Coishikawa Scraps / Football

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最近の五試合

  1. 03/22 ○ 鹿島2-1千葉 (J1百年構想リーグ・第8節)
  2. 03/17 ○ 町田0-3鹿島 (J1百年構想リーグ・第7節)
  3. 03/14 ○ 鹿島1-0川崎 (J1百年構想リーグ・第6節)
  4. 03/07 ○ 鹿島2-0東京V (J1百年構想リーグ・第5節)
  5. 02/27 ○ 浦和2-3鹿島 (J1百年構想リーグ・第4節)
    and more...

鹿島アントラーズ2-1ジェフユナイテッド千葉

J1百年構想リーグEAST・第8節/2026年3月22日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 この日の対戦相手はジェフ千葉! じつに17年ぶりの対戦!

 降格したときには、まさかこんなに長いことJ1に戻ってこないなんて思わなかったよ。なにはともあれ昇格おめでとー!

 でもさすがに長いことJ2にいただけあって、知っている選手が少ない。鈴木大輔だけが別格で、あとは呉屋、前、イサカ・ゼインなど、はてどこかで見た気がするけど、どこでだっけ?――って選手がちらほらいるくらい。ここまでリーグ最下位に沈んでいるのも致し方なしってメンバーに思えた。

 とはいえ、サッカーは決して悪くなかった。早々に失点を許したときには、こりゃ一方的な試合になるかと思ったのに、そうはならない。前年度王者相手にまったくものおじをしない戦いっぷりで、攻守にバランスが取れたサッカーをみせていた。

 監督は小林慶行という人。ぜんぜん知らない人だと思っていたけれど、過去の記録を確認したら、ヴェルディの選手としてその名前が一度だけ残っていた(二十年前の天皇杯決勝で退場になったらしい)。

 そんな千葉を迎えうつ鹿島のスタメンは、中3日という日程に加えて、相手がリーグ最下位ってことで、若干油断があったような気がする。少なくても、見た瞬間にえっ? と思う意外性があった。

 なんと関川がキム・テヒョンに替わってスタメン復帰。溝口がベンチを外れて左SBは小川。ボランチは三竿と樋口で、両サイドの攻撃的MFは荒木とエウベル。つまり鬼木はフィールド・プレーヤーのうち半分を入れ替えてきた。勝っているチームはいじるなという定石を無視した采配。

 まぁ、4試合ぶりにスタメン起用されたエウベルが、開始わずか3分に左サイドを突破して、単独ドリブルで持ち込んでひとりでシュートまで決めてしまったのは、まさに鬼木マジックって感じでびっくりだったけれども、前半でよかったのはそのゴールだけ。その後はぴりっとしない内容に終始した。

 後半に入れば変わるかと思ったら、この日は大差ない。それどころか半分が過ぎたあとでイサカ・ゼインにゴールを許して同点とされる始末。

 あの場面は左から右への展開で、関川が足を出すもボールを止められず、シュートコースを消しに行った小川の身体にあたってコースが変わってしまい、さすがの早川もなすすべなしだった。やっぱ関川は試合勘が足りない感ありありだったよなぁ……。キム・テヒョンを起用していたら、防げた失点ではって気がした。

 その後、残り時間も少なくなってもいまだ同点のままだったので、これはもうPK戦やむなしかって思ったのに、こんな試合でもセットプレーから勝ち越しゴールが生まれてしまうのがいまの鹿島。

 後半残り6分に、途中出場の柴崎の左CKを、知念がヘディングで流し込み、最後は植田が押し込んだ。ほんと今年はセットプレーがすごすぎる。しかもここで得点に絡んでいるのは、またもや途中出場のふたりというね。鬼木、すごいや。

 最後は敵陣のコーナーフラッグ付近でしつこく「カシマって」試合終了の笛。あんな堂々たる時間稼ぎを見たのはひさしぶりだ。出来の悪い試合ながら、きちんと勝ち点3を積み上げられてなにより。

 途中出場は林、柴崎、田川、松村、知念の5人。千葉には松村の弟・松村拓実がいて、奇しくもふたりは同時にピッチに立った。昇格プレーオフで活躍してジェフをJ1昇格に導く立役者となった17歳、姫野も松村弟と一緒に出てきた。

 そういや出番はなかったけれども、安西がベンチ入りしていたのもこの日の重要トピック。師岡の復帰も近いという噂だし、怪我で離脱していた選手たちが次々と戻ってきていて、鬼木もこの先、選手起用で大いに悩むことになるんだろう。

 次週は代表ウィークなので3月の試合はこれでおしまい。4月最初の次の試合で百年構想リーグも前半戦一巡だ。2位のFC東京に勝ち点6の差をつけて、優勝に向けての鹿島の視界はきわめて良好。

(Mar. 25, 2026)

町田ゼルビア0-3鹿島アントラーズ

J1百年構想リーグEAST・第7節/2026年3月18日(水)19:30/MUFGスタジアム/DAZN

 なんだか向かうところ敵なしって感じになってきた。

 2位につける町田を、3得点・無失点で圧倒! 町田とはいつも難しい試合になる印象だったので、こんなに楽な展開になるとは思わなかった。

 まぁ、町田のホームとはいってもスタジアムは国立――改め今回からはMUFGスタジアム――だったので、町田にとってはあまりホームな感じがなかったというのも鹿島には有利に働いた気がする。平日の試合なのに入場者数が4万人超えたのがすごい。

 せっかく国立でやるのだから観にゆこうかとも思ったんだけれど、去年からつづく金欠モードから抜け切れてないもんでやめときました。貧乏人。

 スタメンで目を引いたのが松村の復帰! FWは田川がレオ・セアラとツートップでペアを組み、優磨が左サイドの二列目に入った。あとボランチが柴崎・三竿の組み合わせで、4バックとGKは変わらぬメンツ。

 松村、田川が今季初スタメン! そして柴崎もスタメン復帰!

 前節柴崎がベンチスタートだったのは、中3日のためのローテーションか!

 でもって、このスタメン起用がずばっとはまって、鹿島は開始わずか5分で先制する。

 柴崎が起点となって、レオ・セアラが松村へDFラインの裏へと抜け出す見事なパスを通し、これを松村がドリブルで持ち込んで、グラウンダーのクロスをファーへと流し込んだ先に、優磨がフリーで飛び込んできていた。

 2点目は三竿。前半残り2分という時間帯に、ゴール正面でパスを受けた白崎(町田のスタメン!)へと激しいチェックをかけてミスを引き出し、懸命に足を伸ばしてボールを拾った松村から田川→三竿とパスが通って、最後は三竿がFWかよって落ち着いたシュートを決めてみせた。

 復帰したばかりの松村が2得点ともに絡んでいるのが素晴らしい。彼をスタメン起用した鬼木の采配がズバリ的中した形。

 いまの鹿島が前半で2点をリードしたらもう安牌だ。

 後半の頭に黒田監督は思い切って4枚一気替えに踏み切って、それが効いたのか、後半は町田に攻め込まれる時間帯が長くなった。

 この日の町田はテテ・イェンギという身長197センチの豪州人FWのワントップで、ナ・サンホ、エリキが二列目、ネタ・ラヴィと白崎がボランチでコンビを組み、中山雄太、岡村大八、昌子の3バックというあたりが主な顔ぶれ。相馬はACLで怪我をした関係で後半からの出場になった。やっぱ彼がいるのといないのとでは段違いだったので、後半押され気味になったのは相馬の存在が大きい。彼がベンチスタートだったのもこの日の鹿島には幸運だった。

 まぁ、とはいえ、いまのチームは押し込まれてもそう簡単には崩されない。攻めては小川のゴールを決めたり(VARに取り消されてがっかりだった)、チャヴリッチのシュートがバーに嫌われたりしたシーンもあったし、ちゃんと追加点の匂いは感じられた。でもって後半ロスタイムには、カウンターから左サイドを抜け出したレオ・セアラのアシストを受けて、チャヴリッチがゴール! 3ー0として勝利を決定づけた。

 途中出場はそのチャヴリッチに、林、知念、小川、そして関川!

 出場時間はわずか1、2分だったけれど、長期離脱していた関川がついにピッチに戻ってきたのはなかなか感動的だった。

 レオ・セアラや田川らFWが献身的なプレーをみせてゴールが生まれているのもいい感じだし、本当にいまはチーム状態がいいんだろうなぁって思わせる快勝劇だった。

 J1珀年構想リーグ、楽しい。

(Mar. 21, 2026)

鹿島アントラーズ1-0川崎フロンターレ

J1百年構想リーグEAST・第6節/2026年3月14日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 昨年鹿島が負けたのは8チームで、そのうち4チームは地域リーグWESTのクラブだから今大会は対戦がない。残る4チームのうち、湘南はJ2に降格したため、百年構想リーグで鹿島が戦うのは、横浜FM、川崎、町田の3チームのみ。

 この日の対戦相手はそのうちのひとつ、川崎。スタメンには家長、脇坂、大島、橘田ら、鬼木の薫陶を受けた選手たちがいまだ健在だ。

 そこに去年ゴールを許した元海外組の伊藤達哉が加わり、ワントップはロマニッチという選手。最終ラインはヴェルディから新加入した谷口栄斗たにぐちひろとと故障明けで今季初出場だという丸山祐市ががコンビを組み、GKは岡山から獲得したスベンド・ブローダーセンという布陣。左SBなのに背番号13をつけている三浦颯太も目立っていた。途中出場でマルシーニョ、エリソン、紺野、大関らが出てくるんだから、選手層も厚い。

 そんな川崎相手に、この日の鹿島は前節の柴崎を樋口に替えた布陣で臨んだ。

 柴崎のスタメン出場が一試合だけで終わってしまったのは残念だけれど、でもまぁ、樋口も遜色がないからなぁ……。

 本当にいまのチームは誰が出ても同じ強度を保てるくらいに安定感が増してきた。序盤こそ川崎のパスワークに押し込まれるシーンがつづいたものの、それをしのいでからは危なげなくマイペースな試合運びを見せる。あの川崎にボール保持率で(わずかながらとはいえ)上回ってウノゼロで勝っちゃうんだからあっぱれだわ。

 試合が動いたのは後半34分。途中出場の柴崎が右サイドの優磨へと浮き球のパスを通し、それを優磨が頭で折り返して、真ん中でレオ・セアラが難しい体勢から左足を振りぬいてゴールネットを揺らした。お見事!

 今年はセットプレーもそうだけれど、ゴールがどれも美しい。練習かよってくらいきれいに決まっていて感心してしまう。

 得点はその1点のみとはいえ、ブローダーセンのファインセーブに阻まれたシーンも二、三あったし、序盤以外にも川崎の時間帯がありこそすれ、全体的には試合を掌握している印象が強かったので、観ていてノーストレスだった。押し込まれてもぜんぜん慌てた感じがないのが頼もしい。川崎相手にこういう試合ができるのは本当に心強い。

 途中出場は田川、林、柴崎、小川、知念の5人。松村が手術のリハビリを終えて今季初のベンチ入りをしていたけれど出番なしに終わったのは残念だった。

 次節は中3日で町田と平日に国立で対戦する。あちらもここまで無敗で2位につけている。両チームともここまでの好調さが本物かを占う一戦になること間違いなし。

(Mar. 17, 2026)

鹿島アントラーズ2-0東京ヴェルディ

J1百年構想リーグEAST・第5節/2026年3月7日(土)16:00/メルカリスタジアム/DAZN

 3月最初の試合はホームでのヴェルディ戦で、スタメンは早川、濃野、植田、キム、溝口、三竿、柴崎、荒木、チャヴリッチ、レオ・セアラ、優磨の11人だった。

 お~、柴崎とチャヴリッチが今季初スタメン!

 かわりに下がった樋口とエウベルには悪いけれど、やっぱこのふたりがベンチを温めている状況を残念に思っていたので、このスタメンは嬉しかった。柴崎はCKから優磨の先制点をお膳立てして、しっかり結果も残した。中盤で的確にボールをさばく彼のプレーは観ていてとても小気味よかった。

 前節スタメン起用に文句をつけてしまった溝口も、それゆえあえて注目して観ていたら、この日はやたらとよかった。チーム最多の3本のシュートを放ったりして、ぞんぶんに存在感を発揮していた。シュートこそ決めらんなかったけれど、追加点となった2点目のPKは彼のクロスがハンドを誘ったものだったから、ちゃんと得点にも貢献している。そうかぁ、まだ22歳なのか……。なるほど、こういうプレーがコンスタントにできるようになるかもと思えば、起用したくなる気持ちもわかる。

 まぁ、柴崎や溝口にかぎらず、この日の鹿島はよかった。守っては相手のシュートを3本に抑え込んで無失点。あいかわらずセットプレーでしか得点できていないのは課題だけれど、それ以外はケチのつけようのない快勝だった。

 途中出場は樋口、林、小川、田川、徳田の5人。田川と徳田は残り5分くらいから準備していたのに、プレーが切れないせいで出てこれなくて、ピッチに立ったのはロスタイムが残り1分を切ってからになってしまったのはお気の毒だった。

 対するヴェルディは林がなぜか不在。今季ここまで2ゴールと結果を出している染野はこの日はノーゴールだった(そう簡単に恩返しはさせない)。

 あと、GKのマテウスが前半途中に怪我をして交替するハプニングがあった。彼は先制点のときにもゴールポストにぶつかって激しく痛んでいて、その際には無事プレーに戻れたのに、再び優磨らとの交錯プレーで怪我をして、今度はそのまま交替になってしまった。マテウスにとってはとんだ厄日だった。

 それでも交替で出てきたサブの長沢祐弥という選手が、溝口と柴崎のミドルと、荒木の直接FKを止めて、追加点を許さなかったのはヴェルディにとってよかったろう。まぁ、こちらとしては止めないでくれたほうが嬉しかったけど。

(Mar. 09, 2026)

浦和レッズ2-3鹿島アントラーズ

J1百年構想リーグEAST・第4節/2026年2月28日(土)14:00/埼玉スタジアム2002/DAZN

 2月最後の試合は、満員の埼玉スタジアムでのレッズ戦。これがまさかの逆転劇となった。

 前節の内容がよかったからだろう、鬼木がこの試合に選んだスタメンはその柏戦と同じだった。

 つまりこの日も左SBは溝口。僕には小川にベンチを温めさせて溝口を使う理由がわからない。前半の2失点はどちらも左サイドを突かれたものだったし、それって溝口の守備力に問題があるということなんじゃないの?

 まぁ、小川の守備力がどれくらいなのかもわかっちゃいないんだけれど、どちらかといえば経験値が高くて攻撃力も期待できる小川のほうが観たい。溝口にはいまだ元日本代表を超えるほどのプレーを見せてもらった記憶がないんだけれど、鬼木の評価はおそらく違うんだろうな。

 まぁ、リーグ戦も序盤だし、いまのうちに若手に経験値を積ませておきたいという思いもあるのかもしれない。去年も途中までは出番が多かった船橋が、終盤には出場機会を失ったりしていたし。状況を見てその辺を臨機応変に対応できるのも、鬼木の監督としての強みなのかも。

 なんにしろこの試合は前半の途中までに2点を許す苦しい展開になった。

 1点目は右サイドへのロングボールから金子の突破を許して、彼が入れたクロスに大卒ルーキーの肥田野があわせたもの。

 肥田野はスコルジャのお眼鏡にかなったらしく、開幕から4試合で3度目のスタメン。でもって2ゴール。たいした決定力だ。

 2点目は左CKからファーに流れたボールを渡邊凌磨にポスト近くで押し込まれた。

 浦和で3年目になる渡邊はキャプテンマークを託されて、すっかりレッズの中心選手になっていた。あらゆる場面に顔を出す活躍だった。

 マテウス・サヴィオも柏のころと変わらぬ技術力の高さと献身性の光るプレーぶりで存在感があった。このふたりがいまのレッズのベスト・プレーヤーだと思った。

 あと、今週移籍が決まって欧州から戻ってきたばかりのオナイウ阿道(ドレッドヘアになっていて誰かと思った)が後半途中から出てきた。でもさすがに移籍してきたばかりだし、この試合では特筆するほどのプレーは見せていなかった。

 ということで、前半のうちに2失点してしまった鹿島だったけれど、だからといってそのまま負けたりはしないのが、いまのチームのいいところ。去年無失点で終わったのはたった5試合だけだったし、今年もまだ始まったばかりとはいえ、ここまで全試合で得点している。1点返しさえすれば結果はわからない――と思っていたら、前半のうちに運が味方して、その1点がもたらされる。

 セットプレーの流れから三竿がペナルティエリア内で折り返したボールが関根の腕にあたってVARが介入、ハンドの判定になった。このPKをレオ・セアラがしっかり決めて1点差で前半終了。

 でもって、後半に入って10分たったところで、樋口の右CKから優磨がどんぴしゃのヘディングを決めて同点。さらには試合終了間際の90分、途中出場で出てきたばかりの柴崎の左CKにチャヴリッチが頭であわせてついに逆転! 劣勢だった試合を見事にひっくり返してみせた。

 いやぁ、今年はセットプレーの精度がやばい。崩せなくてもセットプレーさえ取れれば点が取れちゃう感じ。頼もしいったらありゃしない。

 途中出場は林、チャヴリッチ、知念、柴崎、田川の5人。決勝点が生まれるきっかけになったCKは田川がハイプレスで得たものだったそうで、それを柴崎が蹴ってチャヴリッチが決めるという、途中出場の選手たちの活躍による1点だった。

 これで3連勝で、勝ち点10に一番のりして首位に浮上~。まだ始まったばかりとはいえ、この結果には文句のつけようがない。

(Mar. 03, 2026)