2006年1月の音楽

Index

  1. 80 / B.B. King and Friends
  2. Queen's Fellows - Yuming 30th Anniversary Cover Album / V.A.

80

B.B. King and Friends / 2005 / CD

80

 B.B.キングの80歳の誕生日を記念して、豪華ゲストを迎えて製作されたコラボレーション・アルバム。
 そのゲストというのが、ヴァン・モリソン、ビリー・F・ギブソン(ZZトップ)、エリック・クラプトン、シェリル・クロウ、ダリル・ホール、ジョン・メイヤー、マーク・ノップラー、グレン・フライ、グロリア・エステファン、ロジャー・ダルトリー、ボビー・ブランド、エルトン・ジョンという面々。80年代を中心に活躍した、僕らの世代にとっては妙に懐かしいけれど、最近はあまり名前を聞かない気のするアーティストが、やたらと多く参加してる。なぜB.B.キングのトリビュートがこういうメンツになったのか、ちょっと不思議な感じだ。
 ま、参加アーティストの是非はともかく、鳴っている音はリラックスしたブルース・ナンバーばかりでなかなかいい。同様の企画だったレイ・チャールズの遺作は、バラードばかりであまり楽しめなかったけれど、こちらはなんたってブルースだ。終始ギターが鳴っている、それだけで断然気持ちいい。
 個人的にはインナー・ジャケットの、B.B.キングと一緒でとても嬉しそうなヴァン・モリソンの写真が微笑ましかった。
(Jan 29, 2006)

Queen's Fellows - Yuming 30th Anniversary Cover Album

V.A. / 2002 / CD

Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album

 前に出たユーミンのトリビュート盤『Dear Yuming』は、全十曲というCD時代とは思えないボリューム感のなさに加え、その半数が聴きたくないと思わされるアーティストだったので、椎名林檎の名前に惹かれながらも、買う気になれなかった。そうしたらばここにもう一枚、おなじくユーミンのトリビュート盤が登場(とは言いつつもう4年前のクレジット)。ここにもなんとまた林檎さんの『翳りゆく部屋』が収録されている。
 ちなみにこれら二枚の中で重複しているのはこの曲だけだ。新録ばかりの中にわざわざ再収録したというのは、それだけこの曲の出来が飛び抜けていたということだろう。
 なんにしろ今度のアルバムにはスピッツやアイコ、田島貴男などが参加しているし、その他のアーティストも──好き嫌いは別として──大半は芸達者な方々ばかり。これならば買ってみてもいいなと思った──ま、といいつつ再発期限切れを待って安くなってから購入したのだけれど。
 やっぱり林檎さんの『翳りゆく部屋』は絶品なので、手元に置いておかないといけないという強い思いがあったので、ようやくその念願がかなって嬉しい。どうせならば『Dear Yuming』でもっとも良かったm-floの『静かなまぼろし』も収録してくれていれば完璧だったのだけれど。残念ながらこのアルバムには、あの曲ほどの感銘を受けるカバーはなかった。とはいっても、歌の上手さという点においてゆえば素晴らしいボーカリストが並んでいる(例外も一人二人いるけれど)。素晴らしい楽曲を素晴らしいボーカリストの歌で聴けるというのは、やはり素晴らしいことだと思う。
(Feb 02, 2006)