2017年4月のサッカー

Index

  1. 04/02 ○ 大宮0-1鹿島 (J1・第5節)
  2. 04/12 ● ブリスベン2-1鹿島 (AFCチャンピオンズリーグ)
  3. 04/16 ○ 仙台1-4鹿島 (J1・第7節)
  4. 04/26 ○ 蔚山0-4鹿島 (AFCチャンピオンズリーグ)
  5. 04/30 ○ 鹿島2-1鳥栖 (J1・第9節)

大宮アルディージャ0-1鹿島アントラーズ

J1・第5節/2017年4月1日(土)/NACK5スタジアム大宮/BS1

 ひさしぶりにJリーグの試合をふつうにテレビで観た。
 ACLもテレビで観ているけれど、あちらは放送している日テレNEWS24がハイビジョン対応していないので(だから安いのかと思った)、ハイビジョンのクリアな映像でアントラーズ戦を観るのって開幕戦以来だ。
 やっぱいーよなー、ハイビジョン。DAZNはいずれこの水準に追いつくんでしょうかね。さっさと追いついてくれるならば、また契約してもいいけれど、でもいまのままじゃなぁ……。
 ま、とはいえ、今宵の俺はワイン片手に観ていたので、たとえハイビジョンでなくても視野がぼんやりして一緒だったかもしれない。
 この日のスタメンはGKが曽ケ端、DF西、植田、昌子、山本、MF小笠原、レオ・シルバ、遠藤、土居、FW鈴木、ペドロ・ジュニオールの11人。途中出場が安部裕葵、伊東幸敏、三竿健斗。
 曽ケ端がリーグ戦初スタメン。クォン・スンテは代表に呼ばれてしばらくチームを離れていたので、ソガのほうがコンディションがいいという判断なんだろう。金崎は足の故障でベンチ外。
 結果は1-0と最少スコアだったけれど、試合自体は終始アントラーズがペースを握っていたので、内容的には悪くなかったと思う。最近は守ってカウンターってサッカーばかりだったけれど、このくらいの相手だとこちらで主導権を握れるんだなと思った。相手の実力に応じて攻守のどちらに主軸を置くかを自在に変えられるってのは強みかもしれない。
 相手のアルディージャは渋谷洋樹監督になって今年で4年目だそうだけれど、去年5位という好成績をあげたにもかかわらず、今季はこの日で開幕5連敗で単独最下位。家長が抜けた穴は大前が入って埋まって、戦力的にはそれほど変わっていないのかと思っていたけれど、そうでもないらしい。サッカーってやっぱり難しい。
 この日の1点は鈴木のアシストから土居が決めたもの。
 優磨はドリブルで持ち込んで自分でも打てるところを、よりフリーだった聖真にパスを出したところがよかった。単なる勢いばかりの若者ではなく、ちゃんとまわりを見るクレバーさがあることを証明した。聖真のシュートもワン・トラップで体制不十分なところを、GKを見て瞬時にシュートに持っていったのが見事だった。聖真はこれが今季J1初ゴール。いい連係でいい得点でした。
 あと、この得点の起点となったのはレオ・シルバだった。いやぁ、やっぱいいよなぁ、レオ・シルバ。この人を取れたのはホントでかい。彼のプレーは観ていてほんと楽しい。
 昔から鹿島は僕がほかのクラブで見ていいなぁと思っている選手を呼んでくれることが多くて、ビスマルク、新井場、マルキーニョス、本田拓也、金崎夢生らが移籍してきたときには、なんでこんないい選手が取れちゃうんだと不思議に思ったものだけれど、今回のレオ・シルバの移籍も完全にその系譜。鹿島のフロントってほんと素晴らしい。
 素晴らしいといえば、この試合では高卒ルーキーの安部裕葵が途中出場でJ1デビューを果たした。つい先日高校を卒業したばかりの選手が開幕そうそう鹿島でプレーするのって内田篤人以来じゃないだろうか。しかもペドロ・ジュニオールに替えての投入だし。きょうのプレーだけではよくわからなかったけれど、そんなにすごいの、この子?
 彼は僕の友人が寿司屋を営む北区浮間の出身だということで──近くに住む高校の同級生の息子さんが同じクラブ出身だったそうで、その人から「ひろきくん」とか呼ばれてました──、なおかつうちの娘と同い年ということで、それとなく注目していたのだけれど、あまりに速いJ1デビューにびっくり仰天だった。今後の活躍に期待しよう。
(Apr 02, 2017)

ブリスベン・ロアーFC2-1鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグ/2017年4月12日(水)/サンコープスタジアム(ブリスベン)/日テレNEWS24@スカパー!

 アントラーズ、ACLのグループリーグで2敗目を喫する。
 この試合を語るには、まずはJ1の前節のセレッソ大阪戦について書いとかなきゃいけない(観てないけど)。
 その試合で石井は大胆にも小笠原、レオ・シルバ、遠藤、土居という中盤のレギュラー陣をまとめてスタメンから外してきた。もちろんこの日のブリスベン戦のためだ。相手がJ2上がりのセレッソだから、少しくらいスタメンを落としても勝てるという目算だったのだろうと思う。まぁ、結局0-1で負けたわけだけれど。それも、よりによって山村に決勝ゴールを決められて。
 で、この日のブリスベンでの試合。当然先にあげた4人はスタメンに名を連ねているわけだけれど、それよりも驚いたのがベンチ入りメンバーを含めたメンツ。スタメンがクォン、西、植田、昌子、山本、小笠原、レオ・シルバ、遠藤、土居、鈴木優磨、金森の11人、そしてベンチ入りが曽ケ端、伊東、町田、永木、充孝、三竿弟、安部というメンバー。
 ……っておい、ブラジル人はレオ・シルバだけかい! ペドロ・ジュニオールとレアンドロはどうした?
 そりゃふたりともセレッソ戦に出場しているけれどさ。ペドロ・ジュニオールはフル出場したみたいだけどさ。それにしたって、なぜ呼んでない? 金森の初スタメンはめでたいけれどもさ。でも海外のアウェイで初出場させるよりは、前のJリーグで使ってあげたほうがよかったんじゃないかって気がしてしかたない。石井、なんだかやっていることがちぐはぐな感じ。
 表面的にみれば、この試合の敗因は選手の単純なミスと、相手に思いのほか決定力があったことだ。前半の先制点は植田が浮き球の処理をミスって相手にフリーでボールが渡ってしまったものだし、後半早々の2点目はセットプレーからのクリアボールが運悪く相手の足元に入ってしまったせい(跳ね返したボールがトトトンって感じでピンボールのように一瞬でゴールに吸い込まれていった)。まぁ、どちらもミスが起点ではあるけれど、その一瞬の隙をきっちりと得点に結びつけた相手もあっぱれだった。
 とはいえ、相手のチャンスはそんなに多くなかった。だいだのところ試合を支配していたのは鹿島だった。シュート数が18-6、CKの数が12-4って数字に鹿島がどれだけ押し込んでいたかが表れている。でもそれだけ攻めても奪えたのは永木の1ゴールだけだった。なんか攻めても攻めても点にならなかった。
 そういう試合だっただけに、僕としては途中交替で出てきたのが、永木、安部、充孝ってのが気に入らなかった。
 なぜに2点負けているのに永木? まぁ、ゴールを決めたのはその永木だけれどさ。それにしたって、2点負けている状況でもなお、最初の交替カードは必ずボランチってひとつ覚えの采配にはいい加減食傷気味だ。
 おまけにアウェイでの追撃をデビューしてまだ一ヶ月にもならない18歳の安部や、これまで途中出場で結果らしい結果を出したことのない中村充孝に託さないといけない状況ってなんなのか。なぜにペドロ・ジュニオールやレアンドロじゃないんだ。
 本当にこの試合を大事だと思うんならば、経験値を考えたって、使うべきは彼らでしょう? 途中からブラジル人が出てきたほうが、相手にとってもプレッシャーはダンチだろうし。この試合のいちばんの敗因はそういう効果的な選手起用をしなかった石井の采配ミスとしか思えない。
 この日の結果で鹿島はグループ首位から陥落。かわりに首位に立ったのは、なんと鹿島につづいて蔚山まで撃破したムアントンだ。このグループで唯一いまだ無敗の勝ち点8。すげーな、ムアントン。よもやここまでがんばるとは。予想外すぎる。
 対する鹿島はここまで2勝2敗。いくらアウェイとはいえ、グループリーグで2敗もするクラブがアジアの頂点に立てるとは思えないんだけれど。あーあ。まったく困ったもんだよ。次はアウェイで蔚山。これに負けたらほんと洒落にならない。
(Apr 13, 2017)

ベガルタ仙台1-4鹿島アントラーズ

J1・第7節/2017年4月16日(日)/ ユアテックスタジアム仙台/BS1

 J1とACLで公式戦2連敗中ということで、絶対に負けられない一戦。
 相手の仙台は前節の浦和に7-0という屈辱的なスコアで負けている。つまり優勝争いの筆頭、レッズにこてんぱんにされた相手だ。アントラーズとしても、それなりに快勝しておきたいところ。
 さぁ、その試合にどんなメンツで臨むのかと注目されたスタメンは、GKが曽ケ端、DF西、植田、昌子、山本、MF永木、小笠原、遠藤、中村充孝、でFWが土居と金崎という日本人だけの11人だった。
 まずは曽ケ端に起用に意表を突かれたのだけれど、この試合はオガサとソガにとって通算500試合目のメモリアル・ゲームだとのことだったので、おそらく温情をかけたのだろうと思う(ふたりともおめでとう!)。
 で、それよりもおいおいと思ったのが金崎。ブリスベン戦ではベンチにも入っていなかったので、足の故障でとうぶんは使えないのかと思っていたのに、スタメンでプレーできんのかよっ! ならば連れてゆこうよ、オーストラリア! まったくなんなのかな。石井、ACLを甘くみちゃいやしないか。
 あともうひとつ意外だったのが、鈴木優磨がベンチ入りしていなかったこと。安部裕葵を入れといて、代表入りも期待される売出し中の9番を外すってどういうことだ。なんだかいまいち石井のベンチワークに気分がすっきりしないきょうこのごろだった。
 でもまぁ、きょうの試合は今季でもっとも楽な試合になった。なんたって前半だけで3-0ですからね(前半の得点は今季初とかいう噂。なんだそりゃ)。もう後半は観なくてもいいんじゃないかと思ってしまうくらいだった。
 ゴールの内訳は、西がドリブルで持ち込んでひとりで決めた1点目、充孝がもらったPKを金崎が決めた2点目、遠藤が得意な角度から土居とのワンツーパスで決めた3点目。以上3ゴールで前半は終了。
 こりゃ前節の浦和戦の再現か?──という悲惨なベガルタの出来だったのだけれど、ところが後半になるとあちらさんが見違えるようになる。開始早々に三田のCKから新ブラジル人のクリスランにヘディングを決められ(昌子のマークがずれた)、それ以降も攻められまくり。いったい何本CKがあったことか。後半に入ってあんなに後手に回った試合もひさしぶりじゃないだろうか。
 とはいえ、かろうじて失点は1点に抑えて、後半ロスタイムには途中出場のペドロ・ジュニオールが移籍後J1初ゴールを決めて、最終的には4-1にて試合終了。まぁ、後半の出来は褒められたもんじゃなかったけれど、ペドロのゴールのおかげでいくらか気分がおさまった。
 あ、でも前半であれほど楽な展開になったのに、故障明けの金崎を85分まで引っぱった石井采配にさらなる疑問をおぼえた。きょうの内容なら前半だけでお役御免だってよかろうに。交替のカードも2枚しか切らないし(もう一枚は三竿弟)。なんだかやっぱ今年の石井のやりかたには釈然としない。
 相手のベガルタは、今年はなぜか野沢がずっと不在(故障?)。この日は梁勇基もベンチスタートで、知ってる選手がほとんどいない。かろうじて知った顔は、三田とレッズからレンタル移籍中の石原だけ。目立っていたのも、ゴールを決めたクリスランとハーフの日本人GKシュミット・ダニエル(見た目が日本人だから名前に驚いた)くらい。でもって、とにかく守備が残念。特に前半はゆるゆるだった。
 なんか前節からフォーメーションを3バックに替えたとかいう話だったけれど、でもそれで2試合で11失点もしているんでは、戦略ミスはあきらかじゃないだろうか。ベガルタのようなチームは守備力が生命線でしょう?
 監督の渡邉晋という人(43歳と俺よりずいぶん若かった)は2014年の途中から指揮を執っているらしいのだけれど、こんな状況が続いたら今季は解任話が出てくるのも時間の問題じゃないかという気がする。今年は新潟も苦しそうだし(レオ・シルバ横取りごめん)、札幌も降格候補の一角だろうし、来シーズンは関東以北のJ1チームがゼロなんてことになる可能性もなくはなさそうな……。
 今節の結果、J1では首位のヴィッセルが負けて、レッズが首位に浮上。アントラーズはヴィッセルと勝ち点で並び、得失点差で2位に浮上した。ACLを戦いながら、首位争いもできているのだから、なんだかんだいっても、ここまでは順調だ。
 そういやブリスベン戦もこの日も鹿島のユニフォームは白だった。思えばJ1が開幕して以来、一度もあのショッキングピンクを見ていない気がするんだけれど。あのピンクのセカンド・ユニフォームはどこいっちゃったんでしょうかね?
(Apr 16, 2017)

蔚山現代FC0-4鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグ/2017年4月26日(水)/蔚山文殊フットボールスタジアム/日テレNEWS24@スカパー!

 ひさびさにピンクのアントラーズを観ました。ACLグループリーグ5試合目、蔚山現代とのアウェイでの一戦。
 今年はもうピンクのユニフォームは使うのをやめたのかと思っていたらそうではなかったらしい。もしくは前回のホームの蔚山戦をこのユニフォームで戦って勝っているから、ゲンを担いだか。いずれにせよ、ひさびさに見ました、蛍光ピンク。でもって快勝。おそらくここまでこのユニフォームで戦って負けてないんじゃないだろうか(出番が少なすぎるだけって話だけど)。だからってこの先もゲンを担いで勝負どころではピンクなんてことになりませんようお願いしたい。
 それにしてもこの試合、前半をスコアレスで終わった時点ではこれほど点差が開くとは思えなかった。ひさびさに受け身だなぁ……と思って観ていたら、後半に相手のミス連発を見逃さず、大爆発。
 1点目は聖真のシュートを相手GKが弾いたボールを夢生がフリーで決めたもの。2点目はペドロ・ジュニオールが豪快に決め、3点目は夢生がGKにチェイスをかけてミスを誘う(ちょっとGKがかわいそうだった)。4点目はゴール前の混戦からレオ・シルバが強烈なミドルを蹴り込んだ。
 スタメンはGKクォン、DF西、植田、昌子、山本、MFレオ・シルバ、永木、遠藤、土居、FWペドロ・ジュニオール、金崎。途中出場は優磨、レアンドロ、金森。ボランチのふたりがフル出場って、なにげに今季初じゃないだろうか。
 この日のもう一試合でムアントンがブリスベンに勝ったので(ムアントンつえー)、このグループはムアントンとアントラーズの勝ち抜け駆けが決定。こうなりゃ最終節でちゃんとムアントンに雪辱を果たして1位で終えてもらいたい。
(Apr 29, 2017)

鹿島アントラーズ2-1サガン鳥栖

J1・第9節/2017年4月30日(日)/カシマサッカースタジアム/BS1

 次節が首位レッズとの対戦で、勝ち点差は4ってことで、絶対に取りこぼせなかったサガン鳥栖戦。
 驚いたことにこの日の鹿島のスタメンは、ひとつ前のACL蔚山戦とまったく一緒だった。ACLの勝ち抜けは決まったし、このあとが強敵レッズだから、コンディションよりもコンビネーション重視ってことで、メンバー変更なしで勝負をかけてきたらしい。次もおそらくほぼ同じメンバーで臨むんだろう。
 対するサガンはフィッカデンティ監督による堅守をベースに豊田の高さで勝負かと思っていたら、今年はなにやら戦力が充実していた。移籍組に海外帰りのGK権田と小野裕二、さらには原川力、小川佳純といった主力級がいる。それに加えて豊田、鎌田、谷口らもいるし、けっこうネームバリューの高い選手が多い。おまけに途中出場でコロンビア代表としてW杯経験があるというイバルボという長身の黒人選手まで出てくるし。予想外に戦力が高かった。
 でもまぁ、とはいえまずは守備ってチームなんだろうから、先制点はご法度……と思っていたのに、前半途中にいきなり昌子が不運なハンドでPKを取られてしまう。これを豊田が決めて鳥栖先制。
 あちゃー、これはまずい展開じゃないだろうか……と思ったのもつかの間。このビハインドはわずか5分しかつづかなかった。華麗なボールタッチで相手ペナルティ・エリアに切れ込んだ土居が倒され、こちらもPKを奪取。これを夢生が決めて同点。さらには前半のうちに昌子が遠藤の左からのCKをヘディングで決めて、雪辱の逆転弾。
 後半はレアンドロ、三笠、優磨を入れてそのまま逃げ切り。まぁ、選手交替が遅かったのが個人的には不満だったけれど──過密日程なんだから、さっさと夢生あたりは下げて欲しいぞ、石井──、無事に勝ち点3を積み上げて次節へとつないだ。
 裏では今季ここまで未勝利だった大宮が、なんと埼玉ダービーでレッズを撃破。これでアントラーズは首位レッズに勝ち点1の差で3位(2位はガンバ)、次節は1位レッズとの直接対決だ。しかもテレビ放送あり~。すんげー楽しみ。
(Apr 30, 2017先制点の)