小石川近況
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2024-11-18 | 蹴 | 第29節・京都-鹿島 New! |
2024-11-16 | 本 | 『ポアロとグリーンショアの阿房宮』 |
2024-11-13 | 音 | 宮本浩次@大阪ソニックシティ 大ホール |
2024-11-11 | 蹴 | J1 第36節・鹿島-名古屋 |
2024-11-09 | 本 | 『犬物語』 |
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京都サンガFC0-0鹿島アントラーズ
J1・第29節/2024年11月17日(日)/サンガスタジアム by KYOCERA/DAZN
前節ではこのまま5位で終わったほうがいいんじゃないかとか書いてしまったけれど、3位以内に入ってACLエリートに出られるならば、それに越したことがない。
で、現在3位の町田とは最終節に直接対戦がある。現時点での勝ち点の差は5なので、この試合(8月末に中止になった第29節の振替)に勝ってその差を2に詰めておけば、最終節での逆転が可能。つまり残り3試合すべて勝ち切れば、町田を抜いて3位で終われる!
――という取らぬ狸の皮算用をしていたのに、スコアレス・ドローに終わって自力での3位確定が消滅してしまった。そんなとほほなアウェイでの京都戦。
前節で退場した優磨が出場停止だったので、この日のスタメンは優磨のかわりに名古を入れて、フォーメーションを師岡のワントップにした4-2-3-1だった。
中後体制になってからレギュラーの座を失っていた名古がひさびさに先発。名古にとっては自身の存在意義を証明する意味で重要な試合だったはずだけれども、残念ながら前半の彼はいいところなしで終わってしまう。
こりゃ前半だけで交替になっても仕方ないんじゃないかなと思ったのだけれども、後半頭から田川を投入してきた中後がかわりに下げたのは、名古ではなく仲間だった。
前半の印象だけでいえば、だんぜん仲間のほうがよかったので、この交替策は意外だった。でもこれは中後のファインプレーだったと思う。あのまま名古を下げてしまったら、彼にとってもダメージが残ってしまっただろうし、後半の名古はちゃんと鹿島の攻撃に寄与していて、前半の悪印象を払拭していた。
その他の途中出場はターレス・ブレーネル、徳田、津久井の計4人。
なんにしろ、これで中後が監督になってから4試合で3回目のスコアレス・ドロー。守備が安定しているのはいいけれど、決定力不足が課題。藤井やチャヴリッチら、攻撃に特徴がある選手をベンチから外しての結果だけに、来年へ向けてのチーム編成にも影響しそうなところが気がかりだ。
対する京都は夏場の補強で獲得したラファエル・エリアスという99番の選手が13試合で11ゴールという素晴らしい成績を残して、残留決定に貢献。彼にスタメンを奪われる形で、豊川は後半からの出場だった。
エリアスは後半になってその実力を発揮していたけれど、でも彼よりも好印象だったのが9番のマルコ・トゥーリオ。FWなのに守備にも手を抜かないその献身性がとても好印象だった。
あと、GKの太田岳志もファインセーブでMVP級の活躍だった。太田って誰よと思って調べたら、ずっとJ2でプレーしていて、去年初めてJ1でのプレー機会を得た33歳の苦労人。今年もずっとク・ソンユンの控えに甘んじていたのに、なぜだか3試合前からスタメン起用されていた。なんだか今年はこれまで名前も聞いたことがなかったGKの好プレーに阻まれてノーゴールに終わった試合が多い気がする。
まぁ、太田だけではなく、早川にもチームを救うファインセーブが二つくらいあったし、この試合はお互い打ち合いながらGKのファインセーブに救われたので、ドローという結果は順当だった気がする。
京都は前半戦は降格圏内に沈んでいたのに、的確な補強と
さて、これでいよいよJ1も佳境。全チーム残すところ2試合ずつとなり、優勝の可能性は神戸、広島、町田の3チームに絞られた。降格は鳥栖が決まり、札幌がほぼ確定的、残る一枠は新潟、柏、磐田の3チームのいずれか。
次節で神戸の優勝と、降格2チームが決まる可能性がある。さてどうなるJ1?
(Nov. 18, 2024)
ポアロとグリーンショアの阿房宮
アガサ・クリスティー/羽田詩津子・訳/クリスティー文庫/早川書房/Kindle
早川書房のクリスティー文庫に収録された、アガサ・クリスティー名義の最後の一冊。
ほかにも『アガサ・クリスティー百科事典』とか、補記的な編集物のおまけが二、三冊あるけれど、そんなものを読んでいる暇があるならば、たまりにたまった積読をどうにかすべきだと思うので、それらは当面保留。ということで、これにて僕のクリスティー読破計画はようかくコンプリートということになる。いやぁ、長かった。
この作品は2014年に未発表作品として刊行されたもの。もともとクリスティーが五十年代に地元の教会のチャリティー用に書いた中編で、のちに長編小説として書き改められて『死者のあやまち』として発表されたという。
ということで、内容はほぼ『死者のあやまち』と同じ――らしい(もうよく覚えていない)。自分の書いたその本の感想には、あまりいいことが書いてないけれど、これはそこそこおもしろかったから、どうも読んだタイミングがよくなかったんだろう。
まぁ、今作にしても文庫本にして176ページしかないのに、読み終えるのに二週間半もかかっているので、あまりちゃんと読めたわけではないんだけれども(毎日寝落ちしてばかりいたので、冒頭に収録された二本の献辞がいつまでたっても終わらず、本編に入るまで一週間以上かかった気がする)。
『マン島の黄金』でも書いたように、クリスティー文庫のKindle版には解説が収録されていないのだけれど、これは後年に発表された作品のため、原書に含まれるまえがき二本とあとがきに加えて解説がついている。おかげでクリスティー読破計画の最後の一冊として、いい感じの締めくくりになってくれた。
(Nov. 10, 2024)
宮本浩次
ソロ活動5周年記念ツアー 今、俺の行きたい場所/2024年11月1日(金)/大宮ソニックシティ 大ホール
先月のずとまよにつづき、二ヵ月連続で大宮へライヴを観にいった。
この日は宮本浩次。会場は同じ大宮ソニックシティ。
つまり僕にとっての新旧の最重要アーティストを、二ヵ月つづけて同じホールで観るという珍しい体験だったわけだ。
おかげで両者のスタンスの違いが如実だった。
豪華ステージセットに、総勢十名の大所帯バンドを擁したずとまよに対して、宮本はいつもの五人編成で、これといったステージセットなし。演出は映像だけというシンプルさ。
まぁ、シンプルなのは結構だけれど、それでチケットが一万二千円(ずとまよの1.5倍!)というのは、いささかコスパが悪すぎるのでは。ホントこのところのコンサート・チケットの高騰っぷりときたら……。
これがまだエレカシだったら、ご祝儀気分で気持ちよく出せるんだけれども、宮本のソロはいかんせん聴きたい曲が少なくて、胸が高鳴らない。
今回のツアーは『今、俺の行きたい場所』と題して、宮本が行ってみたい場所を回るという企画で、ツアーの初日が北区王子の北とぴあだったから、最初はそちらの抽選に申し込んだのだけれど、宮本の地元凱旋公演ということで、当然人気が高くて落選。だったら無理して東京で観なくてもいいかと思って諦め、二度目の抽選はこの日の大宮に申し込んで、なんとかチケットをゲットした。
まぁ、文句をいいながら高い金を払って観にゆくくらいならば、いっそ見送ってしまったほうがいいんじゃないかって気がしなくもないんだけれど、でもかれこれ三十五年のつきあいだしなぁ……。そう思うと、そうそう無碍にもできない。
ということで、そこそこのチケット争奪戦を勝ち抜け、高いチケット代を払って観てきた宮本のソロツアー。場所は若き日に出演したというライヴハウス、大宮フリークスのあった大宮。
――いやしかし。行きたい場所へ行くのならば――しかもそれが若いころの思い出の土地ならば、なおさら長年の相棒である石くんたちといってくれたらいいのに……と思わずにいられない。いま一緒に旅をしたいのは小林さんたちってことなのか……。
さて、この日のバンドはメンバーがちょっとだけ過去と違った。小林武史、名越由貴夫のお二人はいつも通りながら、ベースが須藤優で、ドラムが椎野恭一という人。帽子をかぶった、ちょっと猫背気味の姿を見て、あ、きょうのドラマーは玉田豊夢じゃないんだと思った。
椎野さん、僕は存じ上げなかったけれど、山下久美子や布袋寅泰のバックを務めたりした六十四歳のベテラン・ドラマーとのことで、なるほど、玉田豊夢よりもタイトなロックンロールって感じのビート感だった。
【SET LIST】
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ライヴは『きみに会いたい -Dance with you-』でスタート。いつもとアレンジが違っていた気がするけれど、すでに記憶がさだかでない。
主役の宮本は全身黒ずくめ。光沢のあるサテンのシャツのうえにコートを着て、中折れ帽をかぶっていた。
この日の宮本はその後に二度もお色直しをしていた。第二部では黒シャツに上下白のスーツ。でもって第三部――というか四曲だけだったのでアンコール?――では黒スーツに白シャツにネクタイという、定番スタイルに戻った。
選曲はオリジナルとカバー曲をバランスよく並べた、宮本ソロの集大成的なもの。半年前のバースデーコンサートではエレカシ・ナンバーが多かったけれど、この日はエレカシ控えめ、カバー曲多めだったこともあり、どちらかというと第二回『ロマンスの夜』の再演のようなイメージだった。
この一年はリリースがほとんどなくて、今回のツアーはなにをやるのかいまいちよくわからなかったこともあり、開演前にうちの奥さんから「きょうはロマンスの夜じゃないよね?」といわれて、「そんなわけないだろー」とか答えていたんだけれど、開けてみたら『ロマンスの夜』にきわめて近い印象だったという……。
そんなこの日のライヴで最初におー、と思ったのは、五曲目の『rain -愛だけを信じて-』(サブタイトルがこそばゆい)。
前回のぴあアリーナでは口パクを披露して「なんで?」と思わせたこの曲。この日もサビのボーカルが録音だったのだけれど、今回は宮本が自分のその声にあわせて、ファルセットや一音下の地声でコーラスを被せているのを聴いて、あぁそうなのかと思った。あれは主旋律を録音で聴かせて、コーラス部分を生で歌うという、へんてこりんなチャレンジが失敗した結果だったわけだ。なるほど、よくわかった。気分すっきり。
あと、なにげによかったのは、短めの第一部のラストが『P.S. I love you』だったこと。正直あまり愛着がない曲なので、後半の盛りあがりどころで歌われるより、序盤でさっさと歌ってくれたほうが嬉しい。――って、いささかひどい言いようだな。
まぁ、エレカシ・ファンである自分にとって、宮本ソロのいちばんの問題は、長いこと愛聴してきた膨大なエレカシ・ナンバーのライブラリーをそっちのけにして、最近の曲や好きでもない歌謡曲を聴かされてしまうことなので、エレカシを四曲のみに絞ったこの日の選曲は、いかんせん盛りあがりを欠くきらいが否めなかった。
そういやこの日の宮本は、ギターをほとんど弾かないにもかかわらず、歌うためだけにマイクスタンドを多用していたので、それが歌謡曲の多さとあいまって、なおいっそう歌謡ショーっぽい雰囲気を強めていた。
そんな中、いちばん盛りあがったのが本編の終わりのほうで演奏された、三年ぶりの『Do you remember?』。
歌謡曲多めのセットリストの中、終盤に演奏されたこの爆裂パンクナンバーは燦然と輝いていた。宮本が自らの限界に挑むようなボーカルも、その苦しげなところがむちゃくちゃ切実でカッコよかった。この曲が聴けただけでもこの日のライヴに足を運んだ甲斐があると思った。
この曲では小林さんが引っ込み、バックがギター・ベース・ドラムの三点セットになっていた。過去にも二度聴いているはずなのだけれど、じつはいままでもそうだったのかな?(だとしたら気がつかなかった) いずれにせよ、宮本の歌はこういう純然たるギターサウンドに乗っているのがいちばん好きだなぁと思いました。
小林さんといえば、この日は少なめだったMCのひとつで宮本が「小林さんはこのホールは初めてで」という話をしたときに、「このあいだの王子もすぐ近くだよね」みたいな会話があって、言外に(なんでこんな近くのマイナーな会場でつづけてライヴをやるんだか理解できない)という大御所・小林武史氏の心の声が聞こえてきそうでおかしかった。
今年唯一の新曲にしてこの日の目玉(といいつつ僕がすっかりその存在を忘れていた)『close your eyes』は第三部の一曲目に披露された。
この日、宮本が唯一ギター(アコギ)を弾いたのがこの曲で、弾き始めてワンフレーズくらいですぐに弾くのをやめたのに、その後もアコギの音が聴こえるから何事かと思ったら、名越さんが一緒にアコギ(のエフェクトをかけたエレキ?)を弾いていた。
宮本、それしか弾かないのならば、最初からギターなんか持たなければいいのにって思ってしまいました。ギターなしで歌手に専念したほうがよくない?
まぁなんにしろ、生で聴くこの新曲はなかなかよかったし、そこからマージ―ビートの『十六夜の月』を挟んで『ハレルヤ』(この日も安定のカッコよさ)、そして『冬の花』で締めという第三部(or 一回目アンコール)の展開も意外性があってよかった。
でもって、「ソロ活動5周年記念」をうたっているので、今回もラストはデビュー曲の『冬の花』だろうと思っていたから、ここで終わりではなく、もう一曲ダブル・アンコールがあったのが、この日最大のサプライズ。
え、このあとにいったいなにをやるのさ?――と思っていたら、再登場した宮本が最後に聴かせてくれたのが『夜明けのうた』だった。
あ~、これがあったか!
「ああ わたしも出掛けよう わたしの好きな町へ/会いにゆこう わたしの好きな人に」と歌うこの曲は、まさに今回のツアーのテーマ曲みたいなもんじゃん!
この歌を最後の最後に持ってきて、朝日の昇る映像とともにライヴを終えてみせたことに、僕はむちゃくちゃ感銘を受けた。
映像つきのアンコールって、エレカシ史上初では? こんなスタイリッシュな終わり方をする宮本浩次のライヴは初めてみた。
さんざん文句を言っていた男を、最後にはちゃんとこんな風に感動させてくれちゃうんだから、やっぱ宮本ってすごいよねって。今回もそう思いましたとさ。
(Nov. 13, 2024)
鹿島アントラーズ0-0名古屋グランパス
J1・第36節/2024年11月9日(土)/カシマサッカースタジアム/DAZN
ルヴァン杯・決勝から一週間後のJリーグ。優勝したグランパスの対戦相手が鹿島だった。二週つづけて名古屋の試合を観るのは、僕としてはレアだ。
鹿島のスタメンは快勝した前節・川崎戦と同じで、名古屋もルヴァンと同じ三國ケネディエブスを真ん中にした3バック。中盤には稲垣、和泉、森嶋司らがいて、FWは永井のワントップという布陣。
試合は鹿島がボールを保持して、名古屋がカウンターを狙う構図で、膠着した内容のまま前半を終了。後半勝負だと思っていたら、58分に優磨がレッドカードをもらって退場してしまう。
サイドライン際で椎橋にファールを受けた優磨は、胸から体当たりする格好で抗議にいって相手を倒してしまう。これをみた上田益也という主審の判定は赤……。
殴ったとか蹴ったとか、直接手を出したわけではないので、いささか厳し過ぎる気がしたけれど、まぁ、倒しちゃったことは事実だしなぁ……。
優磨がレッドカードをもらったのはこれが初めてとのこと。暴れん坊なイメージに反して、意外と紳士な優磨さんだった。
結局この退場劇がすべてだった気がする。そのまま試合はスコアレス・ドローで終わってしまった。
数的不利になったことで選手交替が難しくなったからだろう。最初のカードを切って仲間を名古に替えたのが後半27分。その後の樋口→津久井は残り5分を切ってから、柴崎&師岡→船橋&徳田はロスタイムに入ってからだった。
まぁ、10人になってからも、最後までそれなりに攻めてはいて、劣勢な印象は受けなかったのはよかった。
名古屋のユンカーは怪我で離脱してベンチ外。もっとも彼はルヴァン杯でもサブだったし(パトリックもしかり)、鹿島も出場選手は全員日本人だったから、スタメンに名前があった外国人は、両チームあわせてランゲラックひとりだけだった。最近のJリーグは日本人主体がトレンドのような気がする。
この試合に引き分けたことで、鹿島は勝ち点58で5位に後退。残り3試合すべて勝っても67までしか伸ばせず、首位にいる神戸には追いつけないことが確定した。これにて優勝の可能性は消滅。残りの3節は消化試合になってしまった。
それでも、これまでだと3位以内に入ってACL出場権を得るべく最後まで健闘を……とか思うところだけれど、今季からACLが二部リーグ制になってしまい、4位で終わると二部リーグの出場権が与えられることになるので、それだったらこのまま5位で終わったほうがすっきりしていいんじゃないかって気がしてしまう。
(Nov. 11, 2024)
犬物語
ジャック・ロンドン/柴田元幸・訳/柴田元幸翻訳叢書/スイッチ・パブリッシング
柴田元幸翻訳叢書――ずっと「ごうしょ」と読むんだと思っていたら「そうしょ」だった(いい年をして漢字が読めない男)――のジャック・ロンドンの二冊目。
内容はタイトル通り、犬にまつわる短編三編と、代表作『野生の呼び声』、あと『火を熾す』の別バージョン(これだけは犬が出てこない)を収録したもの。
前作『火を熾す』がめちゃくちゃよかったので、これも期待大だったのだけど、犬にフォーカスしたのがあだとなり、前作ほどのインパクトは受けなかった。やっぱ小説の主役は人間がいい(個人的な趣味の話)。
とはいえ、端正な文体でつづられる各編はそれぞれに違ったカラーを持っていて、犬の話とひとくくりにまとめるのはどうなんだという出来映え。
どこからか流れ着いた大型犬を引き取って溺愛する夫婦の話『ブラウン・ウルフ』、悪魔のような猛犬にまつわる逸話『バタール』、男たちがミステリアスな悪犬に翻弄されるひねりの効いた『あのスポット』、そして名犬バックの数奇な生涯を描く、犬版の貴種流離譚ともいうべき『野生の呼び声』。
ジャック・ロンドンが描く犬たちは、どれもタフで強くて崇高でミステリアスだ。それぞれに違った魅力があって、小説としての質の高さには異論がない。作品としては間違いなくおもしろい。
ただ、日常生活で仕事に悩まされながら、犬とはあまり縁のない生活を送ってる凡人には、犬への敬愛あふれるこれらの作品の熱量をすんなりとは受け入れきれなかったかなと。そんな感じの一冊。
(Nov. 09, 2024)