2018年6月のサッカー
Index
- 06/03 △ U-21日本1-1U-21カナダ (トゥーロン国際大会)
- 06/08 ● スイス2-0日本 (親善試合)
- 06/12 ○ 日本4-2パラグアイ (親善試合)
U-21日本1-1U-21カナダ
トゥーロン国際大会/2018年6月3日(日)/スタッド・パルセマイン/BS1
うーむ、勝てなかった……。
まぁ勝っても準決勝進出はかなわなかったんだけれど──トルコも勝ったので、その場合は直接対決に勝ったトルコが1位なんだそうだ──、必勝を誓って臨んだろう試合に勝てないってのは、やはり残念。相手が決して強くなかったのでなおさらだ。なんであんなに早い時間帯に失点を許しちゃったかなぁ……。
結局、試合を振り返ってみても、危なかった場面はあれだけだった気がする。まぁ、前半は全体的によくなかったけれど、後半は一方的に攻め立てていただけに、あと1点が取れなかったのが本当に残念だった。
この日の出場選手はオビ、橋岡、富安、杉岡、藤谷、板倉、松本、初瀬、三好、森島、小川の11人に、途中出場は三笘、上田、中山、遠藤の4人。さすがに3試合目になると知っている名前だけになる(いまだ顔はよくわからないけど)。
そういや、この大会はGKが2人しか登録されていないのに、前の試合で山口が退場してしまったので、この試合は控えのGKがいなくなってしまうってんで、急きょ日本からFC東京の波多野という選手が呼ばれたらしい。出られもしないのにわざわざフランスまで呼ばれるってのもどうなんだろう。まぁ、若いんだから、これもいい経験でしょうかね。お疲れさま。
日本のゴールは途中出場の三笘。敵のクリア・ミスから得たチャンスだったけれど、フェイントをかまして相手DF3枚をかわした落ち着きぶりには感心した。
いやしかし、本当にカナダに勝てなかったのは痛い。この大会はグループリーグが終わったあとにもう一試合、順位決定戦というのをやって全出場国の順位を決めるとのことで、カナダに勝っていれば、5位決定戦でフランスと試合ができたのに、負けたからトーゴと7位を争うことに……。
あぁ、本当になんてもったいない……。
(Jun 04, 2018)
スイス2-0日本
親善試合/2018年6月8日(金)/スタディオ・コルナレド(ルガーノ@スイス)/NHK総合
ワールドカップの開幕まで一週間を切った。大会前に残された日本代表の親善試合はこれを含めてあと二試合のみ。
この日の試合は午前2時キックオフということで、とても起きてられそうにないから録画かなぁと思っていたのだけれど、週末ってことで酒を飲んでいるうちに夜が更けて、そのままキックオフの時間を迎えてしまったので、リアルタイムで観た。
でもこれが間違い。酔っぱらっている状態で午前4時まで起きてられるはずがない。途中からうつらうつらしてしまい、はっと目を覚ましたら、西野さんが試合後のインタビュー受けてました。後半はほぼ全滅で、柴崎が出てきたのにも、失点したのにも気がつかないしまつ。
ということでこの試合についてはなんにも書けません。なので簡単に記録だけ。
スタメンはGK川島、DF高徳、麻也、槙野、長友、MF長谷部、大島、原口、本田、宇佐美、FW大迫というメンバー。途中出場は武藤、乾、酒井宏樹、柴崎、香川の5人とのこと。
注目は西野さんがフォーメーションを4バックに戻してきたこと、本田がトップ下で起用されたこと、大迫が前半で腰を痛めて交替してしまったこと(大丈夫か?)、くらいな印象(なんたって後半を観ていないので)。
でもまぁ、ちゃんと観てもいないのに言うのもなんだけれど、出来はよくなかったと思う。失点は1点目が麻也があたえたPK、2点目は崩されての情けないものだった(録画で確認)。PKだけならばともかく、あの2点目はなぁ……。このままじゃ西野さん、日本代表監督として一勝もできずに終わる不名誉な記録を打ち立てちゃうんじゃないだろうか。
とはいえ、この日の対戦相手のスイスはW杯出場国にして、FIFAランキングなんと6位。そんな国と相手のホームで戦えば、61位まで順位を下げたいまの日本ならば、負けて当然って言い訳はできるかもしれない(そんなに強い国とは思えなかったけどなぁ……)。
とりあえず最後に今回のワールドカップのために西野監督が選んだ代表選手23名を記録しておしまい。
【GK】川島、東口、中村航輔
【DF】長友、槙野、吉田麻也、酒井宏樹、酒井高徳、昌子、遠藤航、植田
【MF】長谷部、本田、乾、香川、山口蛍、原口、宇佐美、柴崎、大島
【FW】岡崎、大迫、武藤
ガーナ戦の26人から浅野、井手口、三竿の3名が落選した。結局、若手の可能性よりもベテランの経験値に期待って人選なんだろう。さて、どうなることやら。
(Jun 09, 2018)
日本4-2パラグアイ
親善試合/2018年6月12日(火)/チボリ・シュタディオン(チロル@オーストリア)/日本テレビ
勝ちました~。西野監督率いる新生(というか急造)日本代表、W杯本大会前の最後の試合でようやく1勝目をあげるの巻。
この試合はスタメンがふるっていた。GK東口、DF遠藤航、植田、昌子、酒井高徳、MF柴崎、山口蛍、香川、乾、FW武藤、岡崎という11人。
このメンバー表をみたときには、おー、4-4-2かっ!――と思ったのだけれど、そんなことはなく。フォーメーションは岡崎の1トップで、武藤、香川、乾を2列目にすえた4-2-3-1だった。ただ多くの時間、香川が岡崎と並んでプレスをかけつづけていたので、印象的にはこのふたりの2トップっぽかった。
いずれにせよ、この日も最終列は4バック。失敗に終わった3バックはもう諦めたとみていいんだろうか? いやでも西野さん、いざ本番となったら、コロンビアの攻撃力におびえて、やっぱり……とか言い出しそう。まぁいいけど。
そもそも、この日のスタメンですごかったのは、フォーメーションなんかではなく、その顔ぶれだ。前のスイス戦と同じのは、高徳だけで、あとは総入れ替えとくる。
どうせ即席チームなんだから、メンバーなんて固定しても仕方ない。それよりも全員にプレーする時間を与えて、できるだけコンディションのいい選手を見極めよう──西野さん、そんな風に思ったんでしょうか。なんにしろ、思い切りよくてちょっと感心した。なにより鹿島ファンとしては昌子と植田、そして岳がそろってスタメンってのが嬉しかった。それに香川と乾、さらには岡崎によっちだよ? こんなに楽しそうなスタメンの日本代表はひさしぶりだ。
でもってこの代表が期待通りに躍動してみせる。
前半こそ相手にロング・スローからの浮き球を見事なダイレクト・ボレーで決められて先制を許し、こちらは無得点のまま終わってしまったから、あちゃー、もしやこの試合も無得点のまま負けて、最悪の形で本大会を迎えるのか?……と思ったら、後半で一気に形勢逆転。乾のビューティフル・ゴールで同点においつくと、つづけてもう1ゴールを乾が決めて逆転(こっちはGKに止められかけたボールがころころゴールに転がり込んだもの)。さらには岳のCKが相手のオウン・ゴールを誘って3-1。
これで勝ったかと思いきや、そのあとまたもや豪快なミドルを決められて1点差に。パラグアイはセット・プレーがやたらと強かったので、おいおい、もしや3点とってもなお勝てないんじゃ……と一瞬だけ心配したものの、その直後に香川が余裕しゃくしゃくのゴールを決めて勝負あり(まぁそこまで外しまくってたんだが)。日本代表が後半だけで4点を奪って、W杯前の最後の試合を勝利で飾った。
途中出場選手は後半の頭から中村航輔と酒井宏樹、途中から大迫、原口、宇佐美が順番に投入された。これで23人の代表選手が招集後に全員プレーしたことになる。
途中出場の選手も含めて、この日はみんないいプレーっぷりだったと思う。この試合で評価を落としたのは右サイドでプレーした遠藤航くらいじゃないだろうか(慣れないポジションなのか安定感なさすぎ)。
まぁ、昌子・植田コンビで2失点は正直痛いし、GKは東口、中村ともに1ゴールずつを許したので、守備陣がレギュラーの座を脅かしたかどうかは微妙だ。でも中盤から前の選手たちは極端な話、このメンツでそのまま本番でもいいんじゃないってくらいの内容だった。乾はまちがいなく初戦スタメンだろうし、岳にもチャンスがあるかもしれない。
いやぁ、でもやっぱ点が入ると楽しい。あまりにも選手を入れ替えすぎていて、西野さんが本大会をどんな顔ぶれで戦うつもりかさっぱり見えてこないけれど、でもこの日の勝利ですこしは希望の光が見えた気がする。うん、ちょっと楽しみになってきた。
さぁいよいよ明日からW杯も開幕だ。
いざ、ロシア。待ってろ、コロンビア。
(Jun 13, 2018)