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Recent Notes

  1. 04/17 ● 鹿島0-1水原三星 (AFCチャンピオンズリーグ)
  2. 04/11 ● F東京2-1鹿島 (J1・第7節)
  3. 04/03 △ 上海申花2-2鹿島 (AFCチャンピオンズリーグ)
  4. 03/23 ● 日本1-2ウクライナ (親善試合)
  5. 03/23 △ 日本1-1マリ (親善試合)
    and more...

鹿島アントラーズ0-1水原三星

AFCチャンピオンズリーグ/2018年4月17日(火)/カシマサッカースタジアム/日テレNEWS24

 ドローでも1位抜けだというのに、負けて2位通過となってしまったACLグループリーグ最後の試合。
 スタメンはクォン・スンテ、伊東、犬飼、昌子、三竿雄斗、永木、三竿健斗、中村充孝、金森、山口、鈴木優磨という顔ぶれ。
 お、ACLなのにGKが曽ケ端じゃない──と思ったら、ソガも軽く故障とのこと。いつの間にかブラジル人トリオも総リタイア状態みたいだし、ほんとなんなの今年は。せめてもの救いは三竿兄が復帰してきたことくらい(祝・ひさびさの三竿兄弟共演)。
 まぁ、ソガはともかく、植田がスタメンじゃないのはターンオーバーってことなんだろう。週末の名古屋戦でひさびさのスタメンだったウッチーがベンチなのも。過密日程だから致し方ないのかもしれないけれど、少なくてもこの日の伊東の出来だったら、僕は疲れたウッチーのほうが見たかった。
 充孝や金森はいつまでたってもよくならないし、正直なところ、僕には金崎や土居にベンチを温めさせて、彼らを使う意味が見いだせない。ホームで韓国のクラブ相手にドローという結果さえ残せないんならばなおさらだ。そんなんなら下手なターンオーバーなんてしない方がいい。大岩のやりかたにはいまひとつ納得がゆかない。
 まぁ、なんにしろすっきりしない試合だった。前半の出来が悪いのはここしばらくの課題だけれど、この日もぐずぐずしているうちにセットプレーから先制を許し、後半は充孝→聖真、永木→夢生、山口→小笠原と交替のカードを切って、それなりに調子は上向いた感があったけれど、結局得点できずに敗戦。いつになくラフなプレーも多かったし(健斗が二度も流血させられていた)、どうにも楽しくない試合だった。
 失点のシーンは壁にあたってコースが変わったアンラッキー・ゴールかと思ったらそうではなく、壁の横を抜けたボールをダミヤノヴィッチというユーゴスラビア人の長身FWがちょこんとワンタッチして決めていた。あれは狙ったプレーだったんだろうか? だとしたら見事なもんだ。
 でもまぁ、ホームなんだし、せめて同点にして、無敗のままグループリーグを終わりたかった。これで次の相手はフッキとオスカルのいる上海上港という中国のクラブだそうだ(強そー)。でもって、勝った水原は蔚山との韓国対決。水原だって、できれば自国のクラブは避けたかったろうに。そんなモチベーションの低そうな相手にドローにさえ持ち込めないってのが情けない。
 裏ではセレッソ大阪も負けて敗退が決まり、これで決勝トーナメントまで残ったJのクラブは鹿島だけになってしまった。今年もACL制覇に黄色信号が灯りまくりだ。
(Apr 17, 2018)

FC東京2-1鹿島アントラーズ

J1・第7節/2018年4月11日(水)/味の素スタジアム

 十何年目にして初めて平日に観ることになった味スタでのアントラーズ戦。やったらと風の強い日で、飲みかけの紙コップが飛ばされるほどの強風だった。日中は暖かかったので油断して薄着でいったら、日が暮れてからはとても寒かった。
 さて、この日の鹿島のスタメンは、GKクォン・スンテ、DF伊東、植田、犬飼、山本、MF三竿、永木、土居、レアンドロ、でFWが夢生と優磨という布陣。途中出場は西、小笠原、金森の3人。
 対するFC東京はGK林彰洋、DF室屋、チャン・ヒョンス、丸山、小川諒也、MF大森晃太郎、橋本拳人、高萩、東、FWディエゴ・オリヴェイラ、永井というメンツ。こちらの途中出場は富樫敬真、米本、前田遼一。
 大森とか富樫とか、今年から東京なのを知らずに、ちと驚いた。あと、新監督の長谷川健太が太田宏介にベンチを温めさせて、小川という21歳の若い子をスタメンで使ってきたのにも驚いた。まぁ、この子は左利きで、CKを左右とも任されていたから、キックの精度には並々ならぬものがあるんだろう。
 でもこの試合でポイントとなったのは、彼とは逆サイドでの出来事。開始わずか5分もせずに山本脩斗が足を痛めて交替してしまったことだった。
 僕らの席からは遠かったので、なにがどうして怪我をしたのか、まったくわからなかったけれど、なんでも全治3~4ヶ月の重傷とのこと。あいたた。
 今年はウッチーが帰ってきて、安西という素晴らしい選手も加入して、サイドバックはチームの激戦区だと思っていたのに、みんな怪我で使えないなんて。なにそれ、今年はサイドバックの厄年かなにか?
 まぁ、かわりにこれまた故障明けの西が出てきたので、あ、もうふつうにプレーできるのか、それはよかったと喜んだのもつかの間。日本代表に呼ばれるほどの右SBであっても、やっぱ左は勝手が違うらしい。対面にいたFC東京のサイドバック、室屋に二度の突破を許し、最初は植田のオウン・ゴールを誘発(といいつつ、遠くてなにがあったのか、まったくわからなかった)、二度目は豪快なシュートを決められてしまった。
 まぁでも、室屋が攻撃で目だっていたのはその二回だけだったと思う。FC東京ってサイドバックの攻撃参加が少ないなと思って観ていたくらいだから。でも、よもやその二度の突破がどちらも失点につながろうとは思わなかった。
 この試合、先制したのは鹿島だった。それも夢生のファイン・ゴール。夢生が得点した試合は負けなし、みたいな話があった気がしたので、こりゃもらったろうと思ったのに、よもや逆転負けを食らおうとは……。
 まぁでも、この日のFC東京はとても守備がよかった。プレスが厳しくてなかなか自由にボールを回させてもらえなかった。夢生のゴールの場面にしたって、レアンドロへのタックルでこぼれたボールが、たまたま夢生の足元へのナイスパスになったラッキーな形だったし(決めた夢生が上手かったのは確かだけど)。なんか今日のFC東京は守備がいいなぁと思って観ていたら、あっぱれ最後まで足が止まらなかった。
 ボールさばきは鹿島のほうがスムーズだったし、内容的には決して劣っていなかったと思うんだけれど、結果的にディフェンスの運動量ではあちらが上だったかなぁと。いやぁ、なかなか自由にプレーさせてもらえなくて、ストレスのたまる試合だった。
 それにしても、大岩監督のポジション・チェンジ好きもあいかわらずだ。最初の西はともかく、ふたりめの交替でレアンドロを下げて小笠原を入れてきたので、ボランチ3枚にしてどうする気かと思ったら、永木を左SBにコンバートして、西を右サイドへと移動させるという手に出た。さらには伊東→金森と入れ替えて、最後は西を本来の右SBに落ちつかせるという采配。西は途中出場で3ポジションをこなしている。
 でもこういうのってどうなんだろう? 観ている僕には誰がどこでプレーしているのか、しばらくはよくわからなかったから、相手にしてもマークがつきにくいというメリットがあるのかもしれない。でもそのせいで自分たちの攻撃のリズムも悪くなってんじゃないだろうか。去年の終盤からの得点力不足は、大岩のこういう猫の目采配の悪影響のような気がしてしかたない。
 まぁなんにしろ、FC東京はこれで4連勝だそうで、順位を3位まで上げている。長谷川健太が監督に就任と聞いたときには、なんかいまいちじゃん? とか思ったんだけれど(失礼)、ここまではけっこういい仕事をしているみたいだ。
 一方のわれらが鹿島ははやくもリーグ戦3敗目で、順位はなんと13位ときた。そういや、前節の湘南戦でもオウン・ゴールとDFのファイン・ゴールで負けてるんだよな(テレビ放送があったのに泥酔していて観れなかった)。2試合連続でほとんど同じ結果ってのが情けない。そろそろ鹿島のフロントが大岩の後釜を考え始めているんじゃなかろうか。
 そうそう、この試合で残念だったのは──なによりまずは鹿島が負けたことだけれど、もうひとつは──ベンチ入りしていた久保建英が観られずに終わったこと。せめて1-1のままで終盤に持ち込めていれば、久保の出番もあったかもしれないのに。
 そういう意味でも後半わずか10分で決まった室屋の決勝ゴールは二重の意味で痛かった。室屋はこれがJ初ゴールだそうだ。鹿島がこんな苦しいときにメモリアル・ゴールって。あぁ、なんてことすんだ、大学の後輩……。
(Apr 12, 2018)

上海申花2-2鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグ/2018年4月3日(火)/上海虹口足球場/日テレNEWS24

 苦しみながらも、なんとかグループ・リーグ突破を決めたアウェイでの上海申花戦。
 この試合、ドローでも決勝トーナメント進出が決まるとのことだったので、僕が期待したのはただひとつ。失点をしないこと、ただそれだけだった。
 前回の対戦時に書いたように、上海申花にはW杯で対戦するコロンビアの選手がふたりいる。まぁ、10番のジョバンニ・モレノはハメス・ロドリゲスの控え、グアリンは元コロンビア代表と紹介されていたから、本大会では見ることはないのかもしれないけれど(しかしあんなにでかくて上手いモレノが控えのコロンビアって……)、それでもここで日本のクラブを代表してきっちりと彼らを抑え込み、「おや、日本は思ったより簡単な相手じゃないぞ」と思わせたい。
 ということで僕は昌子、植田のコンビが彼らの攻撃を封じ込めて、クリーンシートの試合を見せてくれることを期待していた。それなのに……。
 この日のスタメンはGK曽ケ端、DF伊東、植田、犬飼、山本、MFレオ・シルバ、小笠原、金森、レアンドロ、FWペドロ・ジュニオール、鈴木優磨という布陣だった(途中出場は金崎、安部、永木の3人)。
 ということで、スタメンには昌子の名前はなかった。ベンチにも入っていなかったのでコンディションの問題なのかもしれない。でも、かわりが犬飼って、それで大丈夫なの?――と不安に思っていたら不安的中。
 犬飼くん、わずか15分足らずでPKを献上。それをよりによってモレノに決められ、上海申花に先制点を与えてしまう。
 無失点を期待した試合でPKとはいえ、いきなりコロンビア人にゴールを許してしまうんだから、がっかりするなってのが無理な話だ。
 まずは守備ありきということでいうなら、クォン・スンテをはずして曽ケ端を起用したことも僕は不満だった。GKなんてローテーション必要ないじゃん。べつに曽ケ端が悪かったとは思わないけれど、少なくても決勝トーナメント進出がかかったこの試合は好調なクォンでいって欲しかった。
 PKを与えたファールはナイジェリア人のマルティンスという選手に対してで、前回はコロンビア人に気を取られていて書かなかったけれど、この人は二試合ともけっこう存在感のあるプレーを見せていた。
 ただこの人はそのPKのすぐあとに足を痛めて交替してしまう。敵の不幸を喜ぶのもなんだけれど、おっ、こちらにちょっと風が吹いたかと思ったら、そんなことはなかった。彼と交替で出てきた7番の中国人選手にセットプレーからきれいにヘディングを決められ、前半30分までに0-2という劣勢に陥る。まぁでも、2点で済んでまぁよかった。相手のシュートが前半だけで15本とかいうんだから、どれほど攻め込まれていたかわかろうってものだ。
 前半も残り少なくなって、ペドロ・ジュニオールが背中の筋肉かなにかを痛めて金崎と交替する羽目になったりもしたし、本当にいいことのない前半の45分だった。こんなにいいところのないサッカーを見せられたのもひさしぶりだ。あぁ、きょうの試合は駄目だと思った。
 ところが──。
 そんな試合を後半だけでドローに持ち込んでしまうんだから驚く。主役は鈴木優磨、そしてレアンドロだった。
 故障明けのレアンドロが帰ってきて、今季初のブラジル人トリオのそろい踏みとなったのがこの試合の注目点のひとつだった。
 で、レオ・シルバこそあいかわらずいまいちだけれど(マジで衰えたか)、ペドロ・ジュニオールは積極性が戻ってきていて、いい感じのシュートを打ったりしていたし(だから途中交替は残念だった)、なによりレアンドロがよかった。去年より体感が太くなった感じで(太った?)重量感が増していたけれど、決して動作が鈍かったりすることはなくて、パワフルかつ的確にボールをさばいててとても好印象だった。
 1点目のゴールは彼のシュートが相手DFにあたってこぼれたところへ優磨が詰めていたものだったし、2点目は逆に優磨が右からあげたクロスをレアンドロがファーでダイレクトにあわせたものだった(ナイス・シュート!)。
 レアンドロ、11ゴールをあげた去年も十分な働きだったけれど、今年はさらなるブレイクを予感させるこの日のプレーぶりだった(でも僕の予感はめったにあたらない)。
 あと、鈴木優磨にようやく今季初ゴールが生まれたのもめでたい。今年はここまでいいプレーをしながら結果がついてきていなかったので、これを機に上昇気流に乗ってくれればなと思う。本当にこの日はよかった。フル出場してなおかつ最後まで足を止めないその姿勢にとても感銘を受けた。
 ということで、優磨、レアンドロの活躍でなんとかドローに持ち込みはしたものの、反撃もそこまで。まぁでも、前半の出来からしたら、よくぞ引き分けたと思う。グループ・リーグ突破のミッションはクリアしたのだから結果オーライだ。
 翌日にはフロンターレとレイソルのグループリーグ敗退が決まってしまった。やっぱACLは難しい。
(Apr 07, 2018)

日本1-2ウクライナ

親善試合/2018年3月27日(火)/スタッド・モーリス・デュフラン(ベルギー・リエージュ)/フジテレビ

 GK川島、DF高徳、植田(!)、槙野、長友、MF長谷部、蛍、柴崎(!)、FW本田、原口、杉本健勇というメンバーで臨んだ欧州遠征二戦目のウクライナ戦。
 前の試合よりはよかったというのがハリルホジッチの試合後の感想だったけれど、それほど大差のない試合だった気がする。どっちかというと負けた分だけ──そして相手がマリよりも強かった分だけ──この試合のほうがストレスがたまった(もしかしたら素面で観てたからか)。
 この試合はとにかく失点の形がよくなかった。1点目はゴール斜め前からのミドルを植田が頭でワンタッチしてオウン・ゴールにしたもの。ようやくCBとしてのチャンスをもらえたと思ったら、なんてナイスなアシストだよ、植田。まぁ、それ以前にあの位置で相手にフリーでボールをもたしちゃいかんでしょう。
 決勝点になった2点目も右サイドを高徳が崩され、ファーにふられてフリーでシュートを打たれたもの。最後は止めにいった槙野と長谷部のあいだを撃ち抜かれた。どっちのシーンも守備ゆるすぎ。W杯でもこんな調子だったらもう惨敗必至だ。
 でもまぁ、とりあえずこちらも1点返せたのが救い。柴崎のFKに槙野が頭であわせた同点弾はとてもきれいなゴールだった。
 柴崎はそのFKを筆頭にいくつかキラリと光るプレーを見せてはくれたけれど、でも消えている時間もあったから印象はぼちぼち。かろうじて得点には絡んだので、本大会へ望みはつないだかなという感じ。まぁ、そもそも柴崎もこのところクラブで出番がないグループのひとりなのに(無念だ)、いちおう呼ばれているだけでもちょっとは目をかけてもらっているんだろう。
 意外だったのはこの試合でも三竿が出番をもらったこと。そのほかの途中出場のメンツが小林悠、久保、中島、宇佐美なのを考えると、三竿の2試合連続出場もけっこうな優遇に思える(たんにボランチの人材難?)。でもまぁ、健斗は対人に強いタイプなので、デュエル命のハリル氏の好みにはあうのかもしれない。
 そのほか、この試合で株をあげた数少ない選手のうちのひとりは、やはり中島翔哉。この日も出てくるなり存在感ありまくり。最後に自ら取ったFKを自ら蹴って惜しいシーンも作ってみせたし、この分ならば本大会でも彼のプレーは観られそうだ。
 一方で個人的に残念だったのが酒井高徳。やたらと右サイドを破られていたし、あわやオウン・ゴールってクリアミスもあった。きょうみたいな調子じゃとても右サイドは任せられない。宇賀神は前の試合で終わったも同然だし、これで酒井宏樹かウッチーが戻ってこなかったら、右サイドは日本の最大の弱点ってことになりそうな……。
 そういや、高徳と同じ右サイドでプレーしていた本田もいまいち。最初のうちこそ悪くないかと思ったけれど、次第に存在感が薄くなってしまった。
 僕は本田の存在はいまの代表には不可欠だと思っていたけれど、きょうくらいの出来だと最終選考に残すべきか悩ましい。どうせならば、もっと将来性のある選手を連れていったほうがいいんじゃないかという気がしてきてしまう。長谷部もいまいち安定感を欠いているし、日本代表もそろそろ本気で世代交替の時期かもしれない。
 まぁ、なんにしろウクライナはいい対戦相手でした。でかくて技術とスピードがある選手がずらり。こんなところを相手にイージーなミスしてりゃ、そりゃ勝てないよなと思った。
 そういやウクライナってシェフチェンコがいた国だよな(名前しか知らないけど)と思ったら、そのシェフチェンコさんが現在の監督でした。テレビの解説は藤田俊哉と鈴木隆行だし、俺もずいぶんと長いことサッカー観てるんだなぁとしみじみ思う。
 いやしかし、過去の記録を調べたら、トルシエのときになんとウクライナとポーランドと連戦して、連勝してるんだよな。それがいまや代表監督が相手を格上とのたまう状況って……。
 日本サッカーは年々進歩していると思ってきたけれど、どうやら欧州の進歩のスピードにはまったくついてゆけてないらしい。この分じゃ僕らが生きているあいだにW杯を獲るなんて夢のまた夢だろう。うーむ。
(Mar 28, 2018)

【追記】よもやこれがハリルホジッチ最後の試合になろうとは……。

日本1-1マリ

親善試合/2018年3月23日(土)/スタッド・モーリス・デュフラン(ベルギー)/テレビ朝日

 W杯を3ヶ月後に控えてのヨーロッパ遠征での親善試合2連戦。まずは仮想セネガルだというマリ戦。
 マリはセネガルのおとなりだそうで、なおかつ、この2、3年はユース世代のW杯で何度かベスト4に入っているのだそうだ。しかも主要選手のほとんど全員がヨーロッパでプレーしているという。なるほど、ネームバリューが低いわりにはけっこう歯ごたえのある相手だった。
 ──とはいえ、そこはFIFAランキングで日本に劣るW杯予選敗退国。そんな相手に試合終了間際の得点でかろうじて引き分けに終わったことで、世間の評価は非常にきびしいものになっている。
 でも僕はこの試合、けっこう楽しかった(夜9時キックオフだから酔っ払っていたせいかもしれないけど)。いまだメンバーが固定されていない流動的な状況で、コンビネーションもままならない顔ぶれだろうに、ときにはショート・パスがきれいにつながっていたし、CBでスタメン起用された昌子は果敢に攻めのロングパスを配給していた。終盤に途中出場した三竿も同点ゴールをアシストしてみせた。まぁ、要するにアントラーズ・ファンゆえの贔屓目かもしれないけれど、僕にとってはそれほどつまらない試合ではなかった。
 この日のスタメンはGK中村航輔、DF宇賀神、昌子、槙野、長友、MF長谷部、大島、森岡、FW久保、宇佐美、大迫の11人。途中出場で蛍、高徳、三竿、中島翔哉(!)、小林悠、本田が出てきた。
 浦和レッズの宇賀神はなんとこれが初代表。
 今回は酒井宏樹が怪我のため右サイドバックが足りず、宇賀神を試そうということになったらしいのだけれど(ウッチーも鹿島でプレーできてないしなぁ……)、この宇賀神がやらかしてしまう。
 前半途中に悪質なファールでイエローをもらったと思ったら、前半終了間際にはペナルティ・エリア内で相手を蹴飛ばしてPKを献上するていたらく。で、ハリルホジッチに愛想をつかされて、前半だけでお役御免。この日が30歳の誕生日だったそうだけれど、散々なアニバーサリーになってしまった。お気の毒さま。
 あとひとつ残念だったのは、中盤でいい感じのアクセントになっていた大島がわずか30分で足を痛めて途中退場してしまったこと。なんでこうも怪我が多いかな、大島。ハリルホジッチは彼のことを大いに評価しているようなので、今後のJでの活躍次第では最終選考に残るかもしれないけれど、もしも回復が遅れるようならば、本番はこわくて使えないだろう。ほんと残念すぎる。
 まぁでも、その分は後半途中から出場してA代表デビューを果たした中島翔哉がいいプレーを見せてくれたからよしとしよう。ロスタイムの最後のワンプレー、健斗からのクロスをダイレクトでゴールにぶち込んだ、あのシュートは本当に素晴らしかった。
 それにしても中島は2年前にオリンピックで活躍した時点ですでにすごかったと思うんだけれど、なぜにA代表に呼ばれるまであれから2年もかかるかな。主力として使わなかったFC東京も、これまで代表に呼ばなかったハリルホジッチも見る目がなさすぎる。
 まぁ、ハリルホジッチの場合、宇佐美(代表は1年9ヵ月ぶりとからしい)も森岡も本田も同じようにリーグで好調だからってだけで呼んでいるわけで。その一方でこのところかんばしい噂を聞かない岡崎は選外(あり得ない)。あれだけ重用していた井手口や浅野も所属クラブで出番を失ったとたんに選外。香川、麻也、酒井宏らの主力を怪我で招集できないといっては嘆き節。
 要するに単にそのとき調子がいい選手たちを寄せ集めて、デュエルで勝って縦に速くを繰り返すばかりで、みずからの指導で育ててゆく姿勢は皆無なわけです。身体能力の高いアフリカ人相手ならそれでもうまくいったかもしれないけれど、身体能力の足りない分をアジリティと組織力で補うしかない日本みたいな国の指導はこの人では無理でしょう。ここまでくるともう人選ミスは明らかだ。
 まぁ、過去のパターンからすると、大会前の出来が悪いときのほうが、本大会の成績がよかったりするので(選手たちの危機感が高まって団結力が増すせい?)、今回もそういうパターンになることを期待するしかないんだろうなって気がしてきた。
(Mar 25, 2018)