Coishikawa Scraps

小石川近況

Photo

更新履歴

2026-10-24本『夢で会いましょう』 New!
2026-10-22蹴J1 第11節・京都-鹿島
2026-10-20蹴J1 第10節・鹿島-長崎
2026-10-18映『ランニング・マン』
2026-10-16蹴ACLE 第2節・Cハノイ-鹿島
これ以前の更新履歴はこちら

検索

新譜

最後に熱い日々を狂わしき想いで ユニコーン あたえてこ 【 通常盤 】(CD) No Bad Memories [Explicit] Pick You Up Do Not Dare To Dream あかねさす頃

マンガ

LIAR GAME 20 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) MAO(31) (少年サンデーコミックス) 魔法のリノベ : 9 (ジュールコミックス) ながたんと青と-いちかの料理帖-(16) (Kissコミックス) きみは世界の中心です(4) (Kissコミックス) さむわんへるつ 5 (ジャンプコミックスDIGITAL) ふつうの軽音部 12 (ジャンプコミックスDIGITAL) あかね噺 24 (ジャンプコミックスDIGITAL) アオのハコ 27 (ジャンプコミックスDIGITAL)

読書中

野性の証明 (角川文庫) SUDDEN FICTION 超短編小説70 (文春文庫)

最近の五本

夢で会いましょう

村上春樹・糸井重里/講談社文庫

夢で会いましょう (講談社文庫)

 未読の村上春樹作品のうち、デジタル化されているものをすべて読み切っておしまいにするつもりだったんだけれど、紙で入手可能な文庫本がまだ二冊あったので、それも読んでおくことにした。でもって、どうせだからと、絶版になっている本もブックオフで手に入るものを取り寄せたら、月一では年中には読み終わらない数になったので、ここでもう一気に読み切ってしまうことにしました。

 ということで「月刊・村上春樹」あらためて「村上春樹最終強化月間」の第一冊目は、糸井重里氏との共著@講談社文庫。初版は一九八六年だから、ちょうど四十年前の作品。

 これ、僕は勝手に対談集だと思い込んでたら、前書きで春樹さん自身がそう思っている人がいるけどマチガイですと書いていた。けっこう一般的な思い違いらしい。

 同時期に村上龍との対談集が出ているので、それと同列に考えてのことだと思うのだけれど、そちらが文庫化されていないのに、こちらが文庫化されているのはなぜだろうと思っていたら、理由は明確だった。これがちゃんとした(といえるかどうか微妙だけれど)確固たる個性を持った作品だからだ。

 内容はランダムなカタカナ語をキーワードにしたショートショートをアイウエオ順で収録した、村上・糸井版の『悪魔の辞典』みたいな本。

 内容も雑多で、長いものでも五ページくらい、短いものは一行でおしまいと、ボリューム的にもまちまち。書き手の順番もてんで気ままで、糸井さんの作品が何篇かつづいたあとに、春樹氏を一編はさんでまた糸井さん、みたいな調子。全体としては糸井さんの作品のほうが多い印象だった(ちゃんと数えていないので、あくまで印象)。

 作風はのちの『夜のくもざる』に近くて――つまりあまり僕の好みではない――初めて読む糸井さんの文章もけっこう春樹氏と同系統の感触があり、全体としてのまとまりはいい。トータル・コンセプトがしっかりしていて、なかなか個性的な本だと思った。これは絶版になっていないのも納得。

 おもしろいのは、ふたりの作品が似ていて非なるところ。どちらの作品かは、各章の最後にある丸で囲った「m」と「i」の記号で区別する仕組みなのだけれど、その記号にたどり着かなくても、読んでいると、とりあげる題材の違いや、語り口で、これは春樹さんだなとか、これは糸井さんだ、というのがなんとなくわかる。

 ――というか、そりゃアリクイやクモザルなんかが出てくりゃ、誰だってこれは春樹さんだって思うよなって話なんだけれど。なかにはそのまま『夜のくもざる』に転用してない?――って思うような作品もある。四十年前からずっとアリクイやクモザルなんかが出てくる話を書いてるの、ちょっとすごいなと思った。

 『ヤクルト・スワローズ詩集』もすでにこのころにはあったんすね。長持ちだな。

(Oct. 24, 2026)

京都サンガFC2-2鹿島アントラーズ

J1・第11節/2026年10月21日(水)/サンガスタジアム by KYOCERA/DAZN

 一昨年の鹿島の監督、帰ってきたランコ・ポポヴィッチひきいる京都サンガとの中3日でのアウェイでの一戦。

 あちらはエースのラファエル・エリアスが離脱中だというから、今回は楽勝かもと思ったら、やっぱそう簡単にはいかない。この試合も予想外の展開をみせる。

 前半16分に自陣のサイドスローからボールを奪われてカウンターを食らい、新井晴樹という選手にシュートを決められて、いきなり1点のビハインド。前半の京都のシュートはそれ1本だったのに、そのまま前半は終了。

 この日は、早川、津久井、植田、キム・テヒョン、小川、マテウス・ブエノ、三竿、松村、吉田湊海、優磨、レオ・セアラという先発メンバーだった。前節から6人も入れ替わっているけれど、まぁ、それは前節のほうがイレギュラーだったってことだ。

 後半頭から鬼木は吉田湊海にかえてチャヴリッチを入れてくる。

 チャヴリッチはこの日もキレキレで、後半15分には見事な同点ゴール!――と思ったら、VARが介入して、その前に津久井がハンドをしていたという判定で取り消し。えー、あれ手に当たってなくない? ちくしょうめ。

 このちょっと前から足をひきずっていたレオ・セアラが、この直後にエウベルと交替してしまう。前半からこちらのシュートが枠をとらえられないシーンが多かったし、ゴラッソは取り消されるし、エースは怪我をしてしまうし、なんか嫌な展開だなぁ……と思っていた悪い流れを変えたのは、この日もキャプテン柴崎だった。

 後半28分に小池とともに彼がピッチに立ってからわずか5分。柴崎のスルーパスを受けた優磨からのクロスにエウベルがあわせて、今度は文句なしの同点弾! パスもトラップもクロスもシュートも文句なしの一撃!

 ただ、そのあと優磨を徳田にかえ、交替カードを使い切って攻め立てるも、なかなかゴールが奪えない。

 あぁ、このまま終わりかと思った後半ロスタイム――。

 マテウス・ブエノが蹴り込んだロングボールに持ち前の駿足を生かして追いついた松村が、相手DFと競り合いながら爪先でシュート!

 最初の一撃はハウス(身長198センチのブラジル人GK)に止められるも、そのこぼれ球に反応した松村は2発目をゴールネットに押し込んだ。

 最後の最後の劇的な逆転ゴール!!!!

 ――と思ったのに。

 まさかその2分後に新井にこの日2点目を決められて同点で終わろうとは……。

 アシストはラグビー選手みたいな体格の加藤拓己という選手(途中で植田と揉めて異種格闘技戦みたいになっていた)。誰だよ、新井とか、加藤とかって――と思ったら、新井はワンシーズンだけとはいえクロアチアでのプレー経験があるし、加藤は鹿島のつくばユース出身じゃん!

 なんてこった。やっぱJリーグはどんなクラブもあなどれん。京都のシュートはたった3本なのに、それで2失点って……。ああ、連覇への道けわし。

 そうそう、この試合では出番がなかったけれど、この日は樋口がベンチ入りしていた。祝・復活! 過密日程だし、出番はすぐ来るだろう。楽しみにしてます。

 とりあえず、いまはレオ・セアラの怪我が長引かないことを祈るばかりだ。

(Oct. 22, 2026)

鹿島アントラーズ2-0V・ファーレン長崎

J1・第10節/2026年10月17日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 去年長崎に加入したピトゥカがようやくカシマスタジアムに凱旋する!――ってんで、現地観戦しようか悩むくらいに楽しみにしていた一戦だったのに……。

 長崎の監督・高木琢也はピトゥカをスタメンで使わず、途中出場もさせなかった。なんてつまらない男なんだ。

 サッカーはしょせんエンタメなんだから観客を楽しませてなんぼでしょうに。しかも鹿島のホームだよ? スタジアムの大半の観客が観たがる選手を使わないでどうする! 開幕戦に16歳の三井寺を起用した、マリノスのコリカの爪の垢を煎じて飲ませたい。

 高木にも森保に通じる生真面目さゆえの融通のきかなさを感じる。どうしたら観客が喜ぶかって視点が決定的に欠けている気がする。監督としての高木には比較的好印象を持っていたんだけれど、この試合で一気にその評価が下落した。もう応援しないぜっ!

 さて、そんな試合のほうはというと。

 序盤にチャヴリッチの活躍で2得点した鹿島がそのまま逃げ切り。下位のクラブからきっちりと勝ち点3を取って、公式戦3連勝を果たした。

 スタメンは早川、津久井、植田、関川、大森、柴崎、マテウス・ブエノ、林、エウベル、レオ・セアラ、チャヴリッチという11人。

 鈴木優磨がベンチスタートだったのと、大森の初スタメン、ひさびさの関川の起用にびっくり。前節のACLとは5人の入れ替え、一週間前のガンバ戦と一緒だったのは、早川、植田、柴崎、レオ・セアラという縦のラインの4人だけだった。なにげに広瀬が2試合連続でベンチを外れているのは、ケガでもしたんだろうか。

 試合が動いたのは開始からわずか18秒。ロングボールを追って敵陣深くに入り込んだチャヴリッチが、大南(今季加入したばかり。その前は海外に行ってたのか!)にうしろから足を蹴られてPKを獲得。あまりに早すぎて、え、まじかって感じのPK獲得だった。これをレオ・セアラが決めてあっけなく鹿島が先制。

 でもって追加点も前半5分。林のアシストから最終ラインの裏をとったチャヴリッチが、切り返して右サイドの深くまで持ち込み、角度のないところからシュートを決めた。相手DFにあたってゴールに入る形で、ちょっと持ちすぎた感はあったけれど、決まってよかった。

 林も鬼木の抜擢がずばり。このアシスト以降も、最後まで精力的に走り回っていて、これまでになく好印象だった。まあ、あとはもう少しゴールへの意識を高く持ってくれればねぇ……。あと一歩かな。これからの成長に期待している。

 ということで、早い時間に2点差をつけたこともあって、その後は無理をしない、のんびりとした試合展開になった。

 終盤には相手のシュートを早川がかろうじて右膝にあててコースをそらして難なきを得たり、マテウス・ジェジスにフリーでの突破を許して、早川の頭上を越すループシュートを打たれ、植田がゴールラインのギリでボールを掻き出すなんて、きわどいシーンもあったものの、それでもなんとかクリーンシートで試合終了。関川スタメンできちんと守り切れてよかった。まぁ、けっこう危なっかしかったけれどねぇ……。

 途中出場は、小川、松村、三竿&優磨、徳田の5人。大森のプレーにとくに問題があったとも思わなかったので、前半だけで小川に替えてしまったのかは疑問。まぁ、これからも過密日程がつづくし、鬼木にもなにか考えがあるんだろう。

 長崎ではずっと金髪のイメージだった山口蛍の髪が黒くなっていた。すっかり年を取って、見た目はちょっと地味になったけれど、でもプレーではキャプテンマークにふさわしい存在感だった。ワントップに入ったジョナタン・ジュニオールにもけっこうシュートを打たれていた。ジョナタンって名前はちょっとかわいい感じだけれど、プレーはかわいくなかった。3バックの一角には、FC東京から育成型期限付き移籍で加入した土肥がいた。

 でもまぁ、この試合については、序盤の2得点と、ピトゥカの出番がなかったことがすべてだ。

(Oct. 20, 2026)

ランニング・マン

エドガー・ライト監督/グレン・パウエル、ジョシュ・ブローリン/2025年/イギリス、アメリカ/Apple TV

ランニング・マン

 エドガー・ライトの最新作はスティーヴン・キング原作!――と聞いて、おーっと思ったあと、それがアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『バトルランナー』のリメイクだと聞いて、びっくりした。

 観たことないけれど、『バトルランナー』ってスティーヴン・キング原作だったんだ。でもって原題はこの作品と同じ『The Running Man』なんだ。それを『バトルランナー』なんてタイトルに改変した当時の配給会社って……。

 まぁ、たしかに『ランニング・マン』というタイトルは地味目で食欲をそそらない。エドガー・ライトの作品じゃなかったら、僕も観ようとは思っていなかった気がする。

 とはいえ、さすがに『バトルランナー』はどうなの?――って気がしてしまう。この場合は『ランニング・マン』が主人公が出演するテレビ番組のタイトルだから、なおさら変えちゃいけないだろうって思う。

 そもそもこの映画の「ランニング」は「走る」よりも「逃げる」の意味だ。『逃亡中』のリアル版といった内容で、社会のはぐれ者が一発千金を夢見て、命がけで参加する鬼ごっこ番組。逃げ通せば億万長者、見つかればその場で死刑。幼い娘の治療費に困った主人公(グレン・パウエル)は、ジョシュ・ブローリン(最近よく観るなぁ)演じるプロデューサーにそそのかされて出演を許諾してしまう。

 主人公がウィリアム・H・メイシー、マイケル・セラ、エミリア・ジョーンズらの脇役たちとかかわりあいながら繰り広げる逃避行の模様はとてもスリリングだ。ただ、人殺しをエンタメとして消費している社会の話なので、いまいち後味がすっきりしないのが残念なところ。

 あと、スティーヴン・キングの原作が強力すぎるせいもあるんだろうけれど、これまでに観たエドガー・ライトの作品のなかでは、もっとも彼らしさが感じられない作品だった。やたらと金もかかっていそうだし、大金が動く環境だと、インディーズっぽい作風の人が個性を発揮するのって難しいんだろうなって思った。

 とりあえず作品のテーマとはまるで関係ない昔のソウル・ミュージックが使われているところに、かろうじて彼の自己主張を感じた。

(Oct. 18, 2026)

コンアン・ハノイ0-1鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグELITE・第2節/2026年10月13日(月)21:15/ハンダイ・スタジアム/DAZN

 ニューカッスルに大勝したときに、今回のACLは楽勝じゃんとか思ったのは甘かった。やっぱサッカーはそんなに簡単じゃないってことを知らしめたACLの第2節。ベトナムのコンアン・ハノイとのアウェイでの対戦。

 前のガンバ戦からは中3日だから、スタメンの大幅入れ替えを予想していたんだけれど、鬼木はわずか3人しか替えてこなかった。吉田湊海をエウベルに、柴崎をマテウス・ブエノに、そして広瀬を津久井に替えただけで、あとは一緒。

 つまりツートップは優磨とレオ・セアラという万全の体制。このスタメンを見て、鬼木はこのチームをけっこう警戒しているのかもと思った。でなければ、もっとサブのメンバーにチャンスを与えるだろう。

 果たして。試合はまったくの五分の展開になる。人工芝っぽい硬さだという慣れない芝のせいもあったのかもしれない。序盤からなにそれってパスミスが散見された。

 こちらの出来がいまいちなのに加えて、相手も予想外に強い。

 それもそのはず。スタメンには外国人が3人だけだったけれど――内訳はブラジル人、コロンビア人、オーストラリア人――そのほかにベトナム籍だけれど出身はフランスやチェコという選手が3人いた。つまりふつうのベトナム人は残り5人。でもってその全員がベトナム代表だという。

 過去の記録してみても、日本代表はベトナム相手に楽には勝てていない。そんなベトナム代表の選手たち+多国籍軍からなるハノイは侮れない相手だった。結局前半は押され気味のまま終了。

 その展開をみて、鬼木は後半の頭から、マテウス・ブエノに替えて、柴崎を投入する。

 これで試合の流れが変わった。柴崎が中盤の底でタクトをふるうようになってからは、鹿島が主導権を握れるようになった。さすが頼れるキャプテン。

 でもって後半の16分。そんな柴崎が自身でチャンスメイクをして、右サイドを深くえぐって高速のクロスを蹴り込むと、それがハノイの選手にあたってオウン・ゴールとなり、鹿島が先制~。柴崎の崩しがあまりにきれいだったもんで、オウン・ゴールとはいえ、味方が決めたも同然って満足感があった。

 結局この1点を守り切る形で試合は終了。終盤に相手の枠内シュートを早川が横っ飛びして止めるなんて危ないシーンもあったけれど、なんとか逃げ切って勝ち点3をゲットした。

 途中出場は柴崎のほか、チャヴリッチ、吉田湊海&大森渚生、徳田の計5名。徳田は前日の記者会見にチームを代表して出席していたのに、出場は後半37分からのわずかの時間だけで、ちょっと気の毒だった。

 大森のプレーは初めて観たけれど、柴崎と一緒にFKのポジションについていたのに驚いた。左利きでプレースキック蹴れんのか。なるほど、そりゃ今年はすっかり替えがきかない感じになりつつある小川のバックアッパーにはもってこいだ。

(Oct. 16, 2026)



【相棒】
しろくろや

【Shortcuts】
音楽 作品 / ライブ / 会場 / 購入 / エレカシ
本 作品 / 作家 / 翻訳家 / 出版社 / 読了 / 積読
映画 作品 / 監督 / 俳優 / 年 / シリーズ / ドラマ
蹴球 鹿島 / Jリーグ / 日本代表 / W杯

【新譜】
11/04DEKAI / キタニタツヤ
11/04PURE / キタニタツヤ
11/06Worst Christmas Ever! / Sufjan Stevens
11/06Good Weather For Immaculate Conception / Alanis Morissette
11/13Carnaval De Luz / U2
11/25kettle / スピッツ
12/09XX / 木村カエラ

【ライブ】
10/28BUMP OF CHICKEN@有明アリーナ
02/06BUMP OF CHICKEN@東京ドーム
02/11宮本浩次@代々木第一体育館

【サッカー】
10/24[J1 第12節] 鹿島-柏
10/28[ACLE 第3節] 鹿島-浦項
10/31[J1 第32節] 鹿島-C大阪

【準備中】
10/27[本] 使いみちのない風景
10/29[本] 波の絵、波の話
10/--[本] 辺境・近境
10/--[本] またたび浴びたタマ
10/--[本] 村上かるた うさぎおいしーフランス人

【過去のコンテンツ】
Coishikawa Scraps Bootleg 2.0