Welcome

更新履歴

2019-04-25サッカー ACL・鹿島-慶南 New!
2019-04-22サッカー J1 第8節・鹿島-仙台
2019-04-20サッカー J1 第7節・F東京-鹿島@味の素スタジアム
2019-04-14『渚にて 人類最後の日』
2019-04-12『くらもち花伝 メガネさんのひとりごと』
これ以前の更新履歴はこちら

直近のイベント

04/26Ultimate Rave / Prince
04/26Peter Doherty & The Puta Madres / Peter Doherty & The Puta Madres
04/26『バディドッグ(4)』 細野不二彦

新譜

Honk -Deluxe- Social Cues 9999 All About Eve (Original Music) No Geography Begin Again だから僕は音楽を辞めた (初回生産限定盤) Rose of the West Brutalism When We All Fall Asleep.. Talk Is Cheap (2019 - Remaster) [Deluxe Version] UC100V

マンガ新刊

テリトリーMの住人 7 (マーガレットコミックスDIGITAL) GIANT KILLING(51) (モーニング KC) JJM 女子柔道部物語(6) (イブニングコミックス) 百鬼夜行抄(27) (Nemuki+コミックス) 五等分の花嫁(9) (週刊少年マガジンコミックス) マロニエ王国の七人の騎士(3) (フラワーコミックスα) あさドラ! (1) (ビッグコミックススペシャル) ヲタクに恋は難しい: 7 (comic POOL) ハイスコアガール 10巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER)

読書中

IT(1) (文春文庫) ポケットにライ麦を (クリスティー文庫)

準備中

I can feel you creep into my private life [輸入盤CD](4AD0052CD)
Tune-Yards
@WWW X
TELL ME HOW YOU REALLY FEEL (DELUXE EDITION) [CD]
Courtney Barnett
@TSUTAYA O-EAST
最後の将軍 徳川慶喜 (文春文庫)

Google 検索

Google

New Scraps

鹿島アントラーズ0-1慶南FC

AFCチャンピオンズリーグ・グループE/2019年4月24日(水)/カシマサッカースタジアム/日テレプラス@スパカー!

 よもや一ヶ月前まで名前も知らなかった日本人にゴールを奪われて、韓国のクラブに負けようとは……。
 前の試合では書かなかったけれど、慶南{キョンナム}FCには邦本宜裕{くにもとたかひろ}という見知らぬ日本人がいた。なんでACLに出てくるレベルの強豪クラブに聞いたこともない日本人が?――と思ったら、この邦本くん、福岡でプレーしているときに不祥事を起こして解雇になり、その後、いまのクラブに拾われたらしい。
 まぁ、どういう経緯で韓国に渡ったにせよ、若干21歳にして韓国のクラブでレギュラーをつかむだけあって、なるほど上手い。なんで韓国でプレーしてんだって文句をいいたくなるレベル。もともとはレッズのユース出身なのだそうだ。頼むからつまんない理由で海を渡って、日本のクラブに黒星をつけないで欲しかった。
 まぁ、この日の敗戦の理由は別に邦本だけではなかったけれど。
 この日、鹿島のスタメンを飾ったのはGKクォン、DF小田、関川郁万{せきがわいくま}、三竿、安西、MF永木、名古、遠藤、白崎、FWセルジーニョ、金森という顔ぶれだった。
 犬飼、町田の両CBが出場停止という緊急事態のため、正月に高校サッカーの決勝戦に出場していた高卒ルーキーの関川(「せきがわ」と濁るんすね)がいきなりアジアの舞台でプロ・デビュー。でもって相棒はボランチの三竿という。
 いきなり18歳のルーキーをプロパーでない選手と組ませて国際試合でデビューさせるって{こく}すぎない? 開始早々にミスから相手に決定機を与えたときにはどうなっちゃうことかと思ったよ。ほんとにまったくもう。
 それだけでも不安たっぷりなのに、右SBはこの日も小田とくるんだから、安心して観てろってのが無理な話だ。でもって決勝点はその小田がクロスへの対応をまずってマークをはずした邦本のゴールという……。あぁ、やっぱり。
 小田、きょうは攻撃でセンスのあるところを見せてくれてはいたけれど、やっぱDFとしてはまだまだ守備力に難がありすぎる。前の2試合で小田がJのレベルでは守れないのはわかったでしょうに。なぜにアジアで戦えると思うかな。大岩、ACLなめすぎ。
 まぁ、それ以前に、いくら緊急事態だからって、ACLでいきなり高卒ルーキーを起用するって時点で、アジアをなめてんのが明らかだけれど。なんでブエノは使えないんだよお。もしかしてACLの外国人枠(3人+アジア枠1らしい)の都合で登録できないとか? だとしたら、なんのためにブエノを呼び戻したんだよって話だ。ACLで使えない外国人DFって必要?
 なにはともかく、レギュラーのCBをふたりとも欠いている時点で守備力に問題があるのは明らかなんだから、だとしたら、せめて攻撃陣は最良の組み合わせにすべきだったと思う。なのに大岩のチョイスは、出場機会の少ない遠藤に金森、おまけに中3日の白崎って。そんなこれまでに見たこともない顔合わせでいい試合しろといっても無理だろうよ。結局シュート数は2桁に届かず。まるで点が取れる感じがしなかった。
 途中出場は安部裕葵、山口、伊藤の3人だったけれど、これもあまり効果的ではなかった。名古をさげて伊藤を入れた采配は攻撃的だけれど、伊藤はほとんどボールを触れずじまい。開幕当時の勢いはすっかり衰えてしまった。安部も今年はいまだ背番号10にふさわしいプレーを見せてくれていない気がする。
 なにはともあれ、この試合で犬飼と町田が使えないのは2週間前の時点でわかっていたんだし、その後1週間近く休みがあり、なおかつ直近のJの相手が比較的戦いやすい仙台だったことを考えれば、大岩のマネージメントには疑問だらけだ。
 この試合に勝てばグループリーグ突破が決まるかもって話だったのに、負けたおかげで2位に転落。ここまで順調だと思っていた今年のACLも、いきなり雲行きが怪しくなってきた。
(Apr. 24, 2019)

鹿島アントラーズ1-0ベガルタ仙台

J1・第8節/2019年4月20日(土)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 惨敗を喫したFC東京戦から中5日。休養たっぷりなうえに、対戦相手は現在17位と降格圏内に沈むベガルタ仙台という、優勝を狙うのならば絶対に勝ち点3が逃せない一戦だった。で、結果はセットプレーからの1点を守りきっての勝利ってことで、内容こそいまいちだったけれど、まあよしという一戦。
 この日のスタメンはGKクォン・スンテ、DF小田、犬飼、町田、安西、MF永木、レオ・シルバ、安部、白崎凌兵、FW伊藤、土居という11人。
 清水から加入してきたにもかかわらず、怪我のために出遅れていた白崎の今季初出場がいちばんの目玉。ずっと白崎が鹿島でどんなプレーを見せてくれるのか興味を持っていたので、ようやく彼のプレーが見られてよかった。しかも結果は上々だったし。本人は「自分のよさを半分も出せなかった」みたいなコメントを残しているようだけれど、あれで半分だとしたら、この先が本当に楽しみだ。
 あと、怪我で前節はベンチから外れたクォンがスタメンに戻ってきたのも朗報だった。しかも復帰早々、前半の絶体絶命のピンチでビッグ・セーブを見せてくれたし。前節で曽ケ端が真正面のシュートを止め切れなかったのを見てしまっているので、やはり現状ではクォンのほうが頼りになるなぁと思ってしまった(ごめん、曽ケ端)。
 今回もマイナスな印象なのが小田逸稀。ほんと危なっかしいったらありゃしない。よくぞ彼が出ていて無失点で終わったもんだと感心してしまうレベル。さっさとウッチーか山本脩斗に戻ってきてもらわないと、安心して見ていられない。
 でもまぁ、同じように最初は心配のほうが多かった犬飼もいつの間にか鹿島のDFらしくなってきたしなぁ。この日の決勝点のヘディングは本当に見事だった。ああいうゴールを決めてこそ鹿島のCB。小田もいまはぜんぜんだけれど、そのうち満足のゆくプレーを見せてくれるようになるのかもしれない。いつまで待てばいいんだか、心許ないけど。
 途中出場は三竿、セルジーニョ、金森の3人で、前節同様、三竿はその小田との交替。でもまぁ、今回は後半、残り30分を切ってからの交替だったので、それなりに順当な印象だった。
 でもここ数試合、三竿が出てきてからのほうが確実にチームのパフォーマンスが上がっているので、個人的には三竿を後半まで温存するのはやめて、最初から三竿スタメンで、永木を右SBで起用してくれちゃった方が嬉しいんだけれどな。まぁ、でもそれは結果論でしょうかね。
 対する仙台は、ハモン・ロペスとジャーメイン良のツー・トップにはなかなか迫力があったし、GKは日本代表のシュミット・ダニエルだし、途中出場で石原や梁勇基は出てくるしで、それほど弱い相手って感じでもなかった。そりゃそうだ、去年は天皇杯・決勝を戦っているんだし。そんなクラブが今年は最下位争いをしているんだから、本当に今年のJ1は難しい。
 そういや、この日は安部裕葵にとっては厄日だったのか、さんざん削られまくったあげく、最後は(股間を踏みつけられて?)担架で退場してしまったのがちょっと心配。無事を祈っています。
(Apr. 21, 2019)

FC東京3-1鹿島アントラーズ

J1・第7節/2019年4月14日(日)/味の素スタジアム

 前半だけで0-3って……。そんな試合、ひさしく観た記憶がないぞ。
 毎年恒例の味スタ観戦でよもやこんな惨敗を目撃することになろうとは思わなかった。そこまで極端な実力差があるとも思わないんだけれどなぁ。でも結果はあっというまの3失点。ほんとサッカーってわかんないよなぁ……。
 この日の鹿島のスタメンはGK曽ケ端、DF小田逸稀、犬飼、町田、安西、MF永木、レオ・シルバ、レアンドロ、土居、FW伊藤、セルジーニョの11人。
 ACLでクォンが怪我をしたため、曽ケ端が今季初スタメン。あと、なぜか平戸がいなくて、小田も初スタメン。で、結果的にはこの二人の起用が悪い意味で勝負をわけた気がする。
 対するFC東京は、GK林、DF室屋、チャン・ヒョンス、森重、小川諒也、MF久保建英、高萩、橋本拳人、東、FWディエゴ・オリヴェイラ、永井というメンバー。
 ようやく噂の久保建英のプレーが観られるってんで楽しみにしていたんだけれど、結果的には彼が基点になって2ゴールが生まれることに……。久保が見れるとか喜んでる場合じゃなかった。
 でもまぁ、重要だったのはその2点よりも、やっぱり永井の先制点だろう。右サイドからのクロスがファーに流れたあと、それを拾って改めて蹴り込まれたクロスが永井の頭にどんぴしゃ。シュートはGKの真正面だったけれど、曽ケ端は試合勘不足のせいか、止め切れなかった。
 僕はFC東京のゴール裏の二階スタンドで観ていたので、反対サイドでのゴールは遠くて細かいところがよくわからず、単に曽ケ端のミスだと思っていたけれど、あとでリプレイを見たら、勢いのあるけっこういいシュートだった。あれは止められなくても仕方ないかなぁ……。
 そのあとの2得点はどちらもカウンターから。久保がぽーんと前線に蹴り出したボールが最後はディエゴ・オリヴェイラに渡り、チェックにいった町田がいとも容易くかわされて、フリーでシュートを打たれてしまった。町田、やはりまだあのレベルは止められないか。高い授業料を払っちまったなぁ……。
 まぁ、3点目は犬飼がハイボールの処理を誤ったせいでディエゴ・オリヴェイラにボールが渡ってしまったので、どちらかというと犬飼のミスが原因だったと思う。
 いずれにせよ、そんな風にGKとCBふたりがミスってりゃ3失点も致し方なし。
 あと、この試合では小田の起用も失敗だったと思う。小田、まだ鹿島のレギュラーをはれるレベルにはないと思った。右サイドで再三パスを受けていたにもかかわらず、まともにクロスまで行けずに終わってばかりだし。先制点の場面では、右サイドの守備をおろそかにしていたし、守れない、攻めれないでは話にならない。
 大岩もそう思ったのか、前半のロスタイムに小田を下げて三竿を入れてきた。あの時間帯にわざわざDFを替えるのって、懲罰以外のなんでもなかろう。
 その交替のみならず、派手にビハインドを追ったこともあって、この日の大岩はいつになく動くのが早かった。後半開始とともにレアンドロを下げて阿部裕葵を入れる。
 この2枚の交替カードが効いたのか、はたまたセーフティ・リードに安心した東京が受身になったからか、後半は鹿島が攻め込む展開がつづいた。で、10分過ぎにレオ・シルバの3試合連続ゴールが生まれ、2点差に追い上げる。
 これはもしや……と思ったのだけれど、でも追い上げもそこまでだった。失点数の少なさでは現在リーグ2位タイのFC東京相手では、そうそうゴールは生まれない。最後のカードを切ってセルジーニョを山口に替えるも、追加点にはいたらず。結局そのまま逃げ切られて、今季2敗目を喫してしまった。
 前半はFC東京優勢、後半はアントラーズ優勢で、ボールは僕らがいたスタンドからは遠いサイドにばっかあるし、ゴールもそっちでしか決まってないという。その点でも残念な試合だった。せめて目の前でアントラーズのゴールが決まるのを見たかったよ……。
 いやぁ、でも前半のFC東京は強かった。あんなにワンタッチ・パスがきれいにつながるチームでしたっけ? 今年はちょっと違うかもと思った。
 あと、やっぱ久保はよかった。ボールタッチが少なかったから、それほど目立っていた印象はないけれど、それでもボールを持ったときのプレーの質がやたらと高い。判断が早くて、やることに無駄がない感じ。ものすごいサッカー脳の持ち主な気がする。
 FC東京のサポーターいわく、きょうの久保はいまいちだったそうなのだけれど、あれでいまいちだとしたら、出来のいいときはどんななんだよって思ってしまった。
 いやぁ、しかしこれで味スタでは4年連続で白星なしだよ。かつてはお得意さんの感があったのに、いつの間にか、すっかり相性の悪い相手に……。
(Apr. 15, 2019)

渚にて 人類最後の日

ネヴィル・シュート/佐藤龍雄・訳/東京創元社/Kindle

渚にて 人類最後の日 (創元SF文庫)

 核戦争により絶滅の危機にある第三次世界大戦後の世界を描いたSF小説の金字塔とのこと。
 この小説、核戦争後の世界を前提にしている時点でジャンル的にはSFってことになるんだろうけれど、その内容にはびっくりするくらいに近未来的なところや超常的なところがない。
 舞台となるのはソ連と中国が始めた核戦争により放射能が蔓延して北半球が絶滅してしまった世界。その影響がいまだ及ばない南半球のオーストラリアで、いつ訪れるかもしれない死の灰の恐怖に怯えながら暮らす人々の姿を描いてゆく。
 物語の中心となるのは国を失ってオーストラリアに身を寄せたアメリカ軍の潜水艦の艦長。彼が調査のために出向く二度にわたる北半球への航海を軸に、そのあいまに現地の女性と親しくなってデートする様とか、彼に連絡仕官として仕えるオーストラリア軍少佐の家庭の模様とか、そういうありふれた話が淡々と描かれてゆく。
 世界が滅びようとしていることを除けば、その描写は普通小説となんらかわらない。物資が不足していて、人々が自動車をあきらめて牛馬に頼るような生活を強いられているために、かえって前時代っぽい雰囲気さえある。
 なんでも二度にわたって映画化されているそうだけれど、もしもこの内容がそのまま忠実に映像化されているとしたら、SF映画が観たくてこれを観てしまったときのコレジャナイ感ははんぱないだろうなと思う。
 世界の終わりを描いた話がどれだけあるのかは知らないけれど、この手の作品のクライマックスはその絶対絶命な状況がいかに解決されるかというところにあるのではないかと思っている。
 さて、ではこの小説ではどういう形で人類を救ってみせるのか――。
 ネタばれになってしまうから書かないけれど、そこには僕の予想を大きく裏切る結末が待っていた。いやはや、まいった。降参です。もうなんにもいえねぇ。
(Apr. 07, 2019)

くらもち花伝 メガネさんのひとりごと

くらもちふさこ/集英社

くらもち花伝 メガネさんのひとりごと

 僕の少女マンガの原体験はくらもちふさこだった。
 それ以前にも『キャンディ・キャンディ』や『ベルサイユの薔薇』、『エースをねらえ』などは読んだことがあったけれど、それらは少女マンガというよりはアニメの原作としての性格が強かったから、特に少女マンガであることを意識してはいなかったと思う(そもそも誰に借りたんだかまるで記憶にない)。
 そうしたメディアミックスを抜きにして、初めて純粋に少女マンガを少女マンガとして読んだのがくらもちふさこの作品だった。
 なぜくらもち作品を読むようになったかというと、単純な話で、うちの奥さんが結婚時に引越し荷物として新居に持ち込んてきた唯一のマンガがくらもちさんの作品郡だったから。それほど熱心なマンガの読者ではないうちの奥さんが、なぜだかくらもちふさこだけは愛読していたのでした。
 僕はなにかと運のいい男だったりするけれど、結婚相手がたまたまくらもちふさこのファンだったというのも、間違いなくその幸運のうちのひとつだと思う。
 だってないでしょう、僕らの世代の男には、くらもちふさこと出会う機会って?
 家族に姉や妹がいればともかく、男兄弟で生まれ育った昭和生まれの男には少女マンガと出会う機会なんて、せいぜいアニメしかないわけで。アニメ化されていない少女マンガについての知識なんて当時はほぼゼロだった。
 そんなところへ、くらもちふさこの主要作一式が、妻の数少ない蔵書の一部として持ち込まれてきたわけです。しかも時は『天然コケッコー』の連載が始まったばかりのころ。これを僥倖{ぎょうこう}と呼ばずなんと呼ぼう?
 僕にとって初めて読むくらもちふさこの世界は驚きに満ちていた。え、少女マンガにはこんな世界もあるんだと思った。
 くらもちさんの作品で描かれる物語は、それまで僕が抱いていた単純な少女マンガのイメージを刷新した。基本的にはどれも恋愛マンガだけれど、でもそれはハッピーなキスで終わるボーイ・ミーツ・ガールの物語なんかじゃない――いやまぁ、初期の作品はそうかもしれないけれど、少なくても中期からは確実に違う。
 個人的には『Kiss+πr2』のあたりがターニング・ポイントだと思っている。少女マンガなのに男性を主人公にしたあの作品以降のくらもち作品は、どれも単なる惚れた腫れたの紋切り型の恋愛劇には終わらず、その背後にある人としての心の機微を繊細に描いている。その物語には性別を超えて訴えかける力があると思う。まぁ、作風にくせがあるから万人に、とはいいがたいけれど。
 少年マンガのファンタジーやスポ根ばかりの世界観に慣れた僕にとっては、魔法もスポーツも殺人もなしで、ごく普通の人たちを主人公にここまで深みのある物語を描けるマンガが存在したということが驚きだった。それはそれまで僕が親しんできた少年マンガ・青年マンガにはない世界だった。その読後感は、どちらかというとマンガというよりも漱石あたりの文学に近い気がする。
 くらもちさんのファンになったのをきっかけに、その後の僕はわけへだてなく少女マンガを読むようになり、いまとなると少年マンガよりも少女マンガのほうが読んでいる量が多いんじゃないかって状況だけれど、それでも(いくえみ綾を例外として)いまだにくらもちふさこに比肩しうるほどのマンガ家とは出会えていない。
 そんなくらもち先生が自らの創作の姿勢や作品の思い出を語ってみせたのが本書。なんと帯の推薦文は椎名林檎だっ!
 本の中身にはぜんぜん触れてないけれど、ここまで書いたら満足がいってしまったので、これにておしまい。
(Apr. 07, 2019)

【相棒】
しろくろや

【過去のコンテンツ】
過去の噂

【Shortcuts】
音楽 CD/DVD / ライブ / エレカシ / 購入 / 新譜
作品 / 作家 / 翻訳家 / 読了 / 積読 / マンガ
映画 作品 / 監督 / 俳優 / 公開年 / シリーズ
蹴球 日本代表 / Jリーグ / 鹿島 / W杯

【New Releases】
04/26Ultimate Rave / Prince
04/26Peter Doherty & The Puta Madres / Peter Doherty & The Puta Madres
05/03Father Of The Bride / Vampire Weekend
05/10Here Comes The Cowboy / Mac DeMarco
05/15Kicks / Rickie Lee Jones
05/24Maximum Rock 'N' Roll: The Singles / Primal Scream
05/27三毒史 / 椎名林檎
06/05aikoの詩 / aiko
06/12新春ライブ2019 日本武道館 / エレファントカシマシ
06/14Madame X / Madonna
07/10タイトル未定 / BUMP OF CHICKEN

【ライヴ】
05/17リッキー・リー・ジョーンズ@オーチャードホール
05/19ジーザス&メリー・チェイン@Studio Coast
06/22RADWIMPS@ZOZOマリンスタジアム
07/28FUJI ROCK FESTIVAL '19
08/17SUMMER SONIC 2019
10/10The Birthday@Zepp DiverCity TOKYO

【サッカー観戦予定@TV】
04/28[J1・第9節] 横浜FM-鹿島
05/03[J1・第10節] 鹿島-清水
05/08[ACL] ジョホール-鹿島
05/12[J1・第11節] 神戸-鹿島
05/18[J1・第11節] 鹿島-松本
05/22[ACL] 鹿島-山東
05/26[J1・第12節] 鳥栖-鹿島
06/01[J1・第13節] G大阪-鹿島
06/05[親善試合] 日本-トリニダード・トバゴ
06/09[親善試合] 日本-エルサルバドル

【新刊書籍】
05/09『本当の翻訳の話をしよう』 村上春樹・柴田元幸

【新刊コミックス】
04/26『バディドッグ(4)』 細野不二彦
05/07『MFゴースト(5)』 しげの秀一
05/08『弱虫ペダル(61)』 渡辺航