2023年5月のサッカー

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  1. 05/03 ○ 札幌0-1鹿島 (J1・第11節)
  2. 05/07 ○ C大阪0-1鹿島 (J1・第12節)
  3. 05/14 ○ 鹿島2-0名古屋 (J1・第13節)
  4. 05/20 △ 鹿島1-1F東京 (J1・第14節)
  5. 05/27 △ 鳥栖2-2鹿島 (J1・第15節)

北海道コンサドーレ札幌0-1鹿島アントラーズ

J1・第11節/2023年5月3日(水)/札幌ドーム/DAZN

 めでたや三連勝~。
 この日のスタメンはGW早川、DF広瀬、植田、関川、常本、MF樋口、ピトゥカ、名古、仲間、FW垣田、鈴木優磨の11人。
 ゴールデンウィーク中ってことで中三日での試合だったからか、岩政はスタメンをちょっとだけいじってきた。ひさびさに戻ってきた常本が左に入り、なぜだか安西がベンチ外だった。
 常本は左SBの起用でもまったく問題なし。対人の強さを思う存分みせつけてくれた。4バックはこの日もしっかりとゴール前に鍵をかけて、三試合連続でのクリーンシート。試合終了間際に昌子を入れて3バックにする試合展開がすっかり定番化しつつある。
 まぁ、攻めてはシュート数わずか7、相手のボール支配率が62%と、終始受け身の試合展開だったけれど、でもナノゼロでの勝利は鹿島の伝統なので、とりあえずよし。
 前半21分に相手のミスを見逃さずにシュートを打った鈴木優磨のゴールが素晴らしかった。優磨はこれで4試合連続での得点。開幕したころはあまり調子がよさそうに見えなかったんだけれど、いつの間にか結果がついてきていていい感じ。
 途中出場は後半あたまから垣田を知念に替えたあと、土居、松村、昌子、船橋を順次投入。最後の船橋は後半ロスタイムで、樋口との交替だった。レフェリーへの異議でイエローをもらったピトゥカをフル出場させた岩政采配には若干疑問を覚えた。ピトゥカは毎度退場になりそうで怖い。
 札幌はGWのク・ソンユン(でかい)以外スタメンは全員日本人。小柄なFW小柏は、早川、常本と明治大学の同期だそうだ。そのほか、知っている顔は田中駿汰、福森、浅野弟くらいで地味な印象だったけれど、途中出場で宮澤、ルーカス・フェルナンデス、小林祐希らが出てきて、おっと思った。ペトロヴィッチ監督はJ1最多指揮記録を更新中とのこと。
 この日は試合の一時間後にスライダーズの武道館が控えていたので、気もそぞろでいまいち試合に集中できず。試合終了の笛が鳴った瞬間にテレビを消してうちを出た。
(May. 05, 2023)

セレッソ大阪0-1鹿島アントラーズ

J1・第12節/2023年5月7日(日)/ヨドコウ桜スタジアム/DAZN

 四連敗のあとの四連勝! 四試合連続のクリーンシート! そして二ヵ月ぶりの白星先行!―――と、めでたいことばかりだったGW最後のセレッソ大阪戦。
 この試合については大雨でピッチがずぶ濡れなのがすべてだった。水たまりでボールが止まったり、逆に止まるかと思って出したパスが止まらずにゴールラインを割ったり。そんなシーンだらけ。こんなコンディションではまともなサッカーは無理。どこまで我慢強く、集中力を切らせずにプレーできるかが勝負って感じだった。
 なので負けなけりゃオッケー、スコアレス・ドローでも十分だと思っていたんだけれど、後半22分のCKのチャンスから、途中出場のカイキがファーで折り返したボールをゴール前に詰めていた関川が頭で押し込んで鹿島が先制~。結局そのまま逃げ切った。
 僕は現時点ではまだまだ関川より昌子のほうが上だと思っているけれど、この四連勝中の関川のプレーはとてもよい。一皮むけた感がある。しかもこうやってチームを勝負に導くゴールまで決めたとなれば、鹿島のCBとしては文句なしだ。
 この日のスタメンは沖、広瀬、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、仲間、土居、垣田、優磨の11人、途中出場は常本、カイキ、名古、知念、昌子の5人だった。
 前節不在だった安西が戻ってきて、常本がベンチ。あと名古に代わって土居がスタメンに復帰した。でも意外や、ポジションは土居が左で、仲間が右。
 あと、広瀬が前半の早い時間にイエローをもらったので、ピッチ・コンディションもあって、さすがに危ないと思ったんだろう。岩政は後半の頭から広瀬を常本に替えてきた。カイキの登場も同じ後半開始から。そのカイキのアシストで決勝点が生まれているし、この日の岩政采配はどんぴしゃだったと思う。
 対するセレッソは海外帰りの香川に、原川、奥埜というなかなか強力な中盤の三枚に、レオ・セアラ、為田、毎熊の3トップ、最終ラインは山中、鳥海、マテイ・ヨニッチ、松田陸の四枚で、GKがキム・ジンヒョンという布陣。清武は故障中で欠場だった。馴染みのない選手もいたけれど、なかなかいいメンツが揃ってる。
 不運だったのは、後半途中に上門{うえじょう}という途中出場の選手が足の裏をみせて常本の顔を蹴ってしまい、一発レッドで退場してしまったこと(蹴ったほうも蹴られたほうも気の毒だった)。さすがにこのコンディションで数的不利となったら厳しい。その時点で勝負ありだった。
 なんでもセレッソは鹿島との相性がとことん悪いらしく、ホームでは11年連続で鹿島に負けているんだそうだ。
 まじか?――と思って自分の記録をチェックしたら、なるほど、全試合観ているわけではないからってこともあり、僕が最後に鹿島がセレッソに負けたのを観たのは、かれこれ18年も前のことだった。
 いやはや、相性がいいにもほどがある。
(May. 08, 2023)

鹿島アントラーズ2-0名古屋グランパス

J1・第13節/2023年5月14日(日)/国立競技場

 アントラーズが好きで、RADWIMPSが好きで、新宿区在住だから国立競技場まで地下鉄一本でゆける。――そんな男がこの試合を観にいかなくてどうするのさ?
 ということで、今年二度目のスタジアム観戦。Jリーグ開幕30周年記念スペシャルマッチと銘打って、試合前にJリーグの新アンセムを作ったRADWIMPSによる生演奏というオープニング・セレモニーのあった鹿島-名古屋戦。
 いやしかし、初めて行った新・国立競技場は最悪だった。いちばん安い三階スタンドの自由席のチケットをとったら、なんと三階へあがる階段がどこにあるかわからない。五分以上行ったり来たりしたあげく、ようやく見つけてあがってみれば(入場口の反対側まで歩かなきゃならなかった)、スタンド席には区画を横切って移動できる通路がない! 二ブロックくらい先の席に座りたいと思ったら、わざわざ一度外周の通路に出て、別の入り口から入りなおさないといけない。なにこのスタジアム? ふざけてる。
 入場してすぐの一階スタンドはそういう不自由がなさそうだったけれど、少なくても三階席は最低だった。安いチケットを買うやつのことなんて知ったこっちゃないって風情。三階にはビールが買える売店もなさそうだったし、スタンドに通路がないからビールの売り子も歩いてこない。前後の座席の幅が狭すぎるから、いったん座ると隣の人に立ってもらわないと席を離れられない。なのでこの日は珍しくビールなしで済ませた。
 こんな最低最悪のスタジアムを何千億ってかけて作ったなんて、ちょっと信じがたいのだけど。バカじゃないの? この先、このスタジアムにはもう二度と来たくない。
 まぁ、とりあえずラッドの新曲はよかったし、試合も楽しかったから、基本的には満足。五万六千人を超える観客で埋まったスタンドの風景は圧巻だった。ただひたすら新しい国立競技場が嫌いすぎたって。そういう話でした。あぁ、昔の国立はよかったのになぁ……。
 以上、閑話休題。
 この日の鹿島のスタメンは早川、広瀬、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、名古、仲間、垣田、優磨の11人。途中出場は佐野海舟(!!)、常本、知念、土居、カイキの5人だった。
 故障明けの佐野海舟が後半12分から登場~。笑っちゃうようなボール奪取力の高さを見せつけてくれた。ほんとすごすぎて笑える。中盤の底へのボールがことごとく佐野に引っかかる。佐野海舟、なにかがおかしい。あの守備力は規格外だ。
 攻めては前半に鈴木優磨がセットプレーから2ゴールを叩き込む大活躍。最初の一本は謎のVAR介入により取り消しになってしまったけれど――そのあとなぜに鹿島のCKからリスタートしたのか、さっぱりわからなかった――前半のうちに再び同じような形でヘディングを決めてみせたのがすごかった。
 後半には途中出場の知念がひさびさにゴールを決めて追加点。決めるや否や、ゴール裏のサポーター席へ一目散で駆けていったのが胸熱だった。知念、次はぜひスタメンで観たい。岩政よろしく。
 名古屋はマテウス・カストロがボールを持つと危ない感じがしたけれど、ユンカーと永井にはこれといった仕事をさせず。稲垣、米本というダブル・ボランチに、中谷進ノ介を中心とした3バック(元・広島の野上もいた)、そしてGKはランゲラックという布陣で、さすがに守備が固いから難しい試合になるかと思ったけれど、セットプレーで優磨をフリーにしてしまったのが運の尽き。うちのエースをなめてもらっちゃ困る。
 これで鹿島は首位の神戸に勝ち点7の差で暫定5位まで浮上。序盤戦は上位陣に軒並み負けまくっていたら、ここで3位につけている名古屋に勝っての5連勝はでかい!
(May. 15, 2023)

鹿島アントラーズ1-1FC東京

J1・第14節/2023年5月20日(土)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 連勝は途切れるも、とりあえず勝ち点1はゲットしたFC東京戦。怠けていたら試合から三日もたってしまった。
 鹿島の出場選手はスタメン、途中出場ともに前節と一緒。違ったのは途中出場で出てきた選手の順番だけだった(この日は佐野&土居、知念、カイキ&常本の順)。
 先制点は垣田。左からの安西のクロスに頭でどんぴしゃであわせた。
 垣田はスタメンに抜擢されて結果を出した最初の試合以降、4試合連続で無得点だったから、個人的にはそろそろ知念をスタメンに戻して欲しいと思っていたのに、ここで結果を出してくるとは。ご立派。
 この先制ゴールが開始わずか6分。最近は守備が安定しているから、これでこの試合ももらったかと思ったのに、相手が近年苦手のFC東京だけあって、そうは問屋が卸さなかった。前半の28分に関川がディエゴ・オリヴェイラを倒したという判定でPKを取られて同点においつかれてしまう。
 ジャッジリプレイを観たら、七割がたの人はPKはないと思ったという話だったけれど、判定はくつがえらず。
 結局試合はそこから動かないままドローに終わった。スタッツをみると両チームほぼ互角って感じだったから、妥当な結果だったかなと思う。
 対するFC東京は、GKがヤクブ・スウォビィク(いまだ名前が覚えられず)、最終ラインが森重と木本のCBコンビに、右がブラボー長友、左が岡山から移籍してきた徳元という選手での4バック。
 中盤では東がボランチに下がり(ん、もしかして前からだった?)、鳥栖から移籍してきた元・鹿島の小泉が攻撃的な位置でプレーしていた。そういや前節の名古屋戦では後半から和泉が出てきたのに書き忘れた。
 もうひとり注目の移籍組、仲川もスタメン出場していたけれど、これといって目立つことなく前半だけで交替。最前線は右から仲川、ディエゴ・オリヴェイラ、渡邊凌磨という3トップだった。邊は今季から背番号11をつけていた。おぉ、期待されてんだな(でもいまだに顔が覚えられない)。
 まぁ、勝てはしなかったけれど、この日の勝ち点1で暫定4位に浮上~。勝ち点2の差で8位にいるレッズがACL――優勝おめでとう!――の都合で2試合少ないので、実質5位相当だと思うけれど、でも首位の神戸との差は7だし、4連敗したことを思えばここまでの追い上げは上出来だ。
(May. 23, 2023)

サガン鳥栖2-2鹿島アントラーズ

J1・第15節/2023年5月27日(土)/駅前不動産スタジアム/DAZN

 連勝記録が途切れたあとだから、ここでの踏んばりが大事――と思ったところで、去年川井健太監督体制になってから連続ドローに終わっているサガン鳥栖との対戦。今回も苦戦を強いられてドローに終わった。でもまぁ、負けなかったのはヨシ。
 スタメンは今節も変わらず。知念が肉離れで離脱してしまったので、ほかに怪我人がでないかぎり、当分リーグ戦はこのメンツで固定なんだろう。
 途中出場は佐野海舟、土居、カイキ、染野、常本の5人。故障明けで戻ってきた染野がひさびさに出てきた。知念がいないうちにちょっとくらい爪痕を残して欲しい。
 試合は序盤からホームの鳥栖が攻勢。スタメンは全員日本人で、ベンチにもファン・ソッコしか外国人がいないという純国産チームだけれど、ここ3試合はクリーンシートで勝っているそうで、なるほど、攻守ともに強度が高くて手強かった。先制されたときも、あぁやっぱりかぁって感じだった。
 鳥栖の先制点は左サイドからのクロスをファーで折り返され、ゴール前に詰めていた森谷賢太郎という選手にダイレクト・ボレーで豪快に決められたもの。ファーのボールをパンチングでクリアにいった早川が触れずに倒れ込んでいて、ゴール前が空っぽになってしまっていたので、あれはもうどうしようもなかった。飛び出した早川のミスかもしれないけれど、まずは決めた相手の連携をほめるべき。
 それでもこちらも負けてはいない。前半のうちに優磨のアシストから名古がヘディングを決めて同点に追いつく。名古はこれが鹿島での初ゴールだそうだ。まじか? それはおめでとー。垣田につづいて、今年はめでたいゴールが多いな。
 ということで、一度はイーブンにして突入した後半も、またもやゴールを奪われて劣勢に立たされてしまう。決めたのは小野裕二。関川のフィードが相手に引っかかってしまい、そこからゴール真正面でパスを受けた小野が放ったミドルが一度はポストをたたくも、止めにいった早川の後頭部にあたってゴールラインを割ってしまった。アンラッキー。
 1点目も2点目も連勝中にはなかったささやかな守備の綻びからの失点なので、そこはちょっと気になる。去年はそういうのが折り重なって失速してしまった印象なので。そろそろリーグ戦も折り返しだから、ここで一回気を引き締めなおして欲しい。
 まぁでも、これでひさびさに負けかーと思ったところからアディショナル・タイムで同点にして終わったのはよかった。同点ゴールは安西のクロスを優磨が豪快なダイビング・ヘッドで決めたもの。ゴール前にすっと入り込んで力強く首を振って決めた強烈な一撃だった。この日も優磨は1ゴール1アシスト。さすがエース、ほんとに頼りになる。
 試合終了間際にはあわや逆転という時間帯もあったし、勝てはしなかったけれど、この勝ち点1は大きい。今年は川崎が低迷していることもあって大激戦必至なので、こういう試合で勝ち点を拾ってゆくのはとても大事だと思う。
(May. 28, 2023)