2013年11月のサッカー
Index
- 11/02 浦和0-1柏 (ナビスコ杯・決勝)
- 11/16 ● 鹿島1-3広島 (天皇杯・4回戦)
- 11/16 △ 日本2-2オランダ (親善試合)
- 11/19 ○ ベルギー2-3日本 (親善試合)
- 11/30 横浜M0-2新潟 (J1・第33節)
浦和レッズ0-1柏レイソル
ナビスコカップ・決勝/2013年11月2日(土)/国立競技場/フジテレビ
今年が現在の国立競技場では最後となるナビスコ杯決勝……なのですが。
前日発売になった iPad Air がキックオフの直前に届いたため、気が散ってまったく試合に集中できなかった。いや、正しくは集中できなかったとかいうレベルではなく、テレビはついていたものの、ほとんど観ていなかった。
いちおう、僕は90分ちゃんと観た試合だけ感想を書くのをルールにしているので、こういう場合は感想を書かなくてもいい(というか書くべきではない)のだけれど、これは決勝戦だし、あとから振り返って、「なぜあの年の決勝戦を観ていないんだろう?」と不思議に思うのもなんなので、とりあえず記録だけでも残しておきます。
漠然とした印象ながら、試合は終始レッズが支配していて、柏は守ってカウンターという展開だったと思う。で、前半終了間際に工藤がヘディングでゴールを決め、柏がその虎の子の1点を守り切って、優勝を決めたと。そんな感じの試合。柏はなにげに勝負強い(ACLでは負けたけど)。そしてレッズはあいかわらず勝負弱い。
ほんと、柏はキャプテンの大谷を累積警告で欠いていたり、故障者続出で3バックの右には元川崎の谷口が入ってたりと、苦しい台所事情だったはずなのに、それでもタイトル取っちゃうんだからすごい。ネルシーニョの電撃辞任発言はいったいなんだったんだか。こうやってちゃんとタイトル取れるだけのチーム作っといて、辞めるはないよなぁ……。
とはいえ、柏はジョルジ・ワグネルが今季限りらしいので、来年はマルキーニョスを切った翌年の鹿島のように、彼の抜けた穴を埋めきれず、苦戦すると見た。
レッズは残りわずかで興梠が同点ゴールを決めたかと見えたのに、オフサイドの判定に泣いた(副審の旗はあがっていなかったのに主審がオフサイドと判断したらしい)。リプレイで見たところ、柏のクリアボールが浦和の選手にぶつかって跳ね返り、ゴール前に残っていた興梠へとつながったものだから、あの最後のボールをパスとみなすならば、そりゃオフサイドだろうってプレーだった。
でも興梠、鹿島時代を含めて、決勝戦で負けたのは、これが初めてだったらしい。それはそれですごいなと思う。
(Nov 03, 2013)
鹿島アントラーズ1-3サンフレッチェ広島
天皇杯・4回戦/2013年11月16日(土)/カシマサッカースタジアム/BS1
天皇杯・決勝が現・国立競技場で元日に行われるのも今大会が最後なので、アントラーズにはぜひとも決勝戦まで駒を進めてもらいたかったのだけれど、残念ながら12月を待たずして、4回戦で姿を消すことになってしまった。
まぁ、この試合を観る限り、結果は順当だったと思う。相手のほうが自信にあふれるサッカーをしているように、僕の目には映った。サンフレッチェ、去年の優勝は伊達じゃない。聞くところによると、アントラーズはこの2年間、一度もサンフレッチェに勝ててないんだとか、なんとか。困ったもんだ。
この日のスタメンは、曽ヶ端、伊東、青木、山村、中田、柴崎、小笠原、遠藤、中村充孝、土居、ダヴィというメンツ。
やっぱ、大迫が日本代表のヨーロッパ遠征で不在ってのが痛かった。大迫が代表に選ばれたのはとても嬉しいんだけれど、なにも彼のいないこのタイミングで去年のリーグ・ディフェンシング・チャンピオンとあたらなくてもよさそうなもんだ。なまじこのところ、大迫の存在感がハンパないものだから、やっぱ彼がいないのは痛すぎた。加えてダヴィが風邪の病み上がりとかいう話じゃなぁ……。
広島に許した3得点(うち2点は高萩)はどれも前半のうちに奪われたもの。後半はジュニーニョ、野沢、本山らという技巧派ベテラン勢をこぞってつぎ込み、それなりにボールを支配する時間帯もあったものの、結局得点は、残り時間も少なくなってから伊東が決めたプロ初ゴールの1点のみに終わった。
ま、とりあえず、そのゴール──ドリブルで右サイドを駆け上がった伊東が、いったん本山にボールを預けてそのまま攻め上がり、本山からの見事なリターンパスを受けとって、これを落ち着いてゴールへ流し込んだ──がいい形だったのが救い。伊東、ここ数試合、スタメンで使われているのは、こういう攻撃的なプレーができるからかと思った。――とはいえ、彼のために出番を失っている西のメンタルが心配(野沢や岩政など、今年はそういう心配が多い)。
まぁ、なんにしろここでの敗退は残念だけれど、広島とは3週間後のリーグ最終戦でふたたび対戦するので、この雪辱はその日に晴らしてもらいたい。次は大迫もいるだろうし、さすがにもうすこしマシな試合を見せてくれるよう祈っている。
(Nov 17, 2013)
日本2-2オランダ
親善試合/2013年11月16日(土)/ゲンク(ベルギー)/テレビ朝日
日本代表、今年最後のヨーロッパ遠征2連戦。そしてW杯仕様の新ユニフォームのお披露目の試合になんと。大迫がスタメンで1ゴール1アシストの活躍。お~。
この試合、ザッケローニは大多数の予想を裏切って、珍しくスタメンをいじってきた。4バックこそいつもの4人(内田、吉田、今野、長友)ながら、GKは西川、ダブル・ボランチとして長谷部とコンビを組むのは、遠藤ではなく山口蛍。そしてその前もなんと香川を控えにまわして、岡崎、本田、清武の3枚とし、さらにはワントップが大迫というびっくり布陣。
今回は中2日での2連戦ということで、この布陣はローテーションを考えてのことだという話だけれど、僕はそれより、対戦相手がどちらもW杯本選で対戦する可能性のある相手、オランダ、ベルギーだというのが大きいのではないかと思った。ここでいつものメンバーで戦って、結果をともなわなくて自信を喪失したり、相手に手のうちをさらしてしまったあと、本大会でもふたたび対戦することになった場合のリスクを避けたんじゃないだろうか。なんたって慎重派のザッケローニなので。
まぁ、理由はともあれ、この日のスタメンには、いつものザッケローニらしからぬ意外性があった。ただそれが大成功だったかというと、答えはノー。前半の布陣ではあまりいいところが出せないまま、さっさと2点を献上するまずい展開(1点目はウッチーのミスから10番ファン・デル・ファールトに決められ、2点目は大きなサイドチェンジからロッベンの個人技でミドルを叩き込まれた)。あーあ、こりゃまた今回の遠征も悲惨な結果に終わるのかと、ブルーな気分にならずにはいられない序盤戦だった。
そんな悪い流れを断ち切った貴重な大迫のファースト・ゴールが生まれたのは、前半も終了間際のこと。ドリブルで攻め上がった長谷部が、相手の一瞬のすきをついて、DFラインの裏をとった大迫へラストパス。大迫はこれをワンタッチ・ボレーでオランダ・ゴールの右隅へと突き刺した。
大迫はそれまでにも2本のシュートを打っていて、そのどちらもがワンタッチのダイレクト・プレーだった(はず、多分)。今回は代表への生き残りを賭けた最後のチャンス。ゴールへ向いてボールをもらったら、とにかくフィニッシュで終わるんだ、という強い意志が感じられるプレーぶりだった。そんな心意気が見事に実を結んだゴールだったと思う。
このゴールはまさに値千金だった(オランダの監督もあそこで失点したことを悔やんでいたらしい)。スコアレスのまま2点差でハーフタイムを迎えるのと、1点差で迎えるのとでは、精神的にも雲泥の差がある。
さらには後半の開始とともに、ザッケローニは清武、長谷部にかえて、香川、遠藤を送り込んできた。攻撃のキーマンであるレギュラーふたりの登場により、日本の攻撃はいきなり活性化する(オランダが6番のボランチ、ナイジェル・デ・ヨングを下げたのも影響したという噂)。
前半は窮屈そうにプレーしていた本田も見違えるように生き生きとしはじめ、ついには遠藤のサイドチェンジのロングパスを起点に、ショートパスの見事な連携から本田のフィニッシュで同点ゴールが決まる(大迫はここでもゴールに絡んで、この日は1ゴール1アシスト!)。そのまま後半は終始オランダを圧倒して、終わってみれば、勝たなきゃいけない試合だったろうなんて意見まで飛び出す始末だった。おいおい、仮にも相手はオランダだよ?
まぁ、そりゃ勝っておきたかったけれど、アウェイでそこまで求めるのも酷だろう(ま、ベルギーでの試合で、日本人の観客も多く、あまりアウェイってムードではなかったようだけれど)。たとえファン・ペルシーやスナイデルらの主力を欠いていたとはいえ、過去2回の対戦では1ゴールも奪えなかったというオランダ相手に、2点のビハインドを追いついただけで特筆もの。
あと、序列のはっきりしたザック・ジャパンだけに、こういう試合で山口蛍がフル出場を果たしたというのも、なにげに画期的だった。そういや、最後は両サイドがダブル酒井になっていたし。ザッケローニ、本大会まであと半年強となって、ようやくオプションを試す必要性を感じはじめたか(遅い)。
でもなにより、この試合は、やはり大迫でしょう~。いっくら出来が悪かったとはいえ、相手はFIFAランク8位のオランダ。ここでのゴールはでかい。本大会出場への生き残りに向けて大きな一歩となったはず。
いやぁ、今回の遠征に大迫が呼ばれただけでも驚きだったのに、まさかこんな活躍してくれちゃうなんて。来年に向けて楽しみが増えた。
(Nov 17, 2013)
ベルギー2-3日本
親善試合/2013年11月19日(火)/ブリュッセル(ベルギー)/テレビ朝日
朝5時からの試合を観るために早起きしたら、窓の外はまだ真っ暗だった。しかも寒いっ。季節はすっかり冬だなぁって……。そんなこと思いながら観始めた、アウェイでのベルギー戦。
ザッケローニ、やはりこの試合でもメンバーを替えてきた。しかも、今回は最終ラインも麻也以外、総入れ替え。スタメンは川島、酒井宏、吉田、森重、酒井高、長谷部、山口、清武、本田、香川、柿谷という11人だった。
世間は日本代表にようやく競争原理が働いたって、今回の入れ替えを歓迎する声多数だけれど、オランダ戦でも書いたように、僕はこれはW杯で対戦する可能性がある相手だからこそであって、(おそらくW杯には出てこない相手と対戦する)来年3月の試合では、結局いつもの顔ぶれに戻るんじゃないかと予想している。ザッケローニの序列はおいそれと崩れやしないと見た。唯一固定できないのは、FWだけでしょう。
そのFW、この日は柿谷がひさしぶりのゴールを決めた。彼はさらには後半にアシストも決めて、前の試合での大迫とタメの成績を残している。なんか、もうFW争いはこのふたりのどっちかでいいんじゃんって感じがしてきた。
とはいえ、じゃぁ、この日の柿谷がよかったかというと、それほどとは思わない。得点に絡んだ場面以外では、やはりいまいちボールを触れていなかった印象だった。
そもそも、チーム自体もそれほどよかったって感じでもなかった。香川、清武もいまいちだったし。本田はよかったけれど、ベストの出来ってほどでもなかったし。でもそれでいて、FIFAランキング(なんと)5位のベルギーにアウェイで勝っちゃうってのがすごい。
FIFAランク5位ときいて、ベルギーってそんなに強かったっけ?──と思ったんだったが、いざ観てみても、やはりそこまでの強豪って印象ではなかった。序盤こそ、お~、さすがに迫力あるかもと思ったけれど、その後プレーに慣れるに従い、それほどの脅威は感じなくなった。その辺がブラジルなんかとは、やはり違う。で、終わってみれば、こちらはきれいに3ゴールを奪っての快勝っすからね。いったい、どうしてこの国が、W杯最終予選を無敗の失点わずか4で終われたのか、さっぱりわからない。
本当にこの日の日本のゴールは3本とも完璧だった。酒井宏のクロスから柿谷がジャンピング・ヘッドで決めた追撃の1点目、遠藤(この日も後半の頭から登場)のアシストで本田が珍しく右足で決めた2点目(遠藤のスーパーサブ起用は強力な切り札になりうるかも)、そして長谷部のパスを柿谷がワンタッチして、最後は岡崎(これまた途中出場)がダイレクトで決めた3点目。どれも流れの中からの、きれいな得点ばかり。セットプレーでしか点が取れなかった頃の代表からしたら夢のような話だ。
対する相手の得点は、こちらのミス──川島飛び出しすぎ、ゴートク油断しすぎ──と、セットプレーからのヘディング。要するに日本代表にとってはおなじみのパターン。あいかわらず、ディフェンスではミスが絶えず、セットプレーには徹底して弱い。なんか、結局このまま本番まで、この悪癖は抜けなさそうな気がしてきた。
しっかしまぁ、この日の酒井高徳のミスにはあきれた。川島(ベルギー・リーグ所属だから張り切りすぎたか)がむちゃして飛び出したため、ゴール前が無人になっているのだから、さっさとボールに追いついて蹴り出すのが最優先ってシーンだったのに、酒井はボールをキープしようとしたのか、なんなのか。スピードを落としてボールが足元に届くのを待つような形で、うしろから詰めてきた相手にボールを奪われ、無人のゴールに蹴り込まれてしまった。前の試合でヘディングのバックパスを相手にプレゼントしちゃったウッチーもひどかったけれど、酒井の場合、なまじ足を止めてしまった分だけ、なおさら印象が悪かった。ほんと、なにやってんだか。
でも、そんな味方の致命的なミスから先制点を許しておきながら、なにげに追いつき、追い越せてしまうだけの力が、いまの日本代表にはあるのだから驚く。先月の遠征では全体的にコンディションが落ちていたので、2試合連続で無得点に終わってしまったけれど、ある程度調子さえ上がってくれば、これくらいの攻撃はできてあたり前ってムードがある。もしもトップ・コンディションで大会を迎えられたら、それはそれはすごいことになりそうな気が……。
われらが大迫はこの日も柿谷と交替で出番をもらっていましたが、3-1となってからで、もうこれ以上攻めなくてもいいや、みたいな空気が漂っていた時間帯だったこともあり、これといった仕事はできなかった(そのほかの途中出場は細貝と今野)。
でもまぁ、代表がいい形で1年の終わりを締めてくれたからよし。気がつけばW杯組み合わせ抽選会まであともう2週間ちょいだ。さぁ、どこと戦うことになるやら。願わくばオランダ、ベルギーは新鮮味がないから避けたい。あと、ブラジルも歯が立たないから、御免こうむる。できれば、イングランドか、スペインがいい。
(Nov 20, 2013)
横浜F・マリノス0-2アルビレックス新潟
J1・第33節/2013年11月30日(土)/日産スタジアム/NHK
いよいよJ1の優勝争いも佳境ってことで、ひさしぶりにアントラーズ戦以外のJ1の試合をまともに観ました。マリノスが今季のJ1優勝をかけて、アルビレックス新潟をホームに迎えた一戦。でも結果はアルビレックスの勝ちで、結局優勝は最終節まで持ち越しとあいなった。
この日のスタメンは、マリノスがGK榎本哲也、DF小林祐三、中澤、栗原、ドゥトラ、MF中町公祐、富澤清太郎、兵藤、俊輔、齋藤学、FWマルキーニョス。
対する新潟はGK東口、DF三門、大井健太郎、舞行龍ジェームズ、
いやぁ、それにしても新潟のジェームズが「舞行龍」で「マイケル」と読ませるのには笑った(なにげに名字が後だし)。相撲取りかと思ったぞ。途中出場の鈴木武蔵もそのルックス(どう見ても精悍な黒人)と名前とのギャップが強烈だし、田中亜土夢もいるし、なんで新潟にはこうおもしろい名前の選手が多いかな。J1個性的な名前ランキングとかやったら、上位独占まちがいなし。
でもって新潟、やっているサッカーの内容も悪くない──というか、とてもよかったと思う。運動量がやや落ちた後半こそ押し込まれる展開になったけれど、前半に関してはマリノス相手に五分に渡りあっていた。ボランチのレオ・シルバがとても効いていたのと、川又、田中達也、岡本ら、前線の選手たちの積極的なプレーが印象的だった。
決勝点を決めたのは、今季大ブレイクの川又。なるほど、得点王ランキング2位につけているだけのことはある。プレーがやや粗い気はしたけれど、ポストもできるし、ガタイがよくて、プレーに迫力がある。いわば久保竜彦を荒削りにしたような印象。今後、確実に代表のFW争いに加わってくるんだろう。
マリノスのサッカーは、俊輔、中澤、マルキーニョスら、いまだ衰え知らずのベテラン勢に、齋藤学らの若手が加わって、安定感抜群。優勝をかけているだけあって、さすがに地力では新潟を上回っていると思った。
とはいえ、もともとどちらのファンというわけでもない僕としては、せめて最終節まで優勝争いがもつれこんで欲しいわけで、この日はもっぱら新潟の応援。はたして、試合は後半のワンチャンスを先にものにした新潟が、終了間際にはカウンターからダメ押し弾まで決めて快勝(2点目は鈴木武蔵)。みごとマリノスの胴上げを阻止して見せた。
裏では、前節まで2位だったレッズが、鳥栖を相手にでよもやの完敗(4-1)を喫して、優勝争いからひと足先に脱落(鳥栖は前節もアントラーズを破って、優勝はほぼ絶望という状況にしてくれてしまったし、この期におよんで妙に強い)。無難に湘南を破った広島が2位、セレッソとの上位対決に競り勝った鹿島が3位という順位になった。
次節(最終節)マリノスが負け、アントラーズが勝てば、勝ち点では両者が並ぶけれど、得失点差が9もあることを考えれば、アントラーズの優勝の可能性はほぼゼロ。逆に広島が勝った場合(絶対に勝たせたくないが)、マリノス引き分けならば、得失点差で広島の逆転優勝。
つまりマリノスは自力優勝するには勝つしかない。でも最終節は今季得点王当確の大久保を擁する5位フロンターレとの神奈川ダービーだ(当然チケットはすでに完売)。難しい試合になるのは必至。
とはいえ、2位サンフレッチェの相手もわれらがアントラーズで、つまりここは2位と3位の直接対決。さらにはその下のレッズとセレッソが4位と6位の対戦。つまり今年の最終節は、J1の1位から6位までがそれぞれ対戦するという神懸かり的なカードになっている。すげー、こんなことってあるのかい?
ここへきてようやくACL出場権内の3位まで順位をあげたアントラーズだけれど、最終節はすぐ下のレッズとセレッソが直接対決して、どちらか(もしくは両方)が必ず勝ち点を積み上げてくるため、引き分け以下だとそこから脱落してしまう可能性大(ここでも得失点差の低さがものをいう)。つまり来年ACLに出たかったら、勝つしかない。
まぁ、それはほかのチームも一緒。広島も勝てば優勝の可能性がある一方、負けたら3位以下に脱落するかもしれない。レッズ、フロンターレ、セレッソも勝てば3位以内に入れる可能性がまだまだある。
ということで、優勝争いこそ横浜と広島の2チームに絞られたけれど、ACL出場権をかけた勝負は非常に
こりゃもう、盛りあがり必至のJ1最終節。さて、結末やいかに。
(Dec 01, 2013)