けたのは唯一ゴール数だけ──そんな試合だったように思う。
 モロッコ、とてもいいチームだったから、もうちょっと見てみたかったけど、この黒星でグループリーグ敗退一番乗りが決まってしまったらしい。残念。
 でもまぁ、このグループはポルトガルとスペインが一緒にいる時点で、あとの2チームには酷ですからね。イランもよくぞモロッコに勝ったもんだと思う。
(Jun 21, 2018)

デンマーク1-1オーストラリア

グループC/2018年6月21日(木)/サマーラ・アリーナ/フジテレビ

 初戦に負けてあとがないオーストラリア。二試合目の対戦相手はデンマークだというので、体格的には似たものどうしだろうし、けっこういい勝負になるんじゃないかと思っていたら、開始わずか7分でいきなりの失点。自陣の守備から攻撃に出ようとしたところでボールを奪われてショート・カウンターを食らい、デンマークのみごとな連携から10番エリクセンに豪快なボレー・シュートを決められてしまう。
 あちゃー、やっぱ体格的には同等であっても、アジアとヨーロッパのレベルの差がここで出ちゃうのか──と思ったんでしたが。でもそこはW杯という大舞台。オーストラリアもそのままやられっぱなしではいない。
 前半も残り少ない時間に、デンマークのゴール前でのセットプレーのあと、ボールがオーストラリアのサイドに運ばれたところでレフェリーが試合を止めたと思ったら、両手で宙に四角を描く例のジェスチャー。きたっ、ビデオ・アシスタント・レフェリーだ!
 ビデオでリプレイを見たところ、オーストラリア側のヘディング・シュートがデンマークの選手の手にあたっているのが映っていた。ということで、オーストラリアにPKが与えられる。
 このPKを今大会一(推定)の髭男、キャプテンの15番ジェディナクが決めて、前半は1-1で終了。フランス戦ではVARに泣かされたオーストラリアが、今度はVARに助けられた。江戸の仇を長崎で討つ、みたいな(ちょっと違う)。
 なんでもこのPK、与えた方の選手は前の試合でも同じくVARでPKを取られているんだそうだ。二試合連続でのPK献上は大会記録だとかなんとか。お気の毒さま。
 後半はオーストラリアが優勢だったように思う。でも最後まで決定力を欠いて、結局そのまあスコアは動かずに試合終了の笛を聞くことになった。
 オーストラリアは勝ち点1でかろうじて決勝トーナメント進出の可能性を残したけれど、デンマークは最終戦でフランスと引き分けでも勝ち抜け決定だから、状況はきわめて不利。どうやら今大会のオーストラリアを観るのもこれが最後になりそうな……。
 この試合でもっとも印象的だった選手は、オージーでは7番のレッキー、デンマークは23番のシスト。後者は白人の巨漢がほとんどのデンマークには珍しい小柄な黒人選手で、その俊敏な動きが目を引いた。
 リッキーはプレミア、シストはリーガ・エスパニョーラでプレーしているそうで、調べてみれば、そのほかにも両軍ともに欧州リーグ所属の選手がわんさといる。
 そんな中にあって、オージーのワントップを務めていた11番のナバウトは浦和レッズ所属だという。
 え、レッズにそんな選手いたっけ?──と思って調べたら、どうも今年になって移籍してきた選手で、いまだJ1では6試合のみの出場でノーゴール。なぜそんなレッズのサブの選手がオーストラリアのワントップ?
 ──ってまぁ、そのナバウトさん、さすがにスタメンに選ばれるだけあって、プレーはよかったですけどね。でも後半途中で肩を痛めて交替してしまったので、おそらく次の試合は難しいんじゃないだろうか。なにかと気の毒な人の多い試合だった。
 とりあえずイニエスタともども、W杯帰りのJリーガーとして、ナバウトのプレーをJ1で観られるのを楽しみにしてます。
(Jun 22, 2018)

ブラジル2-0コスタリカ

グループE/2018年6月22日(金)/サンクトペテルブルク・スタジアム/テレビ朝日

 初戦でスイスと1-1で引き分けたブラジルが二度目の登場。
 前日にアルゼンチンが0-3でクロアチアに負けるという衝撃的な試合があったけれど、ブラジルの場合は相手がコスタリカだから、さすがに楽勝だろうと思っていたら、そうでもなかった。
 なんたってコスタリカは前大会でベスト8だという。え、そうだったっけ? と思って調べてみたら、なるほど、GKナバスを中心とした堅守のチームで、ナバスが三試合連続でMOMを獲得したとかなんとか。
 で、今回もそのナバスさんは健在。この人、前大会のあとで(その活躍が認められて?)レアル・マドリードに移籍して、いまだにあのクラブの正GKなんすね。一昨年クラブW杯でアントラーズがレアルと対戦したときにもゴール守ってんじゃん。ぜんぜん認識してなかった。駄目すぎる。
 まぁ、なんにしろ、そんなわけでこの試合もブラジルの攻撃をコスタリカが徹底的に守り抜くという構図になった。たまに繰り出すコスタリカのカウンターにもけっこう迫力はあったけれど、最終的なシュート数はブラジルの23に対して、コスタリカ4(うち枠内0)っていうんだから、どれだけ一方的な試合だったのはあきらかだ。
 シュート数4という数字だけ見れば、コスタリカは初戦の韓国よりもひどい。でも観ていてもちっとも退屈じゃないどころか、すごくスリリングな試合だったところがすごい。やっぱ最強のサッカー王国相手に90分間をスコアレスでしのげば、それだけである種のエンターテイメントたりうるんだなと感心してしまった。
 そうそう、この試合では一度は下されたネイマールに対するPKの判定が、VARによって取り消されるという珍事があった。これまでのVARはすべて見逃されたファールをあとから指摘するパターンだったから、主審の下したPKの判定が逆にVARによって取り消されることがあるとは思わなかった。
 VARは変なタイミングでプレーが切れるのが嫌なんだけれど、でも結果としてフェアな判定が得られるのならば、やっぱあってしかるべきなのかなと思いました。
 この試合で引き分けるときびしい状況になるブラジルだったけれど、そこはさすがに王者の貫録というか。アディショナル・タイム6分(長すぎない?)に入ってすぐに11番のコウチーニョが二戦連続となるゴールを決めて勝ち越し。で、表示時間をオーバーしたあとでネイマールが追加点(なぜあんなに長い)。ブラジルにとっては苦しい試合だったと思うけれど、スコアだけ見れば2-0という快勝に終わった。
 試合後にはネイマールがうずくまって泣き崩れていた。ブラジルがグループ・リーグでコスタリカに勝ってネイマールが泣くなんて、世界中の誰ひとり思うまい。それくらい王国のエースとしての重圧ははんぱじゃないってことなんだろう。僕ら凡人には未知の領域だ(でもって、あれが嘘泣きだって批判があるのにもびっくりだ)。
(Jun 23, 2018)

韓国1-2メキシコ

グループF/2018年6月23日(土)/ロストフ・アリーナ(ロストフ・ナ・ドヌ)/テレビ朝日

 この日の夕方からエレカシの野音があって──例年は秋なのに、なぜ今年にかぎってW杯中に前倒しするかな──帰宅後に酒を飲んでいたら試合時間になってしまったせいで、まったく集中できなかった韓国の2試合目。対戦相手は初戦でドイツを破ったメキシコ。
 ちゃんと観てないので詳しいことは書けないけれど、韓国の出来はスウェーデン戦よりはましだったと思う。でも前半のうちに痛恨のハンドでPKを与えて失点してしまい、後半にもカウンターから追加点を奪われて万事休す。最後にソン・フンミンがみごとなミドル・シュートを決めて一矢を報いたけれど、反撃もそこまでだった。
 試合内容については、僕は上の空だったので気がつかなかったけれど、試合後にネットの反応を見ていたら、やたらとファールが多かったという意見が目についたので、FIFAの公式サイトで調べてみたら、なるほどだった。
 ここまでの2試合トータルでの韓国のファール数47は、現時点で今大会一。まだ日本のほか1試合しか消化していない国があるから、暫定1位ではあるけれど、これまでのファール数からすると、少なくても2試合を終えた時点で韓国を超える国はまず出てこないだろう。ちなみに日本の初戦は9個だから、その差は歴然だ。
 韓国は3戦目で決勝トーナメント進出を賭けて本気のドイツと対戦することになるので、否が応でもファールが増えるだろうから、このままグループリーグでもっともファールが多かった国という不名誉な記録を残す可能性大とみた(2位のモロッコとは僅差なので、もしかしたら逆転を許すことはあるかもしれない)。
 2連敗したにもかかわらず、かろうじて決勝トーナメント進出の可能性は残っているけれど、それにはドイツに2点差以上で勝つことが必須条件だから、難易度は史上最高レベルだし。なんか踏んだり蹴ったりだな、今回の韓国。日本代表が予想外の活躍をみせているのとはじつに対照的だ。お気の毒さま。
(Jun 24, 2018)

イングランド6-1パナマ

グループG/2018年6月24日(日)/ニジニ・ノヴゴロド・スタジアム/NHK総合

 日本対セネガル戦のひとつまえに行われたグループGの二試合目、イングランド対パナマ戦。
 これまでに観た中でもっとも実力差のはっきりした大味な試合だったと思う。
 なんたってパナマ、ディフェンスゆるすぎ。イングランドの5番ストーンズにセットプレーからヘディングで先制点を許したシーンはみごとにマークを外されていたし、そのあとペナルティ・エリアで相手を倒してPKを与えたシーンでも、あまりにファールがお粗末すぎた。
 さらには7番リンガードに綺麗なミドルを決められ、セットプレーから再びストーンズにこぼれ球を決められて、あっという間に4失点。
 前半のロスタイムには、セットプレーの守備から2個目のPKを与えてしまうけれど、その場面なんて同時にイングランドの選手がふたりも倒されていて、どっちがファールだったのか、わからなかったくらいだ。
 というわけで、前半だけで5-0。こりゃ最終的にどうなっちゃうんだと思ったら、後半はさすがに点差が開いたので、イングランドが無理をせずに引き気味の省エネモードになったため、わずか1失点だけで済んだ。
 で、それだけ点差をつけられても、反撃で1点を奪うと、スタンドのパナマ・サポーターは大喜び。あぁ、W杯って初出場だと、たとえ負けていてもゴールひとつでここまで熱狂できる舞台なんだなぁと、ちょっとばかり感心した。過去にたいした成績を残してもいないのに、最近は出てあたり前と思っている僕らのなんと傲慢なことか。初心忘るべからず。反省しなきゃいけない。
 この試合でイングランドの9番ケインは、PK2本と最後のゴール──味方が打ったシュートがうしろから踵にあたって偶然のループシュートになったごっつぁんゴールだった──でハットトリックを達成。前のチュニジア戦でも2ゴールをあげているということで、通算5ゴールでクリスティアーノ・ロナウドとベルギーのルカクをおさえて得点王争いの首位に立った。なんかちょっとずるい気がするけど、まぁ運も実力のうちというからねぇ。
 ということで、2試合連続勝利のイングランドは勝ち点6でさっさとグループリーグ突破が決定。同じグループGではベルギーも前日にチュニジアを5-2で破って決勝トーナメント進出を決めている(ベルギー、もしかして今大会最強?)。グループAでもすでにロシアとウルグアイが突破を決めているけれど、あそこはロシアがダークホースだったから、このグループBほどの実力差は感じなかった。いろいろ波乱が多いので、ここまで強いとこが順当に勝つと、かえって気持ちいい。
 イングランドとベルギーがグループ1位をかけて戦う最終戦、どっちが強いのか興味があるけれど、日本戦のあと、深夜3時からの試合だからなぁ。観たら次の日に仕事にゆける気がしない。
 それにしても、アメリカがこのパナマに後塵を拝してW杯出場を逃したというのは、ちょっとばかり信じがたいな。
(Jun 25, 2018)

日本2-2セネガル

グループH/2018年6月24日(日)/エカテリンブルク・アリーナ/BS1

 連勝すればグループリーグ突破が決まるはずだった日本代表の2試合目、セネガルとの対戦は残念ながらドローに終わった。
 でもまぁ、ここでの勝ち点1のおかげで第三戦にドローでも決勝トーナメントが決まるという前向きな引き分けだから、結果オーライ。あと勝ち点を1だけ稼げばグループGのイングランドかベルギーと対戦できる。それを励みに次のポーランド戦もいい試合をして欲しい。
 ということで、西野さんが選んだこの日のスタメンは前の試合とまったく一緒。「勝ってるチームはいじるな」がサッカー界のスタンダードだから、まぁよし。個人的には初戦でミスした川島を替えて欲しいところなんだけれど──。
 とか思っていたら、この試合でも川島のミスで失点を許してしまう。まぁ、最初にミスしたのは原口で、右サイドからのクロスが流れてきたところを無理な体勢からヘディングでクリアしようとして、相手ボールにしてしまい、そこからのシュートを打たれて、川島がパンチングで止めたら、その跳ね返りが目の前まで詰めてきていたセネガルのエース、10番のマネの膝にあたって日本のゴールに飛び込んでしまうという……。
 あぁ、なんて「日本代表あるある」な失点……。これまでにも何度こんなゴールを見せられたことか……。
 原口は無理につなごうとしないでゴールラインの外に出すべきだったし(そもそも触らなきゃ勝手にゴールライン割ってたんじゃ?)、川島もあそこはパンチングじゃなくキャッチングでしょう? あぁ、まったく、なにやってんだか。ミスが一度にふたつも重なれば、そりゃ失点しても当然。
 でもまぁ、そんな恥ずかしい失点だったけれど、比較的早い時間帯だったのが幸いだった。前大会のコートジボワール戦のように、後半途中までしのいだあげくの失点だとダメージがでかいけれど、この日のように前半わずか11分とかなら、挽回のチャンスはまだまだある。今回の代表は事前の親善試合で負けまくったために、打たれ強くなっている感もある(1点くらいは取られて当然な)。
 果たしてそんな日本代表が同点に追いつくのは時間の問題だった。
 前半34分、柴崎からの左サイドへのロングフィードを長友がナイス・トラップ(決して長くない脚をよくぞ伸ばした!)、マークについた相手2枚をかわして、斜めに入ってきた乾とパス交換。で、乾は得意の角度から狙いすましたシュートをどーんとファーサイドに突き刺した。
 やたっ、同点! 柴崎のパス、長友のトラップ、乾のシュートとすべてが噛みあった素晴らしい同点ゴールだった。
 同点になってからはけっこういい試合運びができていたと思うんだけれど、後半に入って柴崎の見事なクロスを大迫が空振りしたり(なぜだ!?)、乾の2本目の美麗なシュートがバーをたたいたりと、決定機を逃すシーンがつづいたと思ったら、好事魔多しで、そのあとにセネガルに追加点を許してしまう。
 左サイドからパスをつながれ、チェックにいった柴崎の股間を通されたボールがファーに流れたところへ、22番のワゲ(なんと19歳だって)が走り込んできた。右足の豪快なシュートが日本ゴールに突き刺さる。殊勲の乾がマークに入ったけれど、止めきれず。
 でもこの日の日本はこれでやられたりしなかった。その直後に香川OUT→本田IN、原口OUT→岡崎INと、ベテラン二人をあいついで投入したと思ったら、それからわずか5分もしないで、本田の同点ゴールが生まれる。
 右サイドからのクロスが弾かれてファーに流れたボールを乾が拾って、グラウンダーのクロスを配球。ニアで岡崎がGKと交錯して、ボールがファーに流れた先に本田がフリーで待っていた。本田にとってはあまりにごっつぁんな同点ゴール。
 本田はこれで3大会連続ゴールとのこと。また、通算4ゴールはパク・チソンやアン・ジョンファンを抜いてアジアの選手では最多らしい。すごい。やっぱ持ってる男は違う。
 このゴールのシーンで個人的にしびれたのは、一連のプレーの起点となったのが、昌子の守備だったこと。
 その場面にかぎらず、昌子はセネガルの攻撃をきっちりと受け止める一方で、落ちついたボール捌きで攻撃の起点になっていた。柴崎も試合全体を通して、日本の司令塔として大活躍。終盤には何度となく相手の攻撃の芽をつんで、そのまま日本の攻撃につなげる素晴らしい守備を見せていたし、大迫もポストプレーで抜群の存在感を発揮していた(まぁ、決定的なシュートミスはあったけど)。
 鹿島勢にかぎらず、そのほかの選手たちも文句なし。3枚目の交替カードで出てきた宇佐美もとりあえず一度だけ攻撃に絡んだし(ボールを持ちすぎてシュートまで持っていけなかったのにはがっかりだったけど)。結果こそドローに終わったけれど、交替選手まで含めて、日本代表のパフォーマンスは上出来だった。
 まぁ、正直なところ、もっとできるんじゃないかとも思うんだけれど、それでも現時点での成績はじゅうぶん称賛に値する。なにより世界じゅうの人たちがのフェアな戦いっぷりを気に入ってくれて、その試合を楽しんでくれているようなのが嬉しい。
 前大会でもこういう戦いができると思っていたのに、結局その力を見せられずに不出来なままに終わってしまって、どれだけ悔しい思いをしたことか。今回はきちんとその反省をふまえて、期待以上のサッカーを見せてくれている。ハリルホジッチの解任が正しかったかは大いに疑問だけれど、ここまでの結果をみる限りでは、西野さんをリスペクトせずいはいられない。
 でもまぁ、次の試合でポーランドに負けたら、ここまでの活躍がだいなしですからね。あとひと試合ふんばって、絶対に決勝トーナメントへの切符を勝ちとって欲しい。
 あぁ、木曜日の試合がすでに待ち遠しいぞ。
(Jun 25, 2018)