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  1. 06/14 ○ 鹿島2-0C大阪 (J1・第15節)
  2. 06/09 ○ 日本2-0エクアドル (親善試合)
  3. 06/05 △ 日本0-0トリニダード・トバゴ (親善試合)
  4. 06/04 ● U-20日本0-1U-20韓国 (U-20W杯)
  5. 06/01 △ G大阪1-1鹿島 (J1・第14節)
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鹿島アントラーズ2-0セレッソ大阪

J1・第15節/2019年6月14日(金)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 今年J1のクラブに就任したスペイン人監督のうち、神戸のリージョと鳥栖のカレーラスがさっさと解任に追い込まれてしまったので、残るはセレッソのロティーナのみ。イニエスタの移籍で盛り上がったスペイン・フィーバーもすっかり沈静化してしまった感のあるきょうこの頃だった。
 でもロティーナはセレッソそれなりにいい仕事をしている気がする。少なくてもこの試合、前半を観る限りではまったく勝てる気がしなかった。
 J1での失点数の少なさでは首位のFC東京についで2位につけているというだけあって、あちらの守備は非常に堅固で、逆にこちらはゆるゆる。中盤でのボール・ロストから何度も決定機を作られて、無失点で済んだのが不思議なくらいの出来だった。
 まぁでも、あれだけのチャンスがあって決めきれないというあたりに、現在のセレッソの順位(9位)が如実にあらわれている気もした。なんたって失点が少ないかわりに得点も少ない。この試合後の得失点差が1だってんだから、そりゃどれだけ守備が堅くても、なかなか勝てないのは道理だなぁとは思った。
 今季のキーマンかと思っていたソウザはなぜか不在だったし(退団の噂あり?)、柿谷もベンチスタート。それでも清武、水沼、ブルーノ・メンデスらのタレントはいるから、けっこうチャンスは作れていたけれど(ことに前半はたくさん)、不思議と決定力を欠きまくっていた。おかげで助かった。
 対する鹿島のスタメンは、クォン・スンテ、永木、チョン・スンヒョン、犬飼、安西、三竿、名古、レアンドロ、白崎、土居、セルジーニョの11人。途中出場はレオ・シルバ、小池裕太、山口の3人。
 レオ・シルバは故障明けだからか、それとも来週のACLに控えてか、ベンチ・スタートだった。コンディション的な理由が大きいのかと思ったら、途中から出てきて存在感ありまくりだったから、どちらかというとACLに向けてだったんだろう。
 ということで、レオ様のかわりに名古が出場。これがJ1初スタメンとのこと。あと、3月末に加入してきた小池もこの日がJ1デビュー。
 小池は流通経済大卒で、Jリーグをスキップして即ベルギーのクラブと契約したという逸材らしいのだけれど、なぜだか3月末にレンタルで日本に戻ってきた(3年前に特別指定選手として鹿島でプレーしたことがあるらしい)。
 どうして帰国したのは知らないけれど、さすがに大卒で即海外に行くだけあって、いいもの持っている感じはした。本職は左SBなのだそうだけれど、この日は白崎と交替でそのまま左の高い位置に入って、攻撃でのいいアクセントになっていた。
 名古も(経験値的にはともかく)技術的には文句なしな感じがするし、白崎もすっかり主力として活躍しているしで、ほんと新加入の選手は優秀な選手ばかり。鹿島のフロントはあいかわらずいい仕事しているなぁと思う。
 この日の先制点は後半わずか5分。土居のクロスからの波状攻撃で、レアンドロがボックス内で倒されてPKを獲得(もらった感がすごかったけど)。これをセルジーニョが決めて先制した。なまじ前半が苦しい内容だっただけに、いささかラッキーな感はあったものの、後半早々のこの先制点はでかかった。
 さらには後半のなかばに、キム・ジンヒョンからのフィードをスライディングで奪い取った白崎が、土居とのワンツーから美麗なミドル・シュートを叩き込んでダメ押し。素晴らしく軌道のきれいな、惚れ惚れするようなシュートだった。
 これで勝負あり。2試合連続で勝ち点3を逃してきたところだったので、ここで堅守のセレッソ相手に勝ちきれたのは大きい。
 久保建英のレアル・マドリーへの移籍が発表されたことで、首位を独走してきたFC東京もそろそろ失速必至って状況だし、後半戦へ向けてますます混戦が加速しそうな雰囲気になってきた。
(Jun. 15, 2019)

日本2-0エルサルバドル

親善試合/2019年6月9日(日)/ひとめぼれスタジアム宮城/TBS

 久保建英、待望のA代表デビュー。途中出場でプレーしたのはわずか25分ちょいだけれど、なんかそれだけで彼が全部持っていっちゃった感じの試合だった。
 この日のスタメンは、GKシュミット、DF富安、昌子、畠中、MF小林祐希、橋本拳人、伊東純也、堂安、南野、原口、永井謙佑という組み合わせ。
 要するにGKと3バックが前の試合と一緒。あとは堂安だけが2試合連続出場で、半分が入れ替え。
 まるで僕の愚痴が通じたかのように、両サイドに伊東純也と原口が使われたのが前の試合とのいちばんの違い。やっぱ3バッグで戦うならばそうじゃないといけない。
 実際に伊東は積極的な仕掛けから違いを生み出していたし、原口は2点目のアシストを決めている。長友や酒井宏樹だって攻撃力のある選手だけれど、でもそこはディフェンダー。純粋に攻撃に特化した伊東とかと比べたら、やはり分が悪い。
 もっともこの日のフォーメーションでオッケーなのは、相手のエルサルバドルがさほど強くないからで、ではこの3バックでブラジルに太刀打ちできるかと問われれば、さすがに疑問を感じてしまう。伊東や原口も守備でがんばる選手だけれど、逆に守ることに関しては長友たちの方が上なのは間違いないし。
 僕が日本は3バックよりは4バックのほうがいいと思っているのは、日本人のフィジカルではどんなに努力しても守備力を世界最強レベルに高めるのは難しいと思うからで、その一方で攻撃に秀でた中盤の選手が豊富にいるのだから、だったら無理して守備の枚数を増やすよりも攻撃に力を注いだほうがいいと思う。この2試合、3バックで戦うことで、中島と南野は1試合ずつしか出られなかったわけだし。現在の日本代表の強みは中島や南野ら攻撃陣にあると思うので、わざわざそこを削って守備の枚数を増やすなんてナンセンスだと思う。
 ただ、この2試合、森保は3バックをいじらなかった。この試合の途中からは畠中を下げて、4バックに戻したけれど、それも60分くらいになってからだった。この采配を好意的に見るならば、今回の森保の意図は3バックを試すことよりもむしろ、なるべく多くのCBの選手に代表での経験値を積ませることだったのかなと思った。
 現状だと日本代表のCBは麻也が不動の柱で、そこに槙野、昌子、富安がつづく形だろう。畠中はまだまだ戦力としてカウントするには心もとない。でも、いくらないでもこれだけでは駒不足感が否めない。なので今回は対戦相手がもの足りなくはあるけれど、少しでもCB陣全体の経験値を高めるため、あえて3バックを採用したのかなと。そんな風に思いました。まぁ、森保本人にとっても愛着のあるシステムなのは間違いないんだろうけれど。
 この日の得点は2点とも永井。永井、これが4年ぶりの代表で、しかもA代表初ゴールですって。いままでノーゴールだとは思わなかった。しかも彼ももう30歳だとは……。いやぁ、すっかりベテランじゃないか。この試合ではせっかくの2ゴールの活躍をみせたのに、後半に接触プレーで肩を痛めて退場しちゃうし。A代表にはどうにも縁がない人らしい。お気の毒さま。でもきょうのプレーは見事でした。
 途中出場は山中、室屋、大迫、中島、久保、柴崎の6人で、注目の久保は中島と一緒に後半22分からピッチに立った。つまり橋本、室屋、中島というFC東京の先輩たちにフォローを受けてのデビューとなったわけだ。同じくチームメイトの永井は怪我のせいでそのちょい前に大迫と交替してしまったけれど、それがなければ永井も一緒だったはずだ。森保は久保の起用法にはそうとう気を使っていたっぽい。ちょっと過保護な感があるけれど、まぁよし。こんなに注目を集めているんだからスタメンで使やぁいいじゃんと思っていたんだけれど、途中出場ゆえのワクワク感でスタンドが沸き立つ感じもなかなか捨てがたかったし。中島より背が高いのにもびっくりした。いつのまにそんなに大きく……。
 なにしろ、久保が出てきてからの日本代表はすべてが久保くんを中心に回っている感じがした。やはりものが違う。とてもこれがA代表デビューの18才とは思えない。コパ・アメリカでどんなプレーをみせてくれるのか、すごい楽しみになった。
 そうそう、この試合でキャプテン・マークをつけていたのは昌子だったんだけれど、試合後にキャプテンとしてキリンの表彰を受けていたのは途中出場の岳だった。柴崎が出てきた時点で後輩から先輩に譲り渡されてたんでしょうか? ちっとも気がつかなかった。
(Jun. 09, 2019)

日本0-0トリニダード・トバゴ

親善試合/2019年6月5日(水)/豊田スタジアム/フジテレビ

 あぁ、なんてつまらない試合だったことか。この試合を観て、僕は本気でもう森保じゃ駄目だと思った。さっさと別の人に替えて欲しい。
 この試合に出場した選手は、スタメンがGKシュミット・ダニエル、DF酒井宏樹、富安、昌子、畠中、長友、MF柴崎、森田、堂安、中島、FW大迫の11人、途中出場は小林祐希、室屋、南野、伊藤純也、原口の5人だった。
 まずはこのフォーメーションが気に入らない。実況では森保ジャパン初の3バックなんていっていたけれど、両サイドウィングが酒井と長友なんだから、それって実質5バックじゃん。
 劣勢必至の強豪国が相手ならばともかく、なぜにFIFAランキングが100位に近いトリニダード・トバゴ相手に5バック? いったいなにがしたいんだ? 格下相手にDFの数を増やしてどうする。3バックだっていうならば、せめて両サイドには伊藤純也と原口あたりを使ってくれ。僕は3バックさえ嫌いなので、5バックなんて論外だ。
 そもそも、ふつうに考えたら、今回の親善試合のいちばんの目的は、このあとに控えたコパ・アメリカに向けての調整のはずでしょう? それなのにこの試合に出場した選手のうち、その大会にエントリーされているのは、富安、柴崎、中島の3人しかいない。なにそれ? まったく意味がわからない。
 コパ・アメリカは別大陸の大会だから、日本代表にとっては国際Aマッチ扱いにならないので、選手を拘束する権利がないから、ふつうにA代表が呼べない。それゆえに若い選手たちに貴重な経験を積ませるんだとかいって、五輪代表を中心とした選考になったみたいだけれどさ。でも欧州のクラブはその期間はシーズンオフなんだし、どっちかというとJリーグの選手よりは海外組のほうが呼びやすくない?
 本田とか、香川とか、来シーズンの去就が不透明な選手たちならばクラブとの交渉も楽だろうに。乾とかだって、呼べば喜んでくるだろう。そういうビッグネームを集めたほうが南米のお客さんだって喜ぶはずだ。
 どうせこの先へとつづく選考ができないのならば、本田らのベテランに柴崎らの海外組の中堅どころと久保や安部の若手を加えた三世代合同チームを作って臨むのがコパ・アメリカの正しい姿勢だったのではと僕は思う。
 でもそうじゃなくて若い選手主体でゆくと決めたのならば、直前のこの親善試合2連戦だってそのメンバーで戦うべきだ。なぜに僕ら日本人が一度も観たことのないようなA代表を南米へ派遣するんだよ。おかしいでしょう、それ? 熱心なサポーターに対しても、招待してくれた南米サッカー協会にも失礼じゃないか?
 この試合、わざわざ招集されたにもかかわらず、久保建英はベンチにさえ入っていなかった。A代表の試合をスタンドで対戦させるために久保をU-20代表からはずしたのかと思うと、もう馬鹿らしくてしょうがない。
 今回のコパ・アメリカに関するでたらめな選手選考は、すべて森保がA代表と五輪代表を兼任しているのが諸悪の根源のような気がする。森保が監督でいるうちは、この先まともに日本代表の試合を楽しめないんじゃないかって気がしてきた。
 とにかく森保のなにが駄目だって、継続性がないこと。以前にスタメン全とっかえを二度もしたのとか、今回の代表とコパの人選もそうだし、3バックを試したのもそう。これが俺の哲学だ!っていう一貫性が感じられない。
 前にも書いたかもしれないけれど、僕にとってサッカーとは生涯にわたってつづいてゆく長大な大河ドラマのようなものだ。そんな僕の視点からすると、現在の森保監督の日本代表は、主役が誰だかわかならない、スピンオフだらけの冗長な脱線エピソードみたいだ。俺が見たいのはこんな日本代表じゃねぇっていいたくなる。
 もしかして森保、このままゆくとトルシエより嫌いになるかもしれない。
(Jun. 05, 2019)

U-20日本0-1U-20韓国

FIFA U-20ワールドカップ・ラウンド16/2019年6月4日(火)/アレーナ・ルブリン(ポーランド)/BSフジ

 たった24時間のあいだに、U-22のトゥーロン国際大会・チリ戦、U-20W杯での日韓戦、そしてA代表の親善試合と、世代別の日本代表の試合が3試合もあった、代表サポーターにとっては悩ましい(それとも嬉しい?)一日。
 でもその3試合の結果は1勝1敗1分で、勝率5割といえば悪くないように聞こえるけれど、内容はどちらかというと悲観的。6-1とチリに大勝したU-22はともかく――チリって前回のコパ・アメリカで優勝しているはずなのに、ユース世代がそんなんでいいんだろうか?――U-20は韓国に負けてベスト16で敗退。A代表はホームでFIFAランキング93位のトリニダード・トバゴとドローときた。なってねー。
 U-20の試合は午前0時半キックオフで、最近ではふだんはもう寝ている時間だから、観るべきか悩んだんだけれど、でもベスト8を賭けての日韓戦だし、やっぱ観ておくべきだろうってんで、眠い目をこすって最後まで観たんでしたが……。
 結果は惜敗。いいサッカーはしていたんだけれど、ゴールを奪うところまでゆけず。終盤にミスから失点を許して、またもや韓国の前に屈することになってしまった。
 本当に前半はよかったんだよな。全体的に球ぎわで当たり負けしていなかったし、パスもスムーズにつながるしで、おー、日本の若い世代は本当に上手いな、この分ならばいけるんじゃないかと思ったんでしたが。
 スコアレスのまま後半に入ったとたん、そこからは韓国にペースを握られてしまう。前半は5バックで引き気味だった韓国が、後半から4バックにフォーメーションを替えて、積極的に攻めて出たせいで、日本のパスが思うようにつながらなくなった。もしかして前半の日本が気持ちよくボールをまわせていたのは、日程的に日本より厳しい韓国が体力温存であえて前半は捨ててきたから?――とか思ってしまった。
 まぁ、後半早々に日本のゴールが決まったと思ったら、VARにオフサイドの判定を受けて取り消されるという不運が痛かった気がする(まぁ、最初あれがオフサイドじゃなかったのが驚きだけれど)。あれでちょっとメンタルが乱れた感がある。そのほかにもゴールマウスをたたく惜しいシュートもあったし、そのうちの一本でもちゃんと決まっていたら、気持ちよく勝てたのになぁって。ほんとサッカー自体は日本のほうが韓国よりも内容がよかったと思うだけに本当に残念だ。
 失点は押し込まれている時間帯に、セイフティーにクリアすればいいところで無理につなごうとして敵に塩を送り、そこからいとも容易くクロスをあげられて、最後は高さで負けるという、わりとよくあるパターン。まぁ、A代表でさえありがちな展開だし、まだ若い子たちだから仕方ない気もする。しかもこのチームは森保のA代表に安部裕葵や久保建英らの主力を横取りされているわけだし。主力が怪我で途中離脱したとも聞く。それでもちゃんとグループリーグを無敗で突破しているんだから、たいしたもんだと思う。
 この試合の出場メンバーはGKが若原、DF小林友希、瀬古歩夢、菅原由勢、鈴木冬一、MF郷家友太、藤本寛也、齊藤未月(10番キャプテン)、山田康太、FWが宮代大聖、西川潤(17才の高校生)の11人。プラス、途中出場が中村敬斗、原大智、東俊希。
 うーん、ヴィッセルの郷家{ごうけ}しか知っている選手がいない(VARにゴールを取り消されたのは彼)。それでもみんな、とても上手かった。少なくても前半は文句なしに。彼らがちゃんと成長してゆけば――でもって、監督が森保よりもちゃんとした人ならば――きっと日本代表の未来は明るいだろうと思った。
(Jun. 05, 2019)

ガンバ大阪1-1鹿島アントラーズ

J1・第14節/2019年6月1日(土)/パナソニックスタジアム吹田/DAZN

 先週の鳥栖につづき、今週のガンバ大阪戦でも降格圏争いをしているクラブ相手に勝ち点を取りこぼした。
 鳥栖と違ってガンバはなぜ降格圏?って感じだし、この日の試合内容からすると本当になぜそんなに順位が低いんだって思うけれど(この試合のキックオフの時点でなんと暫定ながら最下位だった)、それでも事実は事実。下位に沈んでいるクラブとの二連戦で勝ち点わずか1ってんじゃあ駄目でしょうよ。あぁ、がっくり。
 この日のスタメンはGKクォン・スンテ、DF山本、チョン・スンヒョン、犬飼、安西、MF三竿、永木、中村充孝、白崎、FW土居、セルジーニョ。途中出場は安部裕葵、町田、レアンドロの3人。
 なぜかレオ・シルバがこの日は不在。最近の好調さからすると怪我以外の理由でベンチを外れるとは考えにくいから、きっとコンディションの問題でしょう。それはACLで2ゴールを決めたのを最後にベンチを外れている伊藤翔もしかり。あいかわらず怪我人が多くて困りものだ。
 まぁ、レオ・シルバがいないところは永木で補えるので、それ自体は問題ないのだけれど。やはり僕が気に食わないのは、この日も山本脩斗を右SBで起用してきたこと。
 安西が右では使えないのならばいいさ。でも違ったよね?
 この日の大岩は後半途中で山本を下げて町田を左SBとして起用、安西を右SBに移すという采配を披露した。でもって右にコンバートされた安西は、そちらのサイドでも見事な攻め上がりをみせてくれたんだった。やっぱ安西、右でもすごいじゃん!
 左がプロパーの山本を右で使って結果が出せず、その山本をさげて左SBに本来はCBの町田を起用するって、まったく意味がわからない。それだったら最初から山本に左SBをやらせりゃいいじゃん!
 安部の起用だってそうだ。20歳にしてA代表に呼ばれるほどの逸材――しかも今年は背番号10――にベンチを温めさせておいて、中村充孝をスタメンで起用する意味がわからない。過密日程での疲労があるとかいうならばともかく、前の試合からこの試合までは一週間近くあいているのだし、そもそも先週だって安部はベンチ・スタートだ。この試合で充孝がスタメン起用にこたえるだけの活躍をみせてくれていればまだしも、彼に替わって安部裕葵が出てきてからのほうが確実に攻撃が活性化しているんだから、本当にもうなにをいわんやだ。まったく納得がゆかない。
 試合は前半の早い時間に先制された苦しい展開ながら、前半の終わり近くに土居のファイン・ゴールで追いつき、後半は有利な試合運びをしながら、残念ながらドローで終わってしまった。決して出来は悪くなかったけれど、相手の順位を考えると確実に勝ち点3が欲しい一戦だった。それを納得のゆかない采配で勝ち点1に終わらせているわけだから、大岩に文句のひとつふたつはぶつけずにはいられない。
 相手のガンバは遠藤、今野のベテランふたりと韓国代表のファン・ウィジョがベンチスタート。かわりに食野――これで「めしの」って読むとは思わなかった――や小野瀬、矢島といった若い選手たちがアデミウソンとともに躍動していた。
 とくに目立っていたのが先制ゴールを決めた食野で、彼は現在なんとJ3の得点王なんだそうだ(G大阪U-23で8ゴール)。なるほど、ファン・ウィジョにベンチを温めさせてスタメン起用されるだけのことはある。
 そのファン・ウィジョは途中出場。あと今野も出てきたけれど、遠藤は最後まで出番なしだった。ヤットが怪我でもないのに出番なしで終わるのを観たのって初めてな気がする。久保建英の台頭もあるし、ほんと今年は時代の変わりめ感がすごい。
 でもまぁ、後半のガンバは一方的に鹿島に攻め込まれていたし、その状態で反撃に出るために遠藤を投入するのではなく、守りに入って今野を入れてくる監督・宮本恒靖の采配には、苦しい状況が透けて見えている気がした。
 日本代表のレジェンドだった宮本にはがんばって欲しいんだけどな。残念ながら、いまままだと遠からず解任の声が聞こえてきそうな……。
 ――とか、よそさまの心配をしている場合じゃない。今節はFC東京が勝ったので、首位との勝ち点の差はじつに9まで広がってしまった。
 これ以上離されたら、シーズンの折り返しを待たずにギブアップだ。勘弁して欲しいぞ。
(Jun. 02, 2019)