2019年5月のサッカー

Index

  1. 05/03 ○ 鹿島3-0清水 (J1・第10節)
  2. 05/08 ● ジョホール1-0鹿島 (ACL・グループE)
  3. 05/12 ○ 神戸0-1鹿島 (J1・第11節)
  4. 05/18 ○ 鹿島5-0松本 (J1・第12節)
  5. 05/22 ○ 鹿島2-1山東 (ACL・グループE)
  6. 05/26 ● 鳥栖1-0鹿島 (J1・第13節)

鹿島アントラーズ3-0清水エスパルス

J1・第10節/2019年5月3日(金)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 令和になって初のアントラーズ戦は、判定に助けられての快勝劇となった。
 スタメンはGKクォン、DF永木、犬飼、町田、安西、MF三竿、レオ・シルバ、レアンドロ、白崎、FW土居、伊藤の11人。途中出場は安部、セルジーニョ、遠藤の3人。
 フォーメーション的にはひとつ前のマリノス戦のスタメンから安部をはずしてレアンドロを入れた形。次週のACLに向けて、安部とセルジーニョを温存したんだろう。攻撃陣の組み合わせはまぁ納得だし、守備的にみれば永木を右SBに使ったこの形が現状のベストだとは思う。
 結果的にみても、守備は堅固だったし(三竿とレオ・シルバのボランチ・コンビのボール奪取力がはんぱない)、得点もたくさん取れたしで、文句なしの快勝――といいたいところなんだけれど。
 やっぱ前半開始早々の清水の直接FK。リプレイを観る限り、クォンがボールを弾き出す前にボールは確実にゴールラインを超えていた。あれがゴールと判定されなかったのは、ラッキー以外のなにものでもなかった。あそこで先制を許していたら、この試合はまったく違った展開の難しい内容になっていただろうし。まぁ、この日の出来からするとそのまま負けってことはないと思うのだけれど、でもこんなに楽な展開にはならなかったのは想像に難くない。
 そのシーンに限らず、この試合ではやたらとJリーグジャッジリプレイで取り上げられそうな、えっ、それってどうなの? と思ってしまうような場面が多かった気がする。そういう意味では、結果のよさにもかかわらず、若干すっきりしない気分になった一戦だった。
 ゴールは1点目が土居、後半の2点目が安部、最後は安西。白崎のクロスからのこぼれ球が落ちてきたところをゴール真正面でジャストミートした土居のゴールといい、レアンドロからのグラウンダーのクロスにピンポイントであわせた安部の今季初ゴールといい、ぶあつい波状攻撃からの安西のダメ押し弾といい、この日の3点はどれも素晴らしいゴールばかりだった。まぁ、安西のシュートがオフサイドにならないってのは驚きだったけれど(かなりの確率でジャッジリプレイの対象になりそう)。
 オフサイドラインってのは、守備側のいちばんうしろの選手の位置かと思っていたけれど、違うんすね。いやはや、いい勉強になった。
 エスパルスは北川がたまにひやっとさせるようなプレーを見せていたけれど(なるほど代表に呼ばれるだけのことはある)、めだっていたのは彼くらい。川崎から移籍してきたエウシーニョや後半途中から出てきたチョン・テセとかもまったく存在感がなかったし、下位に低迷しているのももっとだなぁって思ってしまうような出来だった。こういうところに取りこぼしていては優勝なんて望めないので、そういう意味でもちゃんと勝ち点3をあげられてよかった。
 なんにしろ、ここまでぱっとしなかった安部にようやくゴールが生まれたり、去年までは清水で10番をつけていた新戦力の白崎が得点に絡んだりで、なかなか実りの多い一戦だったのではと思う。なにより連敗しなかったのが大事。これ以上、上位に離されちゃいけない。
(May. 04, 2019)

ジョホール・ダルル・タクジム1-0鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグ・グループE/2019年5月8日(水)/タン・スリ・ダトー・ハジ・ハッサン・ユヌススタジアム(マレーシア)/日テレNEWS24@スカパー!

 よもやマレーシアのクラブにまで負けようとは……。
 グループ・リーグで2連敗したクラブが優勝なんて、とてもじゃないけれど、おこがましてくて語れまい。
 この日はGKがクォン、DF永木、犬飼、町田、安西、MF平戸、レオ・シルバ、遠藤、安部、FWセルジーニョ、伊藤という11人でスタート。
 平日の夜十時近くにキックオフの試合で集中力を欠いいたせいで、僕はひさびさに出場した平戸がボランチで起用されていたことに気がつかなかった(ボーっと生きてんじゃねぇよ)。
 でもなんなんだ、その采配は。三竿がいれば永木の右SB起用も納得だけれどさ。なぜに三竿をベンチから外しておいて、平戸のボランチ起用? そんなこれまでに一度も公式戦で試したことのないフォーメーションでACLのアウェイを戦おうなんて。大岩、本当にアジアをなめすぎ。いい加減にしてもらいたい。
 とにかく、いくらアウェイだからって、これまでACLで1勝もしたことがないってクラブに――しかも前回ゴールを許したエース・ストライカーのジオゴが欠場した相手に――押し込まれっぱなしでいいはずがない。確かに気温28度、湿度90%というコンディションは厳しかろう。だからって、ここまで駄目なサッカーを見せてどうする。
 決勝点は犬飼の守備がまずかった。あんな緩いプレーをしたら失点も致し方なし。
 でも、それよりこの日はその1点をはねかえせない攻撃が問題。とくに伊藤翔がいくつか決定機を逃したのが痛かった。
 伊藤、シーズン当初は素晴らしい決定力を誇っていて、数少ないチャンスを確実にものにしていたのに、ここへ来て精度が下がりまくり。まぁ、それなりにシュートは打てているし、プレー自体がひどいとは思わないのだけれど、でもやっぱ決めるべきところで決めてくれないとなぁ。
 まぁ、なんにしろがっかりな試合だった。
 これで次の試合に勝ってもグループ首位にはなれないことが確定。そのせいで次の試合に勝ってグループリーグを突破しても、いきなりサンフレッチェ広島と当たってしまうらしい。まったくなにやってんだか。Jリーグ勢どうしてつぶしあってどうする。
 ほんと大岩には大いに反省してもらいたい。
(May. 09, 2019)

ヴィッセル神戸0-1鹿島アントラーズ

J1・第11節/2019年5月12日(日)/ノエビアスタジアム神戸/DAZN

 イニエスタを中心にした大型補強で注目されながら、第7節を終えた時点でリージョ監督が謎の退任。あとを受けた吉田孝行の監督就任後も調子はあがらず、今節も鹿島に負けて目下5連敗中と泥沼状態のヴィッセル神戸との一戦。
 ヴィッセルは現在コンディション的にもいろいろ問題を抱えているらしく、イニエスタが故障明けのためベンチ・スタート。でもって、外国人枠の都合もあってか、ポドルスキがベンチ外。さらには鹿島から移籍した西が累積警告で出場停止というさんざんな状態。西も鹿島戦、出たかったろうに。ほんと残念。
 対するこちらのスタメンは、GKクォン、DF永木、チョン・スンヒョン、犬飼、安西、MF三竿、レオ・シルバ、レアンドロ、白崎、FW土居とセルジーニョという11人。途中出場は安部、充孝、金森の3人だった。
 チョン・スンヒョンが故障明けで戻ってきて、町田がベンチってのが個人的には残念なところ。チョンが嫌いなわけではないけれど、町田には主力として活躍してほしい。
 チームとしての内容的には上々だったと思う。まぁ、シュートを20本近く打っていながら結果は1-0だから、決して最高ってことはないけれど、でもちゃんと攻撃の形は作れていたし、守備も安定していたので、観ていて不満は感じなかった。だからこういう戦い方をACLでして欲しいんだよって思ってしまった。
 ヴィッセルはイニエスタ(途中出力)やビジャはさすがに質が高いプレーを見せてくれるのだけれど、でも世界レベルが二、三人いるからといって簡単には勝てないのがいまのJリーグ。イニエスタと同じバルサ出身として注目されるサンペールもこの試合ではほとんど目立っていなかった。どちらかというと古橋やU-20代表の郷家らの若い選手のほうが好印象(古橋は前半の終わりに足を痛めて退場してしまったけど)。
 あと、GKのキム・スンギュには何度も決定機を止められた。外国人枠の都合でこのGKをベンチ外にしていたら、そりゃ守備は安定しないだろうなって思ってしまった。神戸はイニエスタらの攻撃のタレントを生かしたいならば、代表レベルの日本人GKの獲得が必要なんじゃなかろうか。
 鹿島の決勝点は白崎の斜めの浮き球クロスにセルジーニョが右足を投げ出してボレーであわせたループ・シュート。GKの位置を見てワンタッチで決めたのが素晴らしかった。
 今日の試合で残念なのはあと2点くらいは取れそうだったのに、1点どまりだったこと。あと、こういう戦いをマレーシアで見せてもらえなかったこと。やればできるチームなんだから、海外のアウェイでもちゃんと戦って欲しいぞ。
(May. 12, 2019)

鹿島アントラーズ5-0松本山雅FC

J1・第12節/2019年5月18日(土)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 今シーズンいちの大勝をおさめた松本山雅戦。
 スタメンはGKクォン・スンテ、DF永木、チョン・スンヒョン、犬飼、安西、MF三竿、レオ・シルバ、レアンドロ、白崎、FW土居、セルジーニョ。途中出場は山本脩斗、中村充孝、伊藤翔の3人。
 ようやく山本脩斗が怪我から戻ってきた。点差が開いてからの途中出場で、右SBとしてのプレーだったから、実際にいつものポジションでどれくらいできるのかはわからないけれど、それでも彼の復帰は朗報。
 でもまぁ、永木の右SBもフィットしてきたから、いきなり脩斗に無理をさせなくてもいいかなとも思う。
 この日の先制点は永木のグラウンダーのクロスからだった。永木はSBらしい攻め上がりこそないけれど、精度の高いキックを持っているので、高い位置でボールを持つといい攻撃のアクセントになる。セットプレーのキッカーでもあるし、脩斗が帰ってきたからといって、永木がベンチってのも考えものだしねぇ。代表級のボランチが3人もいるってのも、なかなか悩ましいものがあるな。
 得点は1点目がその永木のクロスをゴール前でフリーで受けたレオ・シルバ。
 2点目は白崎の移籍後初ゴールで、レオ・シルバのラスト・パスを左足でダイレクトに叩き込んだもの。
 3点目はセルジーニョの個人技が光る、きれいな弧を描いたミドルで、4点目はふたたび白崎。土居の右からのクロスに今度は頭であわせた。
 最後はレアンドロのラスト・パスを充孝が白崎と同じような形で左足で決めたもの。
 以上5ゴール。ひさびさのゴールラッシュで、松本にはお気の毒だけれど、プレーしている選手たちもとても楽しそうだった。2ゴールでMVPに選ばれた白崎はこの日が誕生日だったそうだ。おめでとう。
 松本では五輪代表の前田大然が攻守にわたってハードワークしていて好印象だった。さすが名前をよく聞くだけのことはある。あと、元鹿島の杉本太郎がいて、前半に一本惜しいシュートを打っていた。あれが決まっていたら、まったく違う結果になっていたかも……。残念でした。高崎も途中出場で出てきたけれど、すでに大差がついていたこともあって、まったく存在感なしで終わった。こちらもお気の毒さま。
 それにしても、反町さんが松本の監督になって、もう7年もたつんだそうだ。月日の流れのなんて早いことか……。
 なんにしろ、こんなに一方的な試合もひさしぶりだった。今年のJ1はとても難しいので、下位相手には確実に勝ち点3を取っておかないとまずいから、きちんと勝ちきれてよかった。この調子で次週のACLグループ最終節でもきちんと結果を出していただきたい。
 なまじこの試合の出来がよすぎたので、次がちょっと心配……。
(May. 19, 2019)

鹿島アントラーズ2-1山東魯能泰山足球倶楽部

AFCチャンピオンズリーグ・グループE/2019年5月22日(水)/カシマサッカースタジアム/日テレNEWS24@スカパー!

 なんとか、かんとか決勝トーナメント進出を決めたACLグループリーグの最終戦。
 対戦相手の山東はすでに1位での突破を決めていて、アウェイでのこの試合は消化試合なのだから戦力を落としてもいいところなのに、中国代表としてのプライドからか、ちゃんとフェライニもペッレも来日。持ち前の高さでさんざんこちらを悩ませてくれた。うーん、手加減大歓迎なのに。
 こちらのスタメンはクォン、永木、チョン、犬飼、町田、三竿、レオ・シルバ、中村充孝、白崎、土居、セルジーニョという11人。途中出場は脩斗、伊藤翔、安部裕葵の3人だった。
 なぜ安西がいない?――と思ったら、累積警告で出場停止とのことだった。なので左SBの先発は町田。あと、外国人枠の関係で選手登録されていないレアンドロにかわって充孝が入ったところが、一つ前のJ1での松本戦との違いだった。
 そう、この試合での大岩は珍しく直前のJ1でのメンバーをそのままACLでも起用してきた。そこにこの試合にかける大岩の本気度を見た。まぁ、安西がいなかったり、充孝がスタメンだったりと、若干不安要素はあったものの、でもこの面子で、しかもホームならば、そうそう悪い試合にはならないだろう――きょうは大丈夫だろう――と思ったのでしたが……。
 開始わずか11分で失点してしまうまずい立ち上がり。左CKから高さで競り負け、フェライニに頭で決められてしまう。またこの人かいっ。フェライニ、もしかしてパウリーニョと並ぶ俺の天敵かも。
 ちなみにこのシュートはちょっと前の清水戦でのミスジャッジと同じような形だった。クォン・スンテがシュートを止めはしたけれど、今回はそれがゴールラインを越えていたという判定。さすがにACLでは誤審はなかった。
 まぁ、引き分けでもグループリーグ突破が決まるという状況なので、1点ならばまだなんとでもなると思ったから、そんなにはあわてなかったけれど、かといって同点にしないことには話にならない。最終的には慶南が勝ち点を9まで伸ばして終わったので、この試合でアントラーズが負けていたらグループリーグで敗退していたわけで。まったくあぶねーったらありゃしない。
 とにかく同点ゴールが決まるまでの時間は――つまり後半23分までは――はらはらしっぱいなしだった。勝ち越して引き気味になった相手に対して鹿島が押し込む展開がつづいたものの、なかなかゴールが決められない。
 このまま得点できずに終わるなんてことは……という不安を杞憂に終わらせてくれたのが途中出場の伊藤翔だった。後半18分に出てきてからわずか5分。左CKからの混戦の中、こぼれ球に反応、くるっとターンして右足を振りぬく殊勲の同点弾!
 さらにはそのわずか2分後には――同点ゴールに安心して、その直後についトイレに立ってしまった僕が観ていないあいだに――つづけざまに逆転ゴールまで決めてみせてくれる大活躍! 出場からわずか7分で試合をひっくり返してみせてくれた。素晴らしい。
 前の試合で温存した伊藤をベンチにおいて、中村充孝を起用してきたときには不安を覚えたものの、充孝にも1本だけれど素晴らしいシュートがあったし、その充孝と交替で途中出場した伊藤翔が2ゴールを奪って見せたのだから、この日の大岩采配には文句なしだ。
 なにより、このところゴールから遠ざかっていた伊藤にひさびさのゴールが生まれたのがめでたい。それがグループリーグ突破を決める貴重なゴールとなったのだから、こりゃもう最高でしょう。
 最後は慣れないSBでのプレーに疲弊した町田が足を釣ってしまい――でもってすでにその時点で交替カードを3枚とも切っていたので――町田を休ませるために三竿が左SBのポジションに入るなんてどたばたもあったけれど、それでも無事に逃げ切ってグループリーグ突破を決めた。
 まぁ、グループリーグ2位に終わったことで、ラウンド16ではサンフレッチェとJリーグ勢どうしで潰しあうことになってしまったのは残念だけれど、でも本気で優勝するつもりならばベスト8進出を賭けての試合を国内で戦えるってのは意外と悪くない気がする。
 ということで次の試合は6月の後半、相手はサンフレッチェ広島。広島とはそのあとJ1でも戦うので、なんと3連戦となるのだそうだ。
 まぁ、いまの状態ならば、同じチームと3連戦して負け越す気はしないので、これはもしかしていい流れなのかも。
(May. 25, 2019)

サガン鳥栖1-0鹿島アントラーズ

J1・第13節/2019年5月26日(日)/駅前不動産スタジアム/DAZN

 だからこんなところで負けていたら優勝なんて夢のまた夢だって言ってるのに……。
 この試合でいちばんの疑問は大岩がスタメンをほとんど入れ替えなかったこと。右SBに山本脩斗、左SBに安西、攻撃的MFの左にレアンドロを起用した以外は山東戦とスタメンが一緒。つまり基本的には前の試合で使えなかった人たちを戻しただけって形。
 山東戦は決勝トーナメント進出がかかった大一番だから、少しくらい無理をさせてもリーグ戦と同じ顔ぶれで戦ったのを評価したけれど、この試合は別。前の試合での疲労を考えれば、変えられるところは変えるべきじゃん?
 なんたってこの週末は5月なのに気温が30度を超える異常気象だった(北海道なんてよもやの39度越えの観測史上最高記録)。そんな暑い中、中3日での連戦はきついでしょうよ。
 実際にこの試合では土居、白崎あたりは精彩を欠いていた。逆に途中出場の安部裕葵――祝コパ・アメリカでのA代表初選出!――が切れ切れの動きをみせていたので、なぜに彼をスタメンで起用していないのか、不思議でしょうがなかった。ベンチばっか温めていたら安部のモチベーションだって下がりまくりだろうに。
 この日の起用法に不満を感じたのは、終盤に相手に押し込まれる時間がつづいたからというのも大きい。いつもだと鹿島は後半に強い印象なんだけれど、この日は後半になってもギアがあがらなかった。終盤はあきらかに鳥栖のほうがいいサッカーをしていた。それが後半ロスタイムでの豊田の決勝点につながってしまったわけで。
 過密日程がきついのは中3日でルヴァン杯を戦った鳥栖だって一緒だろうにと思ったら、あちらさんはルヴァンではすでに敗退が決まっていたこともあって、豊田、夢生、クウェンカ、松岡、原川力、高橋秀人らの主力を軒並み温存していた。どうりで相手のほうが動きがいいはずだよ……。
 開幕から記録的な得点力不足で最下位に沈んでいたサガン鳥栖は、一月ほど前にカレーラス監督を解任して、去年フィッカデンティのあとを引き継いでチームを残留に導いた金明輝(キン・ミョンヒ)をふたたび監督に迎えた。でもってこれを機に復調、この試合でリーグ戦3連勝を成し遂げた。
 決勝点は途中出場のふたり、高橋義希が基点となって小野裕二がクロスを入れて、最後は豊田が決めたもの(最後まで運動量の衰えなかった豊田もあっぱれだ)。そうやって途中出場の選手で試合を活性化させて勝利をもぎ取ってみせた金監督の手腕に脱帽だった。大岩ってそういうのできないんだよなぁ……。
 まぁ、なんにしろこの日の鳥栖はよかった。高橋秀人がCBだったり、元マリノスの小林祐三にやたらと目立っていたり、若干17歳の松岡大起があいかわらず存在感抜群だったりが印象的だったところ。あとやっぱクウェンカが上手い。だてに鳴り物入りで入ってきちゃいないなと思った。
 フェルナンド・トーレスやA代表に招集されて話題の原輝綺が出番なしで終わったのは意外だったけれど、調べたらこの二人はルヴァン杯にフル出場しているので、なるほどって感じ。そもそも、きょうの豊田と夢生のツートップはトーレスが出番なしで終わってもなんら不思議じゃない出来だった(夢生はあいかわらず激しい)。
 鹿島に話を戻すと、大岩の選手起用に関しては、山本脩斗の右サイドでの起用も疑問だった。脩斗が生きるのはやはり右より本職の左だと思う。安西が左に定着していい仕事をしているのでそちらは動かしたくなかったのかもしれないけれど、でも安西は両サイドできるって噂だったよね? ならば安西を右で試して、脩斗は左で使うべきだったと思う。右SBとして使うならば、脩斗でも永木でも印象はそれほど変わらない。セットプレーのキッカーとなる永木とターゲットとなる脩斗とどっちがいいかってことならば、俺ならば迷わず永木を取る。
 ということで、ACLでいったん上がった大岩の株がまた下がってしまった一戦だった。あぁ、せっかくFC東京が今季初黒星を喫してくれたというのに、同じ週に負けてどうすんだよ……。
(May. 26, 2019)