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文士厨房に入る

ジュリアン・バーンズ/堤けいこ・訳/みすず書房

文士厨房に入る

 イギリス人作家ジュリアン・バーンズの料理にまつわるエッセイ集。
 わざわざこんな本を出すくらいだから、ジュリアン・バーンズという人は料理に関しては人並み以上の情熱をそそいでいるのだろうけれど、この本を読んでもその熱い思いがほとんど伝わってこない。そのへんが偏屈なイギリス人気質だかなんだか。
 うちの奥さんなんかは、レシピの通りにものを作らないで、適当にアレンジするのが当然と考えている人なので、世の中にはそういう人が多いのかと思っていたけれど、バーンズ氏の場合は料理本のレシピを一言一句、文字通りに再現するのをモットーとしているらしく──やはり文章を書くことをなりわいにしているからだろうか?──、それゆえに絶えずその表現のあいまいさに悩まされることになるらしい。
 ということで、この本を読んで印象に残っているのは、あまたの料理本に関する愚痴ばかり。レシピの通りに作ろうとしても作れたためしがないとか、適量とか書いてあるけれど、適量ってどれくらいだよとか。
 だからこの本を読んでも、登場した料理が食べたくなるとか、みずからも料理に挑戦してみたくなる、なんてことはまったくない(少なくても僕はなかった)。
 さらりと読める文章ではないけれど、かといって文学的な深みがあるでもないし、そういう意味では、ジュリアン・バーンズ氏の私生活の一端をのぞいてみたいとか、料理好き仲間としての悩みを共有したいとかいう人以外にとってはあまり楽しい読みものとはいえないと思われます。
 あと個人的には翻訳がいまいちこなれていないのも気になった。あとがきの文章は自然なので、本文に関してはバーンズ氏の原文にてこずった結果なのかもしれないけれど、単なる文体以外の部分、とくに外来語のカタカナ表記で、「リコリス」を「リカライス」なんて訳していたり、『タイタニック』の主演女優の名前を「ケイト・ウィンズレット」なんて濁音で表記していたりとか、一般的に使われている言葉を無視しているところが気になってしまい、いまいち気持ちよく読めなかった。
(Oct. 28, 2018)

ペルセポリス0-0鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグ・決勝(第二試合)/2018年11月10日(土)/アザディスタジアム/日テレジータス

 いやぁ長かった。何度目の挑戦か知らないけれど、少なくても初挑戦から十年以上はたっている。アントラーズがついにAFCチャンピオンズリーグを制してアジアの頂点に立った。そしてタイトル数もついに20の大台に乗った。祝・20冠達成~。
 この日の試合自体については特に書くことがない。スタメンは第一戦と同じメンツで、試合はスコアレス・ドローに終わった。途中出場は安西、永木、金森。
 なんでもペルセポリスは今大会、ホームでは負け知らずだとのことなので、勝ってその記録に土をつけたかったところだけれど、さすがにそう甘くはなかった。でもまぁ、十万人の大観衆が集まってブブゼラを吹き鳴らすけたたましいアウェイの試合を無失点で終えたんだから上出来だ(しかしなにが楽しくてブブゼラなんて吹いているんだろう? 自分の国の楽器ならばいざ知らず。イラン人の好みはよくわからない)。
 大会MVPは鈴木優磨(セルジーニョかと思ったら)。優磨は試合の二日前に日本代表に初招集を受けているし、めでたさ二倍──といいたいところだけれど、でも試合の終盤に足を痛め、表彰式でも足を引きずっていたので、もしかしたら代表はキャンセルかもしれない。そうなったら残念だけれど、ここで無理をしてクラブW杯に出られなかったら困るので、いまは無理は禁物。そもそも、まだ来期のACL出場も決まっていないし、優先すべきは代表よりもJ1の3位と天皇杯だろう。
 いやぁ、しかし優勝できて本当によかった。国内最多タイトルを誇るとはいえ、アジアでは一度もチャンピオンになっていないのでは、画竜点睛を欠くの感が否めなかったから。悲願という言葉はおおげさで好きじゃないんだけれど、こればかりは悲願のタイトルと呼びたくなる。これで名実ともに常勝軍団という呼び名に恥じないチームになれた気がする。唯一欠けていたピースが埋まって、ようやく鹿島アントラーズというクラブが完全体になったとでもいった感じ。
 クラブの皆さん、優勝ありがとうございました!
(Nov. 11, 2018)

月を歩いている

n-buna / 2016 / CD

月を歩いている<初回生産限定盤>

 もう一枚、n-bunaの作品を。こちらは2年前にリリースされたボーカロイドのセカンド・アルバム(インディー盤も入れれば三枚目)。さユりのカバーした『ルラ』はこのアルバムに収録されている。
 シンデレラをモチーフにした『ルラ』を初めとして、この作品はすべての曲が童話や昔話をモチーフにしたコンセプト・アルバムとなっている。まずこの発想がキャッチーでいい。
 とりあげられているお話は、シンデレラ、狼少年、人魚姫、赤い靴、白雪姫、ラプンツェル、セロ弾きのゴーシュ、ヘンゼルとグレーテル、かぐや姫。あと、童話作家の歌が一曲と、初回限定盤の特典としてついてくるオリジナル童話のミニ絵本『カエルのはなし』のテーマ曲がボーナス・トラックとして収録されている。
 それとピアノ中心のインスト・ナンバーも五曲ある。ナブナのアルバムにはどれも必ずインスト・ナンバーが入っていて、それらがとてもいいアクセントになっている。
 素晴らしい詩を書く人だけれど、歌詞なしのインストでも十分聴かせるのだから、そのメロディー・メイカーとしての才能にも疑いなし。もちろん、打ち込みで音楽を作っているのだから、アレンジはすべてナブナ本人の手によるものだ。
 要するにナブナという人は、作詞・作曲・アレンジのすべてに秀でた、三拍子そろった恐ろしい才能の持ち主なわけです。
 なぜナブナがボカロで音楽活動を始めたのかは知らないけれど、これほどの才能の持ち主が、もしも歌が下手で自分では歌えないとか、人づきあいが嫌いでバンド活動ができないとかの理由でひきこもったまま、その才能をこの世に知らしめることができなかったとしたら、それはもったいないにもほどがある。
 僕は基本的に打ち込みよりも生演奏のほうが好きだから、人の声までが人工的に作られたボーカロイドにはこれまでまったく興味がなかったけれど、それでもボカロという表現手段があったからこそ、ナブナの才能が日の目を見ることができたとするのならば、ボカロの存在を肯定しないではいられいない。ナブナの音楽を聴いて、僕はいまの時代にボカロがあってよかったと思った。
 まぁ、正直なところ、ボカロだと歌詞がはっきりと聴き取れなくて、その歌の世界に浸りきれないので、どうせならこのアルバムをヨルシカでまるごとセルフ・カバーしてくれないかなと思ったりもするのだけれども。
 そうそう、公式サイトで公開されているナブナ本人による楽曲解説では、『白ゆき』について、「歌詞の「Snow White」は白雪姫の英題で、世に出した曲では初めて英単語を詩に使った気がする」なんて書いている。
 いわれてみれば、彼の歌詞はほぼ全編日本語だった。このご時勢にここまで英語を使わないアーティストって珍しいと思う(芸名はアルファベットだけど)。そこんところも僕がナブナを大いに気に入っている要因だったりする。
(Oct. 19, 2018)

負け犬にアンコールはいらない

ヨルシカ / 2018 / CD

負け犬にアンコールはいらない(初回生産限定盤)

 この夏はこの人の音楽ばかり聴いていました。ボカロP(ボーカロイドで音楽を作る人)のn-buna(ナブナ)がsuis(スイ)という女性ボーカリストと結成したユニット、ヨルシカのセカンド・ミニ・アルバム。
 酸欠少女さユりがカバーした『ルラ』という曲がめちゃくちゃ素晴らしかったことで、唐突に僕個人の注目の的となったナブナくん。調べたら Apple Music でこのバンドの音源の配信されていたので、ためしにと聴いてみたらこれがよくて。
 いや、正直にいうと、最初のうちは「いい年をしてこれにはまっちゃいけないんじゃないか?」と思ってためらっていたんだけれど、どうにも繰り返し聴かずにいられなかったもんで、途中で余計なことは考えずに好きなだけ聴こうとリミッターをはずしたら、それ以来、はまりっぱなし。あまりに好きすぎて、ミニ・アルバム二枚ではものたりなくなり、ついには配信で公開されていないボーカロイド作品まで、手に入る作品はすべて買うことになった。よもや自分がBUMP以外で初音ミク絡みのCDに金を払うとは思わなかった。
 ナブナのなにがそこまで僕の琴線に触れたかというと、まずはその歌の世界観。
 『ルラ』では「そもそも人が嫌いだ」なんてフレーズを筆頭に、全編に厭世的な言葉があふれていたけれど、その点はバンドを組んだここでも衰えず。「こんな人生なんかは捨てたい」「さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ」「青春の全部を爆破したい」etc……。そんな思春期のルサンチマンたっぷりの言葉が並ぶ。その辺が最初に僕に彼の世界に浸るのをためらわせた要因でもある。
 そこで終わっちゃうと救われないのだけれど、彼の歌は基本どれもラヴソングだ(──って初めてRADWIMPSを聴いたときと同じことを書いている気がする)。つまり人が嫌いだと歌いながらも、一方で人を恋せずにはいられない──そういうジレンマがみごとな言語感覚で歌われている。厭世家の恋というのは漱石の昔から文学のメイン・テーマなわけです。これにぐっとこないでいられようかって話。
 あと、この人は風景描写に秀でているのも特徴。歌の背景になる季節はほとんどが夏。セミが鳴き夏草がしげるバス停の風景が繰り返し歌われる。その切なさにはある意味、海のないサザンかってくらいの個性がある。
 かつて初めてBUMPを聴いたときには藤原くんがその歌に起承転結のある物語を閉じ込める才能に大きな感銘を受けたものだけれど、ナブナの風景描写のセンスにもそれに負けないフレッシュさを感じた。
 で、単にそんなふうに作詞能力に秀でているだけではなく、彼の音楽はそのサウンド面でも僕にはツボ。
 ボカロというと打ち込みなイメージが強いけれど、ナブナは軸足がギタリストらしく、そのサウンドはソロ名義のボカロのころから基本的にロックだ。それも速いやつ。ヨルシカでは普通にスタジオ・ミュージシャンのサポートを受けて、バンド編成でのロック・サウンドを聴かせてくれている。
 あと、ヨルシカにしても、ボカロにしても、男性目線の歌を女性の声で歌うことで、思春期の青臭さがいい感じで緩和されているところがいい。独特の世界観をもったネガティヴなラヴソングが性急なギターサウンドに乗った女性の声で描き出されるところになんともいえない味がある。
 もうひとつ。この作品の場合、三十分たらずのミニ・アルバムであるところも聴きやすくてリピートに拍車をかける要因。これと前作の『夏草が邪魔をする』をあわせても一時間に満たないので、僕はこの夏の通勤時には毎日のようにこの二枚をつづけて聴いていた。最近はカニエ・ウエストの作品もみんなこのくらいのボリュームだし、時代のトレンドはミニ・アルバムなんじゃないだろうか。
 ということで、僕にとっての今年を代表するアルバムを選べっていわれたら、迷わずこれで決まりって一枚。ナブナを紹介してくれた酸欠少女には感謝しかない。
(Oct. 11, 2018)

鹿島アントラーズ2-0ペルセポリスFC

AFCチャンピオンズリーグ・決勝(第一試合)/2018年11月3日(土)/カシマサッカースタジアム/BS日テレ

 いよいよACLも決勝。まずはホームでのファースト・レグに快勝~。
 スタメンはクォン・スンテ、西、チョン・スンヒョン、昌子、山本修斗、三竿健斗、レオ・シルバ、土居、安部裕葵、セルジーニョ、鈴木優磨の11人。途中出場は安西、永木、金森の3人。
 U-19代表に招集されていた安部裕葵が大会の途中でチームを離れて帰ってきたので(代表は残念ながらその後ベスト4で敗れた)、遠藤が故障明けでベンチだったのを除けば、ベストの布陣で戦えた。決勝ということでスタジアムにも3万5千を超える観客が集まったのも大きかった(サポーター立派)。
 でも立ち上がりはいまいち安定感なし。開始早々相手に押し込まれ、ゴール前でまずい守備からどフリーのチャンスを与えたときにはどうなることかと思ったけれど──その場面はチョンが身体を投げ出し、顔でふせいで事なきを得た──その後は徐々に落ち着きを取り戻し、前半はスコアレスで終了。後半に素晴らしい連携からレオ・シルバ、セルジーニョの2ゴールが生まれ、そのまま無失点で勝利を収めた。
 レオ・シルバの先制点は土居とのワンツーが見事だった。土居は左サイドのイメージが強いけれど、この日は遠藤の代役として右でプレーして、先制点に絡んでみせた。セルジーニョの追加点はセットプレーのこぼれ球を拾った三竿からの、右サイドへ浮き球のラストパスが絶妙だった。どちらのゴールも決めたのはブラジル人の助っ人だったけれど、ちゃんとチームとして機能しているからこそ生まれた素晴らしい得点だった。
 ペルセポリスというクラブは、僕が知らなかっただけで、イランではもっとも人気のあるビッグ・クラブなんだそうだ。でもって今期はここ半年ちかく、複数得点を許したことがないほど堅守を誇るという(なんだそりゃ)。
 そういう相手に2得点かつ無失点で勝てたのはでかい。これで次の試合で1点でも奪えれば、アジアチャンピオンは確定でしょう。まぁ、スタジアムは8万だか10万だかの収容人数を誇るそうなので、どんな試合になるんだか、見当がつかないけれど。
 そういや、前半の早い時間にイラン人らしき観客がイランの国旗を振りながら乱入してくるなんてハプニングがあった。あと、試合終了間際には接触プレーにいらだった相手選手が西を倒して、二枚目のイエローで退場になるなんて場面もあった。次の試合もきっといろいろあって、簡単な試合にはならないんだろう。
 いずれにせよアジアの頂点まであと一試合。一週間後の試合を楽しみに待とう。
(Nov. 04, 2018)


【相棒】
しろくろや

【過去のコンテンツ】
過去の噂

【Shortcuts】
音楽 CD/DVD / コンサート / エレカシ / 購入CD
作品 / 作家 / 翻訳家 / 読了 / 積読 / クリスティ
映画 作品 / 監督 / 俳優 / 公開年
蹴球 日本代表 / Jリーグ / 鹿島 / W杯

【New Releases】
11/16Shiny And Oh So Bright,Vol.1 / The Smashing Pumpkins
11/16Merrie Land / The Good, The Bad & The Queen
11/16Delta / Mumford & Sons
11/2130th ANNIVERSARY TOUR”THE FIGHTING MAN”FINAL さいたまスーパーアリーナ / エレファントカシマシ
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11/30Songs for Judy / Neil Young
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12/12タイトル未定 / RADWIMPS
12/14Springsteen on Broadway / Bruce Springsteen
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01/18Remind Me Tomorrow / Sharon Van Etten

【ライヴ】
01/18エレファントカシマシ@日本武道館

【サッカー観戦予定@TV】
11/16[親善試合] 日本-ベネズエラ
11/20[親善試合] 日本-キルギス
11/24[J1・第33節]
12/01[J1・第34節]

【新刊コミックス】
11/22『ダメな私に恋してくださいR(6)』 中原アヤ
11/22『ハコイリのムスメ(7)』 池谷理香子
11/22『椿町ロンリープラネット(12)』 やまもり三香
11/22『おおきく振りかぶって(30)』 ひぐちアサ
11/22『JJM 女子柔道部物語(5)』 小林まこと
12/04『ONE PIECE(91)』 尾田栄一郎