2014年2月のサッカー
Index
- 02/22 広島２－０横浜Ｍ (ゼロックス杯)
サンフレッチェ広島２－０横浜Ｆ・マリノス
FUJI XEROX SUPER CUP／2014年2月22日（土）／国立競技場／日本テレビ
Ｊリーグ開幕一週間前の恒例行事、今年のゼロックス杯は元日の天皇杯決勝と同じ顔合わせながら、結果は正反対になった。
三連覇をねらう広島は、今年も視界良好な感じ。きびしいチェックで相手の攻撃の芽をつぶし、素早いカウンターで一気にゴールを脅かす、というスタイルがより洗練されて、すごく手強そうだった。この試合では高萩や森崎兄弟ぬきで、苦手だったはずのマリノスを圧倒していたのが憎たらしい。この調子でＡＣＬもがんばってくれればいいけれど、もしも去年と同じていたらくに終わったら、絶対に三連覇なんて許せねぇ。
とにかく、ＧＫの西川が抜けたところには林卓人が入って、なんかぜんぜん遜色ない感じだし、去年なにげに目立っていた石原（若いのかと思ったら今年で三十だった）やこの日のゴールを決めた野津田、浅野らの十代の選手も元気だし、残念ながら今年もアントラーズではサンフレッチェは止められなさそうな……。
対するマリノスはまだまだチーム全体が始動していない感じで、やたらと精彩を欠いた。俊輔にはいまだ去年のような存在感がなく、せっかく齋藤学が作ったフリーのチャンスを、新加入の藤本淳吾が逃すようでは勝てない。マルキーニョスの抜けたワントップに入っているのが端戸ってのも、失礼ながら迫力不足だ。ＦＷでは伊藤翔や矢島が新加入しているけれど、伊藤はこの日はベンチにも入っていなかったし、ＦＷがよほどがんばらないと、あまりいい成績は残せなさそうな気がする。
あと、マリノスはあのセカンド・ユニフォームの色──パステルオレンジ？――はなしじゃないかと思う。もともとトリコロールがチームカラーなんだから、その三色からはずれてしまうと、まったくそれらしくない。アウェイでは、あの色のせいでツキをなくしそうな気さえする。
(Feb 23, 2014)