2009年11月のサッカー

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  1. 11/03   F東京2-0川崎 (ナビスコ杯・決勝)
  2. 11/14 ○ 鹿島3-1神戸 (天皇杯・4回戦)
  3. 11/14 △ 南アフリカ0-0日本
  4. 11/18 ○ 香港0-4日本 (アジア杯・予選)
  5. 11/28 ○ 鹿島5-1G大阪 (J1・第33節)

FC東京2-0川崎フロンターレ

ナビスコカップ・決勝/2009年11月3日(火)/国立競技場/フジテレビ

 今年のナビスコ杯・決勝は、もしも僕がアントラーズ・サポーターでなければ、このどちらかを応援していたんじゃないかと思う両チームの対戦となった。
 かたや、アントラーズのコーチ出身の関塚監督のもと、現在僕が日本代表でもっとも気に入っている中村憲剛を中心に、ジュニーニョ、チョン・テセらの強力なFW陣で破壊力抜群の攻撃力を見せる川崎フロンターレ。かたや、わが故郷、東京をホームタウンとして、今野や長友、石川直、徳永、平山といった日本代表や五輪代表でおなじみの(でも若干地味めな)選手たちを擁するFC東京。
 普段だと、どちらが勝ってもいいやって感じの両チームなのだけれど、このごろは身近に熱心なFC東京サポーターがいるし──優勝おめでとう!――、なおかつチーム得点王の石川直が怪我をしてしまって出られないやら、長友までが脱臼してベンチ・スタートだやらと、FC東京に不利な情報ばかりが流れてくるので、判官ひいきな気分も手伝って、この日は終始FC東京を応援しながら観ていた。
 いやしかし、この日のFC東京の戦いっぷりはとても見事だった。序盤はやや押されながらも、ルーキーの18歳ボランチ、米本の無回転のミドル・シュートで先制すると、川崎の脅威的な攻撃力をねばり強いディフェンスで封じ込め──20歳のGK権田もナイスセーヴを連発していた──、ついにはカウンターから平山のヘディングで2点目を奪って、完封のまま逃げ切ってみせた。終盤、パワープレーをしかける川崎の攻撃──ひとつ前のJ1の試合では広島を7-0とコテンパンに叩きのめしている──に耐えまくっているところも、非常に見ごたえがあった。まあ、サポーターにしてみれば、しんどい展開だったかもしれないけれど。
 この試合に関していえば、僕は特別に詳しくもないFC東京のスタメンの選手全員の名前を、なにも見ずにあげることができる(権田、椋原、ブルーノ・クアドロス、今野、徳永、米本、梶山、羽生、赤嶺、平山……あれ、ひとり足りない。ああ、そうそう2点目のアシストをした鈴木達也を忘れちゃいけない)。それだけ全員がきちんとハードワークしていたということだと思う。
 対する川崎は、前半20分くらいの絶好機にジュニーニョがまさかというようなシュート・ミスをしたり、2点差を追いかける後半にはチョン・テセのヘディングがバーをたたいたりと、ツキにも見放されていた。もしもジュニーニョのシュートが決まっていたら、試合はぜんぜん違う結果になっていただろう。あのシュート・ミスが勝敗の行方を分けた気がしている。
 いやしかし、関塚さんも本当に勝ち運に恵まれない。フロンターレはこの黒星で、なおさらJ1優勝に向けて貪欲になりそうで困りものだ。願わくばJ1でも同じような感じで1、2試合、取りこぼしてくれないもんでしょうか。
(Nov 03, 2009)

鹿島アントラーズ2-1ヴィッセル神戸

天皇杯・四回戦/2009年11月14日(土)/カシマスタジアム/BS1

 日本代表の南アフリカ遠征と重なって、岩政、内田、興梠の3人を取られている上、なぜだか新井場まで欠場。レギュラー4人を欠いて臨むことになった天皇杯・4回戦、ヴィッセル神戸戦。
 不在の4人のうち、代表の3人は、まあいい。岩政のポジションは大岩、内田の代わりは新井場に任せて、左サイドにパク・チュホ、興梠には田代で問題なし。でもそこで代役として計算していた新井場が使えないというのは想定外。そうなると右サイドがいない。
 まあ、あえて使うとすれば、定石はこのところ中田浩二にポジションを奪われてベンチを温めている青木だと思うんだけれど、この日のオリヴェイラさんのチョイスは彼ではなく、増田だった。意外性のあるスタメンの顔ぶれを見てちょっと驚きつつ、ああ、そういえば去年だか今年の初めにも、増田の右サイドバックを試していたっけと思った。
 ということでスタメンは曽ケ端、増田、大岩、伊野波、パク、中田、小笠原、本山、野沢、田代、マルキーニョスの11人。
 でもまあ、さすがに4人もレギュラーが外れると、内容的にはいまいちピリッとしない。相手がそれほど強くないので終始主導権は握れたものの、思うようにフィニッシュの形が作れない。結局、前半はスコアレスのまま終わり、後半も早い時間に相手に先制点を許すていたらく。連敗中は相手に先制されては逃げ切られるというパターンが多かったようなので、ああ、こりゃもしかしてこのまま終わっちゃうんじゃないだろうなと不安になった。
 でも、どうやらチームは一時期の泥沼状態から、しっかり抜け出したらしい。その後、まもなく野沢のゴールで同点に追いつくと──マルキーニョスのヒール・パスを受けてペナルティ・エリアにフリーで抜け出し、切れのいいシュートを放ってみせた──、後半のこり2分という押しせまった時間帯に、セットプレーから、途中出場のダニーロのヘディングで勝ち越し。試合内容は決してよくなかったけれど、なんとか90分間で勝負をつけてみせるあたり、持ち前の勝負強さが戻ってきたようで心強い。
 贅沢をいわせてもらえば、せっかくレギュラー不在でサブの選手にはチャンスだったのに、決勝ゴールが遅かったために、大迫ら若手に出番を与えられなかったのは、ちょっと残念かなと。延長戦も計算に入れないといけない一発勝負のトーナメントのため、選手交替が慎重にならざるを得なかったので、仕方ないっちゃあ、仕方ないんだけれど。僕としては願わくば、ひさしぶりに大迫のプレーが観てみたかった。まあ、ほんとに贅沢な話だけれど。
 FWとしてひさしぶりにフル出場した田代は、空中戦では強さを発揮したものの、そのあとでフィニッシュに絡むプレーが少なすぎるのが難。あれでは興梠のレギュラーは脅かせなかろう。増田にしてもサイド攻撃という点ではもの足りなかったけれど、まあ彼の場合は本職じゃないだけに致し方ない──とは思うものの、本来ならば小笠原や野沢のポジションを脅かしてしかるべき存在が、あのポジションで起用されてしまう点に問題がある気もする。
 対戦相手の神戸では、元日本代表の宮本恒靖が最終ラインにいなかったので、欠場しているのかと思ったらさにあらず。DFではなくボランチでプレーしていたのに驚かされた。そういえば最近ではフロンターレの寺田、マリノスの松田などもボランチとしてプレーしている。ボランチの選手がセンターバックとして起用されるパターンは前からよくあるけれど──それこそわがアントラーズの中田浩二や青木、伊野波、日本代表の阿部や今野など、枚挙にいとまがない──最近はその逆で、CBの選手がボランチをつとめるのがトレンドなのかもしれない。よくわからないけれど。
 まあ、いずせにせよ無事に勝ち上がってくれて、なによりだった。次の試合、準々決勝の対戦相手はガンバ大阪だそうだ。それに勝ったあとは、フロンターレかFC東京の可能性が大。うーん、いずれも劣らぬ強敵ばかり。今年の天皇杯は決勝への道のりがやたらと険しい。
(Nov 14, 2009)

南アフリカ0-0日本

2009年11月14日(土)/南アフリカ/テレビ東京

 来年のW杯の開催国、南アフリカへ出向いてのご当地との一戦。意外なことに、日本と南アフリカのA代表が対戦するのはこれが初めてなのだとか。それほど強い相手ではなかったけれど、とりあえず本番の地で、アウェイの満員のスタジアムで戦えたので、それなりに手ごたえはあったかなという感じだった。
 今回の遠征はW杯前にヨーロッパ組を招集できる最後の機会だそうで──なのに森本がけがで不参加ってのが残念だ──、なおかつ中村憲剛と長友がけがのため代表を辞退しているために、スタメンがいつもとは若干ちがった顔ぶれとなった。
 GKは川島、DFが内田篤人、中澤、闘莉王、駒野、MFが稲本、長谷部、遠藤、本田、FW岡崎と大久保という陣容。遠藤にいわせると、FWふたりに本田を加えたスリー・トップ気味のフォーメーションだったらしいけれど、僕には岡崎のワン・トップのようにも見えた。
 それよりも、この日のポイントは、俊輔がベンチ・スタートだったことと、稲本のワン・ボランチでの起用だと思う。
 すでに力のほどがわかっている俊輔は別にいい──というか、彼の過密日程に考慮しての采配だったらしいけれど、これまではなにがあっても俊輔をスタメンからはずすことがなかった印象なので、今回はよくぞ思いきったと拍手を送りたい──けれど、イナのワン・ボランチでの起用はかなり疑問だった。これまでつねにツー・ボランチだったのに、なぜ彼に先発の機会を与えた途端にフォーメーションを変えるかな。それじゃあ、遠藤&長谷部のコンビのどちらかの代役が務まるかなんて、計算できないじゃん。でもって試合後に「ワン・ボランチのシステムには難がある」みたいなことを言われたら、イナがかわいそうだ。なんだか、イナがこのチームに不要だということを証明せんがため、無理やり使っているんじゃないかとさえ思えてくる。
 あと、後半途中から俊輔を入れるにあたって、交替で本田を引っ込めてしまった采配も疑問。なぜ岡田さんは俊輔と本田を併用しないんだろうか。俊輔の代役と考えるには、本田はタイプが違いすぎる。オランダ・リーグでゴール・ゲッターとして活躍している本田の才能を活かすためには、日本一のパサーである俊輔と組ませるのがもっとも有効なんじゃないかと思うんだけれど、岡田采配では俊輔と本田は入れちがいになることが多く、ほとんど一緒にピッチに立つことがない。ふたりの共存は日本の得点力不足を解消するためのひとつの方策じゃないかと思うだけに、それを模索してくれない岡田さんの姿勢にはけっこうストレスを感じる。本田には「俊輔を頼らず、自分の力だけで現状を打開してみろ」という無理難題を押しつけているような印象を受ける。これまた、もしかして岡田さんは本田が嫌いなだけなんじゃないかという気がしてくる。おかげでいまいち気分がすっきりしない。
 本田と俊輔の交替をはじめとして、後半10分過ぎくらいからはつぎつぎと選手交替があったものの、その結果として得点が生まれることはなかった(出てきたのは、俊輔、松井、興梠、徳永、今野の5人で、引っ込んだのは本田、稲本、大久保、篤人、駒野)。ホームでは大爆発した岡崎も、やはりアウェイでは不発に終わる。でもまあ彼の場合、この日は惜しいシュートを2本ほど打っていたので、FWのなかでは一番印象がよかった。このままならば本大会でのFWが彼のワン・トップだったとしても異存がない。
 アントラーズの選手では、先発出場の内田篤人はさかんにボールには絡んでいたものの、攻撃面での貢献度にはもの足りなさがあった。後半途中から出てきた興梠は──決して悪かったとは思わないものの──やはり今回も存在感を発揮できず。で、岩政は出番なしと。スコアレス・ドローの試合内容同様、あまりぱっとしない内容に終わってしまった。
 そうそう、この試合から日本代表のユニフォームが新しくなったのだけれど、これがまたいまいちで……。明るい青に放射線とイエローの首輪をあしらった前のもどうかと思ったけれど、今度のは胸元にレッドカードを貼りつけたようなデザインで、なおさらどうかと思う(世界じゅうでもの笑いのネタにされそうなんですけど)。ボディ・コンシャスなタイプと、そうじゃないやつと二種類あるのも、チームとして統一性がなくていやだ (ぱっと見だと、大久保、岡崎、長谷部、俊輔がボディコン・タイプのやつを着ていたっぽい)。いつになったらば、僕もレプリカが欲しいと思えるようなユニフォームと出会えるのやら。
(Nov 15, 2009)

香港0-4日本

アジアカップ・予選/2009年11月18日(水)/香港/BS1

 今年の日本代表の試合もこれが最後なんだそうだけれど……。
 いやぁ、盛りあがらない。南アフリカ戦から中3日でアフリカから東アジアまでの移動つきで、コンディションがいまいちなのはわかるけれど、それにしてもピリッとしない内容だった。終わってみれば4-0とスコアは悪くないので、試合を観ていない人にはなにをそんなにって感じかもしれないけれど、90分フルにつきあった身としては、こんな試合ならば、観なくたって一緒じゃんとぼやきたくなるくらいに見どころのない試合だった。
 スタメンは南アフリカ戦から本田と稲本をはずして、俊輔と松井を入れた形。で、フォーメーションは4-4-2。つまりもっともオーソドックスな形。いくら公式戦だからといえ、香港相手になにもこんなガチガチのスタメンで戦わなくったってよさそうなものなのに……。とにかく新鮮さがない。そのくせチームとしてのまとまりも感じられず、内容が低調とくるのだからいやになる。ほんと、長谷部のミドル・シュートの1点に終わった前半は、そのゴール以外にはまるで見どころがない感じだった。
 長谷部のシュートは豪快で文句なしだったけれど、チームとしての出来の悪さを意識していたのか、本人がまったく嬉しそうじゃなかったので、いまいち盛りあがらなかった。長谷部は意外にもこれが代表初ゴールだそうだ。もう少し喜んでみせたってよさそうなのに。
 後半の3点は遠藤のふわりと浮かせたラストパスを途中出場の佐藤寿人がヘディングで決めたやつと俊輔のFKと岡崎のPK。前半の得点は長谷部の個人技だったし、寿人のゴールも後半が30分近く過ぎて、相手の集中力が途切れがちになってからだったし、そう考えると、流れの中からきっちりと崩して取った得点はゼロに等しい。それなのに途中交代は寿人のほかは徳永と阿部だしなあ(アウトは大久保、駒野、遠藤)。岡田さんが監督になってから、攻撃のテコ入れをするような効果な選手交替って、見たことがない気がする。
 今回の遠征で僕が痛感したのは、中村憲剛と長友の必要不可欠さ。攻守ともに運動量が多く、ゴールへの意識も高いあの二人の存在は、いまの代表にはなくてならない存在だと思う(俊輔や遠藤はゴールに対する意識が希薄すぎる)。どちらかがいれば、きょうの試合だってまた違った内容になったんじゃないかと思ってしまうくらいに、僕にとってあの二人は重要な存在になりつつある。
 いずれにせよ、FIFAランキング127位の香港相手にこの程度のサッカーしかできないようでは、ワールドカップでベスト4なんて夢のまた夢、世迷い言もいいところだ。これでもう半年後には本番だと思うと……。あぁ、ため息しか出てこない。
(Nov 18, 2009)

鹿島アントラーズ5-1ガンバ大阪

J1・第33節/2009年11月28日(土)/カシマスタジアム/NHK

 いやはや、こんな派手な勝ち方は想像だにしていなかった。まさか優勝の行方をかけたガンバとの一戦で5点も取っちゃうなんて……。
 この試合は toto GOAL 3 の対象だったので、僕は鹿島の3-0というスコアに賭けていた。でもそれはテレビ放送があるからこそだ。好きなチームの試合を観ながら toto の結果を気にして、これ以上得点しないでくれとか、もう1点取られればいいのにとか思いたくないので、僕はアントラーズ戦のテレビ放送があるときには、toto GOAL はなるべく3-0に賭けることにしている。
 でも、きょうは正直、ガンバ相手にそんなスコアで勝てるとは思っていなかった。無失点はともかく、さすがに3ゴールは無理だろうと。春のゼロックス杯に3-0で勝ったときとは状況が違う。どうせ両者ともに慎重に戦ったあげく、どちらが勝つにしろ、1-0とかいう僅少差で終わるんだろうよと。そう思っていた。
 でもって、前半はやはりその予想通り、0-0で終わる。こちらはいつものメンツで序盤からガンガンと攻め立てるものの、敵も{}る者で、あと一歩のところで決定的なチャンスを作らせてくれない。やがてこちらの勢いも衰え、途中からはガンバの時間帯もあり──新潟からシーズン途中に移籍してきたペドロ・ジュニオールが元気一杯だった──、スコアレスのまま前半終了。やっぱりこれは1-0のパターンだなぁと思いながら、ハーフタイムを迎えた。
 どころがどっこい。後半になって試合は思いがけない展開を見せる。なんたって後半10分すぎに興梠のゴールが決まったと思ったら、それのあとすぐに野沢の技ありの追加点があり(うまい!)、これで勝ちだろうと思ったその直後に、ガンバの二川に追撃のゴールを許すという怒涛の展開に……(この瞬間に僕の toto GOAL はハズレ)。
 でも、あぁ、1点差はまずいかもと思ったら、そのあとすぐに興梠の2ゴール目が決まるのだった。前半のスコアレスが嘘のように、わずか10分足らずのあいだに4ゴールが飛びかう乱打戦になってしまった。わぉ。
 まあ、3-1になったこの時点で勝負ありだったけれど、ガンバはそのあとルーカスが2枚目のイエローで退場になったのが痛かった。これで本当にジ・エンド。勝たない限り優勝はないというので、西野さんは終盤にDFの中澤聡太を下げて山崎を投入するという捨て身の戦術でゴールを狙いにきたけれど、結局それがあだとなり、そのあと途中出場の田代とダニーロにゴールを決められて、5-1という派手なスコアで討ち死にすることになった。こちらのゴールはどれもこれも素晴らしいものばかりだったので、なおさらショックがでかかったんじゃないかと思う。
 そうそう、toto GOAL で3-0と賭けたときに「こんなスコアになるはずがない」と思ったと書いたけれど、ちょっとだけ淡い期待を抱いていたのは、ガンバのDF陣がのきなみ足を痛めているという情報があったからだった。なんでも山口、中澤、加地という最終ラインがそろって捻挫しているという話だった。で、試合が始まってみれば、安田もベンチで、左サイドには本来CBの高木和道が入っている。つまり実質的には3バックの変形とでもいったフォーメーション。さらには橋本もいないときた。
 結局はその辺の苦しいチーム事情が響いたような気がする。前半こそ無失点でしのいだものの、そんな満身創痍とでもいった状態では、不調から脱して上昇気流に乗りつつある今のアントラーズを相手に勝つのは至難の業だったってことだと思う。
 この試合に勝てば勝ち点で鹿島と並んで、川崎の結果しだいでは首位の可能性もあっただけに、思いがけない惨敗にガンバの選手たちの表情は悲惨だった。遠藤や山口ほか、日本代表でなじみの選手が多いこともあって、敵とはいえ、同情せずにはいられなかった。なので、勝利の喜びもやや控えめな感じ。
 いずれにせよ、川崎も勝って、優勝は次節に持ち越しとなったので、大喜びというわけにもゆかない。もしも次節のレッズ戦が引き分け以下だと、川崎の逆転優勝もありうる。今年はすっかり低迷して優勝争いから脱落しているレッズとはいえ、場所が場所(アウェイの埼玉スタジアム)、相手が相手だけに予断を許さない。
 この少しあとの試合で、柏レイソルのJ2降格も決定した。さまざまな人々の悲喜こもごもの思いとともに、今年のJリーグもあと1節を残すのみとなった。さあ、最後にどんな結末が待っていることやら……。次週決着。
(Nov 29, 2009)