日本1-1スウェーデン
FIFAワールドカップ26・グループF/2026年6月26日(金)8:00~(日本時間)/ダラス・スタジアム/NHK
勝てはしなかったけれど、負けもしなかった。
出来はいまいちながら、日本代表がグループ2位で決勝トーナメント進出を決めたグループリーグ最終戦。
この日のスタメンは、GW彩艶、DF瀬古、板倉、伊藤、MF菅原、田中碧、鎌田、中村敬斗、前田、堂安、FW綺世の11人。
決勝トーナメントを見据えて、鎌田や綺世を休ませるかと思ったら、森保は思ったよりオーソドックスな選択をした。意外だったのは瀬古のスタメン起用と、海舟を使わなかったことくらい。鎌田をボランチの位置に戻し、堂安を二列目にあげてきた。
右SWが菅原だったのは、最初から守備に軸足を置いて大事を取ったのか、はたまた菅原のクロスが攻撃のオプションとして、堂安に匹敵するという評価なのか。僕には4年のブランクがあるのでよくわからない。少なくてもこの試合では菅原のクロスがスウェーデンを脅かすシーンはなかった――と思う。
日本代表にとって不運だったのは、前半の終わり近くになって、板倉が脚に違和感を覚えたとかで交替になってしまったこと。
今回は遠藤渡を招集しながら、結局直前で町野と入れ替えたりしているし、板倉、富安も故障明けで万全ではないしで、いろいろ苦労しているようだけれど、それにしても前半も持たない選手をスタメン起用しちゃうのってどうなんだと思う。監督不行き届きじゃん?
4年に一度の晴れ舞台だから、選手としては無理をしても出たいと思うのは当然。でもそこでコンディションをきっちりと見極めて、ベストの布陣を組むのが監督の役割でしょう? そういう部分での管理が甘い気がする。
前大会での大迫とか、今回の守田とか。代表に呼ばれてしかるべき選手を呼んでいない一方で、代表に招集していない(またはできなかった)麻也と南野をメンターとか称して同行させている。なんか森保って能力やコンディションを度外視して、自分の好き嫌いで選手を選んでいる感が強いのが嫌だ。
かつてカズを外した岡田さんとか、俊輔を呼ばなかったトルシエとか、なんか日本代表監督って、ファンの気持ちを汲んでくれない人が多い気がするんだよなぁ。
僕らはサッカーを娯楽として観ているのだから、Jリーグの功労者にはぜひW杯にいって欲しいと思うわけですよ?
森保もそういうファンの気持ちを汲んでくれない監督のひとりって印象がある。塩貝や後藤はいい選手なんだろうけれど、どうせ若い選手を呼ぶならば、佐藤龍之介でもよくない?
かつては久保に最年少ゴールを狙う機会を与えなかったり、三苫がJリーグでMVP級の活躍をしている時期に代表に呼ばなかったりと、なんか森保って人気の選手に冷たい気がする。その一方で塩貝、後藤といういまいち知名度の低い二人をこの晴れ舞台に連れてくるのってなんなんだろう。なんかいらっとくる。
いきなりケチばかりつけてしまったけれど、それでもこの試合で綺世と鎌田を使ったのはよかった。せっかく現時点で得点王ランキングに名前のある選手たちだ。世界の頂点へ挑むチャンスは少しでも長く与えてあげて欲しい。
まぁ、結局はふたりともノーゴールで終わってしまったし、この試合に出たせいで次のブラジル戦では疲労でぴりっとしない、なんてことになったら困るけれど。でも決勝トーナメントでブラジルと戦うという、一生に一度あるかないかの貴重な一戦で腑抜けたプレーをする選手はいないでしょう? 次の試合での活躍、大いに期待してます。
とにかくこの試合では前半の最後に板倉を谷口に替えるというハプニングがあった。でもってその前半はスコアレスのまま終了。
試合が動いたのはこの日も後半に入ってから。11分に堂安のスルーパスに前田が抜け出し、ナイスなゴールを決めて日本が先制した。
でもそのあとがよくない。先制からわずか6分後。右サイドから11番のエランガという黒人選手にミドルを決められてしまう。打った瞬間はクロスかと思ったから、ボールがそのままサイドネットに突き刺さったのにはびっくりした。
スウェーデンはリバプールの9番イサク、アーセナルの17番のギェケレシュが注目っぽかったけれど、エランガという選手もプレミア所属だった。チュニジアに5-1と大勝したあと、オランダには逆に1-5で負けて、得失点差は0という出入り多い結果を残しているから、攻撃力が売りで守備はザルなのかと思ったら、意外とそうでもなかった。ちゃんと守れるじゃん。
それとも3試合目で日本代表にもそろそろ疲れが出てきているのか。先制してからはなんだかプレーに切れがなくなった感じ。同点にされたあとは、ほとんどいいところがないまま、試合終了までスウェーデンの攻撃をなんとなくしのぐばかり、というつまらない試合展開になってしまった。この日みたいなサッカーをしていたら、ブラジルに勝つなんて夢のまた夢だろう。
谷口のあとの途中交替は、どちらも後半に同点にされてから。上田と堂安に替えて、小川航基と伊東純也、瀬古と中村に替えて、渡辺剛と長友。
長友がついに5大会連続出場!――ってんでメディアを賑わしてるけど、でも残り15分という時点でDF二枚入れるのって、もうドローで十分って姿勢だよなぁ。つまらん。どうせ使うならば、若い攻撃的な選手を使って、未来に投資して欲しかった。
そういや、追加招集した町野は、ここまでフィールドプレーヤーでは唯一出番がないままだったりするけれど、次のブラジル戦で使う気があるんだろうか? 一度は落選させておきながら、追加招集してぬか喜びさせ、その上でひとりだけ出番なしで終わったら、可哀そう過ぎるんだが。
出てない選手がたくさんいるならばともかく、前の二試合であんなに積極的にサブの選手たちに出場機会を与えてきた森保が、3位抜けでも決勝トーナメント進出が濃厚な――ある意味消化試合に近い――この試合で、なんで町野を使わなかったのか、さっぱりわからない。このまま使わないで終わるくらいならば、遠藤をそのまま残しておいたほうがよかったんじゃん?
まぁ、いずれにせよ決勝トーナメントでの最初の対戦相手はブラジルだ。今回は決勝トーナメントに32チームが進出しているので、ここで負けると過去最高のベスト16にも届かない。なんてくじ運が悪いんだか。
まぁ、本気で優勝を狙うというならば、どこかで超えなきゃならない高い壁だ。
ちなみに僕がW杯を観始めてから、グループリーグを2位抜けした国が優勝したことは一度もないんで。そこんところよろしく。
僕としては海舟と田中碧のダブルボランチで、鎌田を二列目にあげたチュニジア戦と同じフォーメーションが希望です。
どんな試合になるか楽しみにしてる。
(Jun. 29, 2026)

















