2002 FIFAワールドカップ Korea/Japan (3)

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Index of Group Leagues (3)

  1. ポルトガル4-0ポーランド
  2. カメルーン0-2ドイツ
  3. 南アフリカ2-3スペイン
  4. メキシコ1-1イタリア
  5. チュニジア0-2日本
  6. ポルトガル0-1韓国

ポルトガル4-0ポーランド

グループリーグD/2002年6月10日(月)/全州ワールドカップ競技場(ジョンジュ)/NHK

 優勝候補の一角と目されながら、初戦でアメリカに痛すぎる黒星を喫したポルトガル。対するは、こちらも格下と侮っていただろう韓国に完敗を喫したポーランド。後者は二ヶ月前の日本との親善試合でもいいところがなかったし、どうも早くもこのグループの最下位っぽいイメージになってしまっている。案の定、この試合でもポルトガルに圧倒される。
 情けないことに僕は2年前の欧州選手権で何度も見たはずのポルトガルというチームがどんなだったかをまったくといっていいほど覚えていない。昨日の日本代表の初勝利に対する白けたリアクションといい、なんだかワールド・サッカーは見るだけ無駄なんじゃないかという気もしてきた。まあそれはそれとしてあとで考えるとして。
 この試合、始まって数分でポルトガルの選手の技術の高さに驚く。おおっ、このチームは確かに上手いに違いない。フィーゴは序盤あまり動きがないように見えたからともかくとして、ジョアン・ピントとかセルジオ・コンセイソンとか、こういう上手い選手が前の方に複数いるチームが、なんでアメリカに負けるんだと不思議だった。今日の試合じゃよくわからなかったけれど、DFに問題があるのだろうか? ちなみにこの試合、ルイ・コスタはスタメンから外れた。
 試合は前半15分にジョアン・ピントからのパスを9番のパウレタが決めてポルトガルが先制。その後、試合開始前から降っていた雨がかなり激しくなったので、中盤でのパス回しが武器のポルトガルには厳しいんじゃないかと思ったのだけれど、そこは一流の選手たち。これくらいの雨の中では乱れもしない。特別あぶない場面もなく、前半はそのまま終了する。
 雨足が弱くなった後半は最初のうちこそポーランドが反撃を見せるものの、その後はもう一方的なポルトガルのペース。フィーゴとルイ・コスタ(途中出場)のアシストを受けて、パウレタがハットトリックを達成。さらにはルイ・コスタも得点を重ね、4-0でポルトガルが圧勝した。
 それにしても終盤のポーランドのディフェンスはスカスカだった。そんな隙だらけのディフェンスの間を自由気ままに行き来するポルトガルのパス回しの見事なこと。なるほど、村上龍が夢中になるのもわかる。
 それとFWパウレタの精力的なプレーが素晴らしかった。前線からがむしゃらにボールを奪いに行く積極性。カウンターからのフィーゴのクロスを相手DFと競り合いつつ滑り込みながら押し込んだ2点目、ゴール前でフリーでボールを持ち、鋭い切り替えしでDFをかわして打った3点目とも文句なし。あわや4点目かという場面もあったし、MVPは間違いなく彼だろう。
 それにしても韓国は苦しくなった。今日の試合でアメリカと引き分けて、勝ち点4で並んだまま迎える最終戦の相手がなんとこのポルトガル。対するアメリカは今日負けて予選リーグ敗退の決まったポーランド。次の試合に負けても予選突破の可能性が高い日本とは反対に、勝ち抜けの最終ハードルはとても高くなってしまった。韓国には頑張ってもらいたいものの、ポルトガルのサッカーももっと見たい。願わくば厳しい欧州予選を勝ち抜いてきた意地を見せて、ポーランドがアメリカに勝ってくれるといいのだけれど。今日の試合を見る限り、あまり期待はできそうにない。うーん。
(Jun 11, 2002)

カメルーン0-2ドイツ

グループリーグE/2002年6月11日(火)/静岡スタジアム・エコバ/日本テレビ

 昼間の試合でフランスの予選敗退が決定。結局この大会、フランスは1点も取れないまま姿を消してしまった。そんな波乱の余韻が漂う(と勝手に思っている)中でのE組の第三戦は、ワールドカップ新記録となる異常な数のイエローカードが飛びかうとてもシビアな戦いになった。
 それにしても今日のレフェリーはちょっと勘弁して欲しかった。あんなにカードを出されては、せっかくの好勝負がだいなしだ。両チームが8枚ずつのイエローカードをもらい、一人ずつの退場者が出た(まあよく一人ずつで済んだという感じだった)。確かにきわどいプレーが多かったのは確かだけれど、ちょっと出し過ぎじゃなかったろうか。こんな極端な判定はJリーグでもないぞ。
 そんな風に荒れまくりだった試合は、内容的にはほぼ互角という印象。前半残り少なくなって先に退場者を出したドイツだったけれど、後半早々に見事なカウンターから先制してしまう。引き分けでもいいドイツと、勝たないと予選敗退が決まってしまうカメルーン。そのカメルーンが一人少ないドイツに先制を許したのだから、その後はさぞや激しく攻め立てるものだろうと思ったのに、意外や意外、ドイツの堅い守りを崩せない。そのうち、こちらにも退場者が出て人数は五分。その直後にクローゼに今大会5点目となるゴールを決められてジ・エンド。エムボマは韓国の地を踏まずして帰国することになってしまった。
 カメルーンはトリッキーな個人プレーで驚かせはするものの、どうにも攻撃の形が見えて来ないまま姿を消してしまった。それに対するドイツは堅い守りと長身のFWを生かしたシンプルな攻撃に淀みがない。少ないパスで決定的なチャンスを演出する攻撃力は見事だった。
 イタリアとかドイツとか、堅守からカウンターを狙うチームの戦い方って意外と悪くないかもという気がしてきた。少なくてもいきあたりばったり、個人技頼りのアフリカ・サッカーよりも共感できるものがある。
 これでE組は1位がドイツ、2位アイルランドで決定。A組はデンマークとセネガル(フランス予選敗退……)。言っちゃなんだけれど、かなり地味な。
(Jun 11, 2002)

南アフリカ2-3スペイン

グループリーグB/2002年6月12日(水)/大田ワールドカップ競技場(デジョン)/NHK

 昼間にF組の第三戦があるのに、夜が既に決勝トーナメント進出を決めたスペインと、引き分けでも予選リーグ勝ちぬけが決まる南アフリカの対戦というのはどうにもさびしい、なんて思っていたのだけれど、ところが南アフリカが思いのほか頑張ってくれたので、これがとてもおもしろい試合になった。日本と同様、今大会で二度目の出場となる彼らにしてみれば、優勝も狙える強豪相手では引き分けを狙うのさえ厳しいわけだから、頑張って当然だったわけだ。
 試合は開始早々、ゴール前へのスルーパスに飛びついた南アGKサントスがボールをファンブル、そこへ詰めていたラウルが、ファールすれすれの足技でそのボールを奪い取り、無人のゴールへ悠々と蹴りこんで先制。その後も序盤は左サイド、メンディエタを中心とした攻撃で一方的なスペインのペース。ただでさえ盛り上がらない試合がますます、なんて南アフリカには失礼なことを思っていたらば、31分に南アがワンプレーで同点に追いついてしまう。ゴール前の競り合いから浮いたボールに素早く反応したマッカーシーの、さすが地味ながらアフリカ勢と思わせるしぶといボレー・シュートだった。
 これで気をよくしたのか、その後は南アもやられてばかりはいない。ミスで失点を許したGKサントスもスーパーセーブを連発して、前半はスペイン相手にイーヴンで終わるのかと思わせた。ところがロスタイムにスペインがメディエンタのFKから2点目をゲット。これもやや南アGKのミスっぽかった。ああ、もったいない。
 後半に入り、53分にいったん南アが同点に追いつくものの、そのわずか3分後にラウルのどんぴしゃのヘッドであっという間に突き放されてしまう。
 その後の試合は膠着状態。その間に裏のもう一試合の途中経過が入る。スロベニアを相手に前半を1-0で折り返し、万事休すかと思われたパラグアイが、なんと後半に入って逆転、ついには1-3と2点差をつけてリードしているという。そのまま南アが負けてしまえば、総得点ではパラグアイが上になり、南アはグループリーグでの敗退が決まってしまう。それでなくても強豪国相手に十分過ぎるくらいの健闘を見せてくれている南アだ。勝てないまでも、せめて同点ゴールを入れさせてあげたい。がんばれぇ。
 と、最後の方は熱を入れて応援していたにもかかわらず。
 試合はそのままスペインが逃げ切ってしまい、南アフリカは惜しくも決勝トーナメント進出を逃した。本当に惜しかった。力の差は感じたけれど、それでもまあいいや、おれたちのサッカーも悪くはないぜというような伸び伸びしたプレーは見ていて気持ちよかった。個人技に頼るばかりじゃなく、チームとして戦っていた感じにも好感が持てた。
 これでグループリーグBではスペインとパラグアイが勝ち抜け。パラグアイはどうもチラベルトのプレーに衰えが感じられて、今回は駄目かなと思っていたのに、なんともはやしぶとい。このしぶとさには感心してしまう。
 注目のグループFでは、もしやと思っていた不安が的中、アルゼンチンがスウェーデンと引き分けに終わり、フランスに続いて予選リーグで姿を消してしまった。
 昨日フランスがデンマークに負けたのを知って、同じように圧倒的な攻撃力を誇りながら、それがいまひとつ点に結びついていない印象のあったアルゼンチンももしや、なんてちらりと思ったりはした。相手はデンマークと似たタイプに思えるスウェーデンだったし。それがまさか現実になってしまうなんて。ああ、なんてこったい。世界中のサッカー・ファンのため息が聞こえてきそうだ。
(Jun 13, 2002)

メキシコ1-1イタリア

グループリーグG/2002年6月13日(木)/大分スポーツ公園総合競技場/NHK

 フランス、アルゼンチンと、今大会の華とも言うべきチームが相次いでリタイア。本日のドラマの主役は、ここまで勝ち点わずか3と、これまた思わぬ苦戦を強いられているイタリアだ。あまりの波乱の連続に、もしかしたらイタリアまでが予選リーグで姿を消す羽目になるのではないかという不安をはらんでキックオフを迎えたグループGの最後の一戦だった。
 これがやはり予想通りの展開となる。勝たない限り自力での決勝トーナメント進出がないイタリアはヴィエリとインザーギのツートップで猛烈に攻めたてる。ところがイタリアには今日も運がない。微妙な判定でチャンスを取り消されること数回、惜しいシーンを逃しているうちに、一瞬の隙を突くようにメキシコ9番ボルゲッティのヘッドが決まってしまう。ゴール前へのふわっと浮いたクロスボールに、イタリアDFと競り合いつつ、下がりながら後頭部を当てて、ここしかないというゴール隅に放り込んだ、実に見事なゴールだった。これにはイタリアもサポーターも唖然。
 勝たないといけない強豪が前半なかばにリードを許してしまうというこの展開は、まさしくフランス、アルゼンチンと一緒だ。対戦相手は堅守の北欧チームではないものの、なんだか妙に曲者な印象のあるメキシコ。これがしぶといディフェンスでイタリアの攻撃をしのぎ、時おりイタリアを絶望に追い込む2点目かというきわどいシュートを放ち続ける。イタリアのファンにはかなりストレスのたまる展開だったろう。
 得点を許してからのイタリアにはほとんどいいところがなかったような気がする。特に前の試合に続いてまたもやイタリアには不利な笛が多い印象だったために、トッティやヴィエリが明らかに苛立っていたようだった。
 後半途中からインザーギに代わって出場したモンテーラはCKをふかしたり、ゴール前のチャンスでシュートにいけなかったりと、出来がいまいち。時間はどんどん過ぎていく。残り15分を切ったところで、トラパットーニ監督はトッティに代えて、最後の切り札デルピエロを投入する。
 僕は正直言ってこれでイタリアは負けたと思った。デルピエロを入れるのはいいけれど、代わりにトッティを引っ込めては駄目だろうと。少ない残り時間で是が非でも同点に追いつこうというのならば、疲れていたとしてもトッティの攻撃力は貴重な戦力だろう。二人を併用するくらいのスクランブル体制で勝ちに行かなくてどうする?
 確かにその時点では2位を争うクロアチアも負けていたので、そのまま終わっても2位で予選リーグを通過できる公算はあった。ただそんな他力本願な姿勢では、この先の決勝トーナメントで勝ち抜けるとは思えない。勝負あったかと思った。
 ところがこういう場面で力を発揮するのがヒーローってものだ。デルピエロの投入で突然イタリアの攻撃のリズムが甦った。お、なんだかいい感じになってきたぞ、これはもしかしたらと思っていたらば。
 残り時間5分の時点で右サイドから上がった鋭いクロスに、メキシコDFの間を切り裂く疾風のように突っ込んできたデルピエロがどかんとヘッド一発。同点、同点! いやあ、やってくれた。今日の彼は初戦とは見違えるような動きのよさだった。
 結局この一点が入った時点でゲームは終了したも同然だった。裏で行われているクロアチア対エクアドルは依然0-1のまま。残り時間を考えれば、クロアチアの逆転勝利は奇跡に近い。つまり両チームの決勝トーナメントへの進出はこれで決まったも同然。ロスタイムは4分あったものの、もうメキシコもDFラインでボールを回すばかりで前にボールを出そうとしないし、イタリアのFWも追う姿勢さえ見せない。場内にはブーイングが上がるが、そんなことはお構いなし。ここまで露骨な時間つぶしを見たのは初めてだった。結局レフェリーも待つだけ無駄と判断したようで、ロスタイム3分をちょっと過ぎた時点でタイムアップの笛が鳴った。
 とりあえずイタリアはグループGの2位で決勝トーナメントへの進出を果たした。僕はヴィエリとインザーギのツートップがキャラクター的に結構好きなので、イタリアが勝ち残ってくれてやはり嬉しい。前回3位のクロアチアの一次リーグ敗退は残念だけれど、今日の試合を見る限り、メキシコは1位抜けにふさわしい戦いをしていたから、残念ながら仕方ないと思う。メキシコってなんで毎回こうも妙な味があるのだろう。
 グループCはブラジルとトルコがともに快勝して順当に勝ちぬけを決めた。このグループは一次リーグ中では唯一波乱のないグループだった。日本が明日一次リーグを勝ち抜けば、対戦相手はこのどちらかだ。どっちにしても厳しそう。
(Jun 14, 2002)

チュニジア0-2日本

グループリーグH/2002年6月14日(金)/長居スタジアム/テレビ朝日

 日本代表、無事にグループ1位で決勝トーナメントに進出決定。まあ今日の試合は予想どおりというか。前の試合のあと、歴史的な勝利をあげたというのに、選手たちの態度はいたって冷静だったし、こういう今の日本代表ならば、余程のことがない限り、チュニジアには負けないだろうと思っていた。
 前半は日本が押しつつもほとんどフィニッシュまで持ち込めずに0-0で終了。トルシエは後半開始から二つのメンバーチェンジを行う。前の試合と同じだったスタメンから、柳沢を森島に、稲本を市川に交替(明神がボランチへ)。
 これがはまった。後半わずか3分にゴール前のこぼれ球に詰めた森島が先制ゴールを叩き込む。そして75分には市川のクロスから中田英がヘッドで追加点。この2点を守り切って日本代表が無敗のまま予選リーグを終了した。お見事。
 柳沢と稲本の交替の理由は定かではないけれど、かなり蒸し暑かったようなので、疲労に配慮したのかもしれない。二人とも別に出来は悪くなかった。ヤナギはこの大会初かという惜しいシュートを打ったし、稲本にもまたもやお前がヒーローかという場面があった。
 市川は2点目のアシストこそ決めたものの、それまではセンタリングの精度が低くていまいちだと思った。ただ彼が入ってから、前半はまったくなかった右サイドからの攻撃が頻繁になったのは、明らかに彼の貢献によるものだろう。とは言っても安定度的には明神の方が危なげないから、次もスタメンは明神だと見た。
 なんにしろ後半は中田英、森島、市川、そして鈴木の四人のコンビネーションがともてよかった。小野も今までで一番攻撃に絡んでいていい感じだった。見事なヘディングも見せたし。宮本のディフェンスは今日も切れまくっていた。戸田はイエローをもらわないで済み、次の試合も無事出れることになってなによりだった。あわやPKというプレーはあったけれども。
 今日も本当にみんながみんながんばっていた。その中でも一番すごいと思わされたのは、なんと言っても鈴木だ。なんだあの運動量は。先制点も鈴木の精力的なプレスから生れたものだし、得点こそ出来なかったものの、その貢献度はもう文句なし。恐れ入った。
 そうそう、最後7分ばかりだけれど、中田に替わって小笠原も出場機会をもらっていた。勝気な本人はあれくらいじゃ不満かもしれないけれども、ファンとしては嬉しい。
 日本中が大騒ぎしているのに比べると、僕の盛り上がりは地味なものだ。それでもやはり今日の勝利は嬉しい。これで来週もまた日本代表の試合が見られる。相手はトルコ。どんな試合になることやら。
(Jun 14, 2002)

ポルトガル0-1韓国

グループリーグD/2002年6月14日(金)/仁川文鶴競技場(インチョン)/日本テレビ

 この試合については、日本戦の祝杯でほろ酔い加減だったので、あまりちゃんと見ることができなかった。韓国の試合は前回もそんなだった。どうも日程に難がある。
 なんにしろ韓国はよく戦っていたように思う。相手が二人も退場になるという楽な展開(しかも一人目はジョアン・ピント)ではあったけれど、それも韓国の積極的なプレーがあったからこそだ。特に決勝点となったパク・チソンのゴールはまさに芸術的だった。
 いずれにせよこのグループでの1位抜けは見事だ。ただその結果1位になったことで、決勝トーナメントのひとつ目でイタリアと当ってしまうというのはどうなのかと思うけれど。まあそれはそれでちょっと羨ましい部分もあるからいいのだろう。
 それにしてもポルトガルは……。あの監督は駄目じゃないか? 勝たなくちゃいけない展開になってからどうしてDFを投入する? でもってルイ・コスタは結局使わずじまいで、最後の選手交替はヌノ・ゴメス(決定的なチャンスでシュートを空振り……)。あの展開で必要なのは中盤でボールをキープできるMFだろう。なんだかわけがわからない。
 ワントップというフォーメーションにこだわり、バティストゥータとクレスポを一度も一緒に出場させなかったアルゼンチンのビエルサ監督にしろ、勝たなくてはいけない最終戦でスタメンでシセを使わなかったフランスのルメール監督にしろ、今回の強豪国はどこも監督の人選に失敗している気がする。形式にこだわり過ぎて、流れをつかめない人たちばかり。特にポルトガルの監督は、こう言っちゃなんだけれど、見た目からして大監督の器ではないように思えた。
 ともかくこの結果、韓国は決勝トーナメント進出を決め、ポルトガルは一次リーグ敗退となった。実に今大会3度目の番狂わせ。この大会はではなにが起こってもおかしくない気がしてきた。日本は準決勝までいけるかもしれない。
 とりあえず花のあるチームがまたもや姿を消してしまったことを嘆くのはやめて、日韓そろっての決勝トーナメント進出に祝杯をあげよう。かんぱいっ。
(Jun 14, 2002)